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みのかも文化の森「中山尚子展」 [美術]

1月29日(日)、美濃加茂市の
みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアムへ
「中山尚子展 2002-2011」を見に行きました。
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中山尚子(なかやま ひさこ)さんは、岐阜県瑞浪市在住のイラストレーター。
ミステリー小説の装画(北村薫など)なども結構描いていらっしゃいます。
ダンナが以前仕事でお世話になったこともあり、展覧会最終日に出かけました。
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2002年からの10年間に制作された作品が並んでいました。

イラストの上に、透明なアクリル板にシルクスクリーンでプリントしたものを
かぶせて、二重のイメージを楽しむ《薫風》《満潮》シリーズ。

写真とのコラボレーションが新しいイメージを生む作品群

「浜辺の歌」「雪の降る町を」「かなりや」など、
日本のうたを題材にした《ココロノフルサト》シリーズ

そして近年取り組んでいる、絵と語りと演奏による舞台公演のためのイラスト
《よだかの星》《兵士の笛》

《兵士の笛》は、展覧会初日にイベントも行われたそう。
CD付きの絵本が売っていたので買ってしまいました。(2,000円)
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当初の予定ではクリスマスまでの展示だった、モロゾフのクリスマス商品の
パッケージやカード、カレンダーなども、好評につき最終日まで展示されてました。
いわゆる“お仕事”としてのイラストというか、他のイラストの色調とは
全く違っていて、あ、こういう可愛いイラストも描かれるんだって
ちょっと意外でしたが、細かいところまで凝って描かれていてさすがだなって。
クリスマスまではこの商品もミュージアムショップで販売していたそうで、欲しかったなぁ。

‥‥と、多くの作品があって、すごい、精力的に頑張っていらっしゃるんだなぁと。
最終日なので中山さんもいらっしゃって、ダンナのことも覚えていてくださいました。
イラストレーター仲間の方も来ていらして、結構興味深いお話を聞くこともできました。

みのかも文化の森は自然いっぱいの丘の上にあります。
美濃加茂市民ミュージアムがある建物。
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美濃加茂の自然、歴史、文化についての常設展示もあります。
(カニサイの模型が迫力!)

森の中には彫刻も点在しています。
佐光庸行(さこう ようこう)《水辺の風景》
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ゆるやかに波打つような白御影石が水の流れを感じさせます。
存在感のある石は「伊達冠石」だとか。

不安定な形がインパクト!
曽我孝司(そが たかし)《重力質 Froating Rain'96》
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養蚕を生業としていた民家をモデルに復元したという
まゆの家(生活体験館)
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典型的なこの地方の家ですね。懐かしい雰囲気。

奥に足踏みミシンが置かれています。
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古いテレビが!
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タイルのクド(かまど)
実家もこんなタイルのクドで煮炊きしてましたっけ。
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具象と抽象、石とワイヤーの組み合わせが面白い!
零駒無蔵(ぜろこま むぞう)《とらわれし人々の想い》
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自然の中でステンレスがキラキラ光っていて、
ちょっと福田繁夫の立体っぽい‥‥でも横から見たら全く違いますね。
原一史(はら かずふみ)《森と水の関係》
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みのかも文化の森のHP: http://www.forest.minokamo.gifu.jp/
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ブログ de ロジックギャラリー♪ [ゲーム]

寒い~! 雪が風にのってチラチラしてきました。
記録的な豪雪になっている地域もあるとか。
雪かき中の事故にはどうぞお気をつけて‥‥

さて1月も今日で終わり! 月末恒例の「ブログ de ロジックギャラリー♪」です。

レベルS のカラーロジック。出てきた画像はさすがきれい!
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ビードロを吹く女(喜多川歌麿)
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こちらもレベルS のカラーロジック
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ケロロ軍曹
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レベルS のモノクロロジック。
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アーニー&バート(セサミストリート)
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♪How to get to Sesame Street♪

