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清須市はるひ美術館「アルフォンス・ミュシャ デザインの仕事」展 [美術]

8月18日(木)、清須市はるひ美術館へ
「アルフォンス・ミュシャ デザインの仕事」展を見に行きました。
mucha-haruhi.jpg
ミュシャの絵を使った華麗なチラシが素敵です。

 アール・ヌーヴォーの代表的芸術家として知られるアルフォンス・ミュシャ(1860-1939)。 19世紀末から20世紀初頭にかれて、フランス・パリやアメリカ、故郷のチェコで活躍した彼の画業の多くを占めるのは、ポスターをはじめとするデザインの仕事です。当初は歴史画家を目指して画塾で学んでいたミュシャですが、生計を立てるために雑誌の挿絵を手がけるようになったことから、グラフィックデザインの領域に足を踏み入れます。ポスター画家として華々しくデビューした後には、パッケージやカレンダー、メニュー表、食器、ジュエリー、室内装飾などデザインのあらゆるジャンルに才能の幅を広げ、一世を風靡しました。
 本展では、アルフォンス・ミュシャによる商業デザインに焦点を当て、「ミュシャ・スタイル」と呼ばれる独自のモチーフ使