12月の「ブログ de ロジックギャラリー♪」に間に合わなかったもの。
パクロスのページでジプリのキャラクターが登場となっていたので、
誰がでてくるかなって楽しみに解きました。レベルDです。
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シ―タ(天空の城ラピュタ)
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カラーロジック。なかなか派手で可愛い財布
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がまぐちさいふ
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息抜きにできるレベルA
今年の干支
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去年は卯年でした
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ウサギ
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ウサギといえば月
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三日月
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マンボウ
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ニンテンドーDS
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パクロスではパズルを解いてもらえるポイントで、
懸賞に応募できます。賞品にはニンテンドーDSなどもありますよ。
パクロス: http://www.puzzlegame.jp/
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伊太利厨房 Pio のモーニング [岐阜のグルメ]

1月26日(木)いつもの友人とモーニング。前々回に行ったラ・ヴィオレット
斜め向かいの店が雰囲気良さそうだったので行ってみることに。
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ステンドグラスの窓がいい雰囲気。
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カウンターの椅子もモダンなデザイン。
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私たちはテーブル席に座りましたが、
靴を脱いであがる部屋もありました。

モーニングは9:00~11:00で、400円で色々なドリンクから選べます。
私はブレンドコーヒー、友人はカフェオレを選びました。
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トースト、サラダ、茶碗蒸し(湯呑みの器で作ってあって結構量ありました)
みかんの半切りが店の名前入りのお皿にのってました。

友人のカフェオレのカップがモダン。
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灰皿にも店の名前が入ってます。

‥‥ただ、私たちが行った時は他にお客さんがいなくて、
カウンターにダンボールが置かれていたりして、ちょっと寂れたような雰囲気が
日替わりランチなどもやっているようなので、
ランチ時はまた違った印象かもしれませんが‥‥



関連ランキング:イタリアン | 切通駅細畑駅手力駅



タグ:モーニング
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お好み焼きとコーヒーの店ジョイガアデンのモーニング [岐阜のグルメ]

1月16日(月)いつもの友人とモーニング
名鉄鵜沼駅から東に、にんじん畑の中を通る道沿いの店。
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大きなメタセコイヤの木やヤシの木(?)が風格があって、
いい雰囲気の店だなぁって気になっていたんです。

お好み焼き屋さんかぁ‥‥って思ったけど、
モーニングもあるようなので行ってみました。

入口の風除室にも観葉植物がたくさん置いてあります。
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店内は広くて、いくつかのコーナーに分かれています。
入口北側はちょっと懐かしい喫茶店風。
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南側は、鉄板焼きができるテーブルが並んでいます。
(モーニングタイムはピンクのテーブルクロスがかかっています)
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窓からはメタセコイヤの大木や葡萄棚もある庭が見えていい雰囲気。
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ゆで卵、トースト、サラダがつく典型的なモーニングです。
ホットコーヒーの値段で380円でした。
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いろんな種類のお好み焼き、
サラダやデザート、コーヒーも付いたお値打ちなランチメニューなど、
食事のメニューもたくさんあるようです。



関連ランキング:お好み焼き | 鵜沼宿駅新鵜沼駅鵜沼駅



タグ:モーニング
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尾張温泉東海センター [旅行]

1月15日(日)愛知県蟹江町の尾張温泉東海センターへ行きました。
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温泉好きの我が家ではありますが、なぜそんなところに?

実は、このブログで毎月末の恒例としてアップしている
「ブログ de ロジックギャラリー♪」
パクロスのロジックパズルで出てくる完成画像をブログにアップして応募すると、
毎月10名様に全国共通ゆうえんち券3,000円分をプレゼントとのことなんですが、
応募者が少ないんですよね。なので毎月応募している私は、
2、3ヶ月に一度当選しちゃうんです!

パクロスの「ブログ de ロジックギャラリー♪」のページ:
http://www.puzzlegame.jp/logic_gallery/

なので結構ゆうえんち券がたまったんですが、このゆうえんち券、
使える施設はハッキリ言ってしょぼい。
全国共通ゆうえんち券のサイト: http://joqr-bkc.ecsv.jp/front/bin/home.phtml
近くの日本モンキーセンターも去年の9月30日に契約終了とかで使えなくなってしまったし。
おまけに有効期限まであるんですよね。6,000円分が今年3月31日までだったんです。

で、せっかくの金券、無駄にするのももったいないし‥‥と
ゆうえんち券が使える施設で、
尾張温泉東海センターの入場昼の部(演芸と温泉)というのがあったので
調べてみたんです。
尾張温泉のHP: http://owarionsen.co.jp/
高速を使えば40分くらいで行けそうだしと、ダンナ(ついでに息子も)を誘いました。

高速道路の乗り継ぎ、ETCもついていない私の車なので、途中の料金所でとまどいながらも、
蟹江ICで降りたらすぐでした。
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ちょっとレトロな雰囲気の大きな施設。
でも温泉はすごく良かった!
とにかく大浴場が広い!!
そしてお湯がすごくいいカンジ。

さすが、「源泉100%かけ流し」
「加水なし、加温なし、循環なし、添付なし」
とうたっているだけあります。日本名湯百選にも選ばれているとか。
この広~~い大浴場も毎朝お湯を抜いて入れ替えているとか!
どんだけ温泉の水量が豊富なの?ってカンジです。

体を洗う蛇口からも温泉、シャワーも温泉!
‥‥ただ、昭和の施設だなーって思うのは、洗い場が少ないこと、
岩風呂の雰囲気はいいんだけど、足元が危なっかしいと思えるようなところも。

全国共通ゆうえんち券が使えるのは演芸がついた昼の部だけなので、
(午前10時~午後3時まで 大人(中学生以上)2,000円、小人(4才から)800円)
せっかくなので2階の演芸ホールへ。
歌謡ショーや大衆演劇をやっています。
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広い客席で、舞台のすぐ前あたりには熱心に観劇する人もいましたが、
(最前列あたりは1席600円の特別席になっている)
後方はこんなカンジで、食べたり飲んだり、寝ていたり‥‥
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2階の食堂街。
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レトロな雰囲気で、私はこんな風情好きですが‥‥
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経営的にはどうなんでしょうね?
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席まで出前してくれるので、天ぷらと刺身の定食(1,000円)を頼んできました。
結構笑いの入った大衆時代劇を見ながらいただきました。
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歌舞伎なども昔はこんなふうに食べたりしゃべったりしながら見たのかなぁって。
昭和の娯楽を楽しんだといった休日でした。

尾張温泉東海センター、演芸の終わる午後3時からは、
温泉が大人600円、小人250円で入ることができます。

その値段なら、立ち寄り温泉としてもお値打ちですね(温泉はすごくいいから!)
3時から入ってくるお客さん多かったです。(名古屋からも近いですしね)

駐車場の一角にあったお稲荷さん
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手洗いの水も温泉でした。
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愛知県美術館「ジャクソン・ポロック展」の周辺 [美術]

1月8日(日)、愛知県美術館の「ジャクソン・ポロック展」を見て、
所蔵作品展の方も見ました。

入口に2点の藤井達吉の工芸品が。私、去年、初めて
碧南市藤井達吉現代美術館へ行って藤井達吉について知ったんですが、
愛知県美術館は藤井達吉から多くの作品や収集したコレクションの
寄贈を受けているそうです。

次の展示室(4)は近代日本画の名品
横山大観、菱田春草、速水御舟、前田青邨、上村松園‥‥そうそうたる
日本画の大家の絵が並んでいて眼福ですが、中でも
竹内栖鳳の《狐狸図》がすごい!!
六曲一双の金(?‥‥にしては落ち着いた色)屏風の右隻に狸が、
左隻に戯れる二匹の狐が描かれているんですが、毛並みなどすごくリアル。
バックの木などは水墨で一気に描かれているのに、すごく雰囲気が捉えられていて、
細かく描写するところと大まかなところの対比、そして空間の取りかた。
絵の上手さに驚嘆します。

展示室5は「20世紀の美術 ポロック以降の絵画を中心に」とのことでしたが、
入口付近に、私の好きな愛知県美術館の所蔵作品
ポール・デルヴォー《こだま(あるいは『街路の神秘』)》
グスタフ・クリムト《人生は戦いなり(黄金の騎士)》
が展示されていました。

最初に展示されていたジョアン・ミロの《絵画》
子供が描いたような線が詩的でいいなぁって見てたら、
隣で鑑賞していた親子
お母さんが「なんだろうねぇ、この絵は」って言うと、
女の子が「あのね、雲の中にお日さまと雨のところとあるの」って。
それ聞いたら、そんなふうに見えてきちゃいました。
いいなぁ、子供の感性‥‥

愛知県美術館には子供の鑑賞のためにミュージアムワークシートがあり、
穴が開いてたりの工夫が大人でも面白いです。例えば、
ジョージ・シーガルの彫刻《ロバート&エセル・スカルの肖像》
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(持ち帰ってきたワークシートをスキャンして加工しました)

展示室6は、テーマ展 水野勝規《ライトスケープ》
白い部屋に白っぽい映像が映し出されています。
一つは水辺の風景のようで、もう一つは丸窓からみえる霧に見え隠れする竹林のような。
なーんか癒される空間でした。床のカーペットには丸いクッションが置いてあって、
つい、座り込んでぼーっとしていたくなるような。

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水野勝規の作品は10階のロビーにも、中庭の風景をバックに窓に投影されていました。

展示室7は、愛知の作家の様々なスタイルの作品を、
展示室8は、小山冨士夫の陶器が展示されていました。
‥‥このあたり、ちょっと見疲れたのと、お腹が空いたのとで、
(遅めの朝食で、昼食は食べてなかった)レストランの方から漂ってくる
いい匂いが気になっていたんですが‥‥

美術館を出たところの看板に、ポロック展にちなんだNYスタイルのランチメニュー、
2,000円のところポロック展チケットの提示で1,500円ってあって、
こういうのに私弱いんです。愛知県美術館には何度も来ているのに、
ここのレストラン「ウルフギャング・パック」に入るのって初めてです。
前菜のサラミやハムがたっぷりのったサラダ
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チキンのグリル。焦げ目がワイルド。フライドポテトもたっぷり。
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デザートのチーズケーキ。なぜか抹茶のソースがあしらわれていました。
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たっぷりのコーヒーはおかわりできました!

窓からは黄昏ていく街の風景が見渡せて、いい雰囲気。
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眼も舌も贅沢した休日でありました。
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愛知県美術館「ジャクソン・ポロック展」 [美術]

1月8日(日)愛知県美術館の「ジャクソン・ポロック展」へ行ってきました。
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去年3月、愛知県美術館「カンディンスキーと青騎士展」へ行った時に
このチラシ(裏面は白)を見て、
「へー、東京より先にやるんだ、愛知県美術館頑張ってるじゃん」
って思ったんです。

愛知県美術館は学芸員さん頑張ってるなーって感じる美術館です。
学芸員さんがそれぞれの立場から書いている公式ブログが興味深いです。
「ポロックの足跡を訪ねて」という記事も良かった。
愛知県美術館[試験運用中]や館長のツイッターがあって、
時には業務連絡(?)のようなやりとりまであって興味深くフォローさせてもらってます。

それからこんなチラシも
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裏面のコピーがすごい。
アメリカのあるキュレーターは言った。
「まさか日本でこれほどのポロック展が計画されているとは!」
一生に一度の歴史的展覧会。
見なかったことを後悔してほしくない。


そして二つ折りのチラシの表面に使われているのは、
《インディアンレッドの地の壁画》
イランのテヘラン現代美術館が所蔵する作品で、評価額200億円。
所蔵後の海外への貸出は今回が初めてで、
政府による美術品補償制度の導入第1号として認定されたとか。
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中面ではジャクソン・ポロックの絵の変遷が美しくレイアウトされています。
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まぁ、こんなカンジで、ネットやツイッターでは「すごい!素晴らしい」って
評判なので、イマイチ興味がなかった画家なんですが、せっかく
愛知県美術館でやってるんだし、行っておこうかなって。

地下鉄「栄」駅にあった石井竜也さんのポスター。
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そうそう、NHKの日曜美術館でポロック展が紹介されて、
石井竜也さんが熱っぽく語ってましたね。

観覧料 当日一般1,400円のところ、チラシについていた割引券で1,300円になりました。
日曜日ですし、そこそこ鑑賞者は入ってました。結構子供づれも多かったです。
(中学生以下は無料で入れます)

で、感想ですが‥‥うーーん。美術史の節目の重要な画家なんでしょうが、
こんなんで絵を描いてもいいんだってのは当時の衝撃だったでしょうねぇ‥‥
でもやっぱり私には良さがよくわからないっていうか、
ポロックの絵よりも、参考資料として展示されていたものが面白かった。

もちろんその一番はポロックのアトリエの原寸大モデル!
塗料の飛び散った床面にポロックの足跡までついてる!
ここだけは撮影可だったのに、私はコートと一緒に鞄もロッカーに
預けてしまっていたのでカメラが手元になくてすごく残念。

そして、展覧会の最後に展示してあった、ポロックの家に飾ってあったという
抽象画の人ようにも十字架のようにも見える壊れた錨が印象的だった。
すぐ横に、ポロックが自動車事故で死んだ時に履いていた靴(ホンモノ!)と、
車のホイール、飲んでいたビール(これらは同型のもの)が展示されていたので、
この壊れた錨がよけい十字架のように見えて(白い壁にライトが当たって
よけい十字架のように見える)よかった。

日本にポロックが紹介された、1951年第3回読売アンデパンダン展の出品目録や、
ポロックの絵を表紙に使った『みづゑ』547号(1951年4月、第3回読売アンデパンダン展特集号)
も展示されていて、当時の日本に衝撃を与えただろうなって興味深かったです。

そして、美術館のロビーに展示されていた、
ストーン・ローゼスというイギリスのロックバンドのレコード・ジャケット
(撮影可だったのでロッカーから荷物を取り出してきて撮影しました)
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メンバーがポロックを尊敬していて、自ら描いたポロック風の絵をジャケットにしている。
ポロックをコピーしたのは、オリジナル作品をレコード・カヴァーに使う許可なんて
絶対に下りないだろう、って思ったからだそう。
‥‥私にはポロックの絵よりこのレコード・ジャケットの絵の方が洗練された雰囲気で好きかも。

ポロックよくわからないなぁー‥‥なーんて言いながら、結構楽しんでる?
愛知県美術館や学芸員さんの熱意がすごく感じられる展覧会です。

生誕100年 ジャクソン・ポロック展公式サイト: http://pollock100.com/
愛知県美術館: http://www-art.aac.pref.aichi.jp/
愛知県美術館公式ブログ: http://blog.aac.pref.aichi.jp/art/

愛知県美術館では所蔵作品展なども楽しんできました。
そのことは次の記事で。

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仏蘭西風洋菓子&喫茶ラ・ヴィオレットのモーニング [岐阜のグルメ]

1月5日(木)、初モーニングのお誘いがあり、ネットで見たこちらの店へ。
レンガ造り風のオシャレな建物。入口横にはケーキのショーケースがあります。
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喫茶スペースは広々として、洋風のアーチ型の窓が印象的です。
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(デジカメを忘れていってしまったので、iPhoneで撮りましたが、
 広角のデジカメならもっと広々とした写真が撮れたのにと残念‥‥)
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壁には外国の風景写真や油絵や名画の複製などが飾られていました。
外国の風景はお店の方が行って撮影されたらしいですが、
ポーランド、ルーマニアなどの東欧、旧ソ連のリトアニアとか、
ちょっと珍しい街の風景写真などもあって興味深かったです。
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モーニングのメニューは、
ベーコンエッグ、サラダ、トーストと飲み物(コーヒー・紅茶・ミルク)の
Aセットが600円
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スクランブルエッグ、サラダ、トーストと飲み物(コーヒー・紅茶・ミルク)の
Bセットが550円でした。
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私はAセット、友人はBセットを注文しました。
モーニング“サービス”ではなくて、モーニング“セット”なんですね。

卵2つのベーコンエッグ、卵の焼き加減がとてもよかった。
サラダのレタスもシャキシャキしてドレッシングも美味しかったし、
トーストだけでなくジャムが練りこんであるパンのスライスもついてて、
しっかり「朝食」ってカンジ。お皿も素敵。
そして、コーヒーがまた美味しかった!
あまりコーヒーの味の区別つかないし、そんなに喫茶店に行っているわけじゃない私が
言っても信頼性はないでしょうが、今までのコーヒーのベストの部類に入ると思った、
私好みのコーヒーの味でした。

私たちはテーブルにモーニングセットのメニューしかなかったので、
それを注文したのですが、後から入って来られた方は、
コーヒーとだけ注文されたようですが、小倉がいっぱいのったトーストがついていました。
(モーニングは11時まで)

ケーキ屋さんなので、ショーケースから好みのケーキを選んで
ケーキセットにでき、その場合は飲み物は300円になるとのこと。

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美味しそうなケーキが並んでいた(あまり数は多くない)ので、
つい買ってしまいました。330円と350円でした。
手前のチーズケーキ、濃厚なチーズの味が美味しかったです。



関連ランキング:喫茶店 | 切通駅細畑駅岐南駅



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奈良 猿沢池と興福寺 [旅行]

2011年12月18日(日)、奈良県立美術館で「磯江毅=グスタボ・イソエ」展を見て
せっかく奈良まで来たのだから、どこを観光して帰ろうかと。
今までフリーで奈良へ来たことはなかったんですよね。

奈良県庁の建物は屋上の塔のようなデザインが印象的です。
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へー、これはアンテナなんですか、無骨なアンテナがむき出しにならずにいいですね。
平日なら屋上は展望台として開放されているとか。

とりあえず何か食べたいと、興福寺を横目で見て、
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五十二段の階段を降りて、猿沢池の方へ。
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猿沢池のほとりに「名代うどん・そば」というのぼりを発見。
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ちょっとレトロな、いい雰囲気の店
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看板に「うどん定食800円」とあったので、お値打ちと注文。

揚げ玉ののったうどんと五目御飯、ひじきの煮付けと漬物がついてました。
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猿沢池が見渡せる素敵な席でした。
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猿沢池をぐるりと散策
興福寺の五重塔が池に映る風景は絵はがきなどの定番ですね。
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有名な割には意外と小さい池だなって思ったんですが、
Wikipediaによれば、
興福寺が行う「放生会」の放生池として、天平21年(749年)に造られた人工の池」だそう。
伝説もたくさんあって、
猿沢池のほとりにある釆女神社(うねめじんじゃ)は、帝の寵愛が衰えたことを嘆き悲しんで入水した釆女を慰めるために建てられたという。
‥‥ちょっと入水するには浅すぎるんじゃないかって思うんですが。

興福寺に戻り、東金堂を拝観。(国宝館との共通券を購入。800円でした)
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内部の須弥壇には薬師如来を中心に、文殊菩薩と維摩居士(ゆいまこじ)、
日光・月光菩薩、そしてそのまわりを十二神将と四天王が取り囲んでいます。

薄暗いお堂の中、ひしめきあって並んでおられます。
文殊菩薩も維摩居士も十二神将も四天王も国宝って書いてあるけど、
こんなフツーに並べてあっていいのかしら‥‥って思うくらい。

東金堂の横の五重塔
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東金堂の北にある国宝館
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ここには仏像のスーパースター(?)阿修羅像がいらっしゃいます!
東京国立博物館や九州国立博物館の阿修羅展に何時間もの入場待ちの列ができたって
ニュースは記憶に新しい‥‥と思ったら、2009年だそう。もう3年近く前のことですか。

新しい建物なので‥‥と言っても、昭和34年(1959)に鉄筋コンクリート造りの
耐火式宝物収蔵庫として建てられたそうなので、もう50年以上前になるんですね。
でも内部はとてもきれいで明るいので、仏様をお近くで見ることができていいです。
(東金堂は薄暗いので、十二神将など、よく見えないんですよね)

やはり阿修羅像は素敵でした。ほっそりとした体と長い腕。なんといっても
お顔が‥‥美少年ですし、なんともいえない表情をしておられますね。

私、小学校の修学旅行が京都・奈良で、興福寺も来たのか、
阿修羅像も見たような気もするけど‥‥って友人に聞いたら、
「ちゃんと見たわよ。私、体は細くていいって思ったけど、
 顔が思ったよりふっくらしているのが不満だった」とか。
私は大仏や鹿はさすがに覚えてるけど、あとはドリームランドくらいしか記憶にない。
(奈良のドリームランド、2006年に閉園したそうですね。)
まー、小学生なら仏像に興味がない方が普通ですよね。

今は仏像、いいなって見られるようになりましたが。
八部衆の像もそれぞれ素敵ですね。幼さの残る沙羯羅(さから)、
額に第三の眼をもつ緊那羅(きんなら)、鶏頭の迦楼羅(かるら)‥‥
興福寺は度々火災に遭ったそうですが、よく現代まで残ってくださったことか。

仏像のこと、もっとよく知りたいと売店でこちらの本を買いました。
「もっと知りたい 興福寺の仏たち」
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もっと知りたい興福寺の仏たち (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたい興福寺の仏たち (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 金子 啓明
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本


CGで阿修羅像を説明していた映像も興味深かったです。

国宝館を出たら、初冬の日はもう暮れかけていて、
再建中の中金堂の前を通り(平成30年落慶予定とのこと)
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南円堂、
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三重塔、
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北円堂(工事の囲いの隙間から撮った画像)の前を通って、
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ひがしむき商店街の「せんとくん」と「まんとくん」
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近鉄奈良駅の「せんとくん」
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奈良名物の柿の葉寿司を買って帰りました。
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奈良県立美術館「磯江毅=グスタボ・イソエ」展 [美術]

師走も半ばを過ぎた12月18日(日)
奈良県立美術館「磯江毅=グスタボ・イソエ」展へ行ってきました。
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チラシ表面に使われているのは《深い眠り》1994-95年 の部分

2011年7月24日に放映されたNHK「日曜美術館」のアートシーンで、
練馬区立美術館の「磯江毅=グスタボ・イソエ」展を取り上げていたのですが、
写実と一言で言えない、なんとも静謐な雰囲気がとても素敵で印象的でした。

わー、こんな日本人作家がいたのね、53歳で急逝したなんて惜しまれること。
行きたいけど、東京じゃねぇ‥‥って見てたら、
巡回展が奈良県立美術館であると。奈良か‥‥修学旅行とかツアーバスで
お寺は行ったことあるけど、東京よりは行きやすいかなって心に残ってたんです。

岐阜県美術館(?)に行った時にチラシを手に入れて、
ますます行きたい気持ちが募りまして、奈良県立美術館の場所や、
交通機関を調べたりして、新幹線などの有料特急使わなくても、
東海道線で京都まで行き、近鉄を利用すれば、3時間位で行けるから、
休みの日曜日に行っちゃおうかなって思ったんですが、
ついつい‥‥やることがあったり、疲れてたりで‥‥あーやっぱ行けないかしら
って、あきらめかけたんですが、展覧会最終日の12月18日(日)
ついに決心して出かけました!

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奈良県立美術館は、近鉄奈良駅から徒歩5分位。
奈良県庁のすぐ裏の便利なところにあるんですね。
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チラシに割引券がついていて、一般1,000円のところ800円になりました。

チケットに使われているのは《新聞紙の上の裸婦》1993-94年 の部分
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美術館の外には、え?と思った程人が見当たらなかったのですが、
展示会場にはそこそこ鑑賞者が入っていました。

若き日の自画像に続いて模写作品が何点か並び、そして
《シーツの上の裸婦》1983年(チラシ裏面下段中)
古典絵画を思わせるような優美な裸婦でとても素敵でした。
初期の代表作ですね。

チラシ裏面
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日本の浮世絵は西洋の画家に衝撃を与えましたが、
浮世絵を見慣れていた日本人には、西洋の絵はその立体感、
写実性が衝撃だったのではないでしょうか。

三次元の世界を二次元の平面に写す。
そんな西洋美術の伝統を学び、本場で認められた画家。

小学生が「スゲー」と感心する絵はホンモノそっくりに描かれた
リアリズム絵画ですよね。私もそんなとこが残っているのか、
タッチの荒い印象派より優美なルネサンスの古典的な絵画が好きだったりします。

写真技術が発達した現代において、写実絵画に意義があるのかってことも
言われますが、磯江毅の絵を見れば、明らかに写真以上の存在感のようなものが
絵から感じられるのがわかります。

《鮭“高橋由一へのオマージュ”》(チラシ裏面上段左)は、
鮭に縄がかけられているんですが、縄のところの板が毛羽だっていて、
この縄はホンモノなのか描かれているのかわからなくなるんです。
多くの人が絵を横から見て、本当に平面なのかって、目を凝らしていました。

鶉を描いた作品(チラシ下段左)や、皮をはがれたウサギを描いた作品――
スペインの市場ではそんなふうに肉を売っているそうですが、
なんでこんなものを描くのかなって思いましたが、
奥様のコメントに、モデルは気味悪かったのに、
できあがった作品は美しいと感じたってありましたが、
ほんとうに、不思議に美しい作品で、
「生」と「死」について考えたりしました。

亡くなった年の2007年に描かれた《鰯》(チラシ中段左)
白い皿(窓からの光が映りこんでいます)に朽ちた鰯の絵がまたすごい。
生あるものはいつかこんなふうに朽ちる‥‥、
存在の不思議さ、崇高さまで感じられるような作品です。

豊田市美術館「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」
とてもリアルな静物画を見て感心したんですが、
いろいろなものが画面からあふれんばかりに描かれているんですよね。
磯江毅の静物画は描かれているものがすごく少なくて、
ピーンと張り詰めたような、ストイックな雰囲気が感じられるんです。
これって日本的な感性なのかなぁとか。

磯江毅がマドリードのプラド美術館で模写の対象として選んだのが
15世紀フランドル派ヴァン・デル・ウェイデンと
ドイツの画家、アルブレヒト・デューラーの作品だったそう。
スペインを代表するベラスケスやゴヤではなく、フランドル派の作品を
模写するというあたりに磯江の感性があるんでしょうね。

描かれている葡萄は、どれもちょっとしなびているんですよね。
鶉の肉も、同じようなものを買ってきて交換して描いたとのことだけど、
個体差もあるだろうし、日が経てば変化するだろうし、
そんなことをどのように見て描いたのか‥‥って。

奈良県立美術館の2階のいくつもの部屋に(この展覧会以外の展示はしてなかった)
磯江の初期から絶作までの代表作約80点が展示されており、
ところどころに奥様のコメントが添えられているのも興味深かったです。

《シーツの上の裸婦》では、モデルは画学生で、安く協力してくれたとか、
死んだ鳥を描いた絵では、日本で描いたらウジがわいてしまったとか。

そして特別展示として、1階の部屋にデッサンがたくさん展示されていましたが、
とても興味深かったです。

磯江毅は私より3歳上ですが、
スペインへ行く前の大阪時代に描かれたデッサンを見て、私が美大受験のために
デッサンを習っていた頃を思い出しました。あの頃の石膏デッサン、面で空間を
とらえるようにって指導されましたねー。

そしてスペインへ渡り、マドリードのデッサン研究所で学ぶんですが、
そこでは「日本のデッサンとはまったく違う方法」を体験したとのこと。
それは「マンチャ(汚れ)と呼ばれる、木炭を木炭紙の目がつぶれるほど布や擦筆、ときには羊の膀胱を乾燥させたものなどを使ってこすり込んでいくスペイン式デッサン法で、先生の助言は単純明快で、似ているか似ていないか、長いか短いかといったことだった」そう。

そうかー、私はあの頃の石膏デッサンの方法が絶対的なものだと思ってたけど、
スペインでは全く違った方法でやってたんだ‥‥って。
もちろん私がスペイン式デッサンを学んだとしても、デッサンが苦手なことには
変わりなかったろうと思いますが‥‥「もっとよく観なさい」ってよく言われてました。

でもスペインへ渡ってからの磯江のデッサン、すごく上手くなってるのがわかります。
裸婦デッサンやクロッキーなどもすごいレベルだなって。

そして、画家として大成したと思われる50歳(2004年)になって、
マドリードの美術解剖学の講義に出席して、筋肉などのデッサンをしている。
学ぶ姿勢が素晴らしいなって感じました。

つくづく早世が惜しまれます。

奈良県立美術館のHP: http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-11842.htm
過去の展覧会の「磯江毅=グスタボ・イソエ」のページ
 http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-26379.htm

A4四つ折の結構立派な出品目録や略年表のついたパンフをもらったので、
図録は高かったこともあって買いませんでした。
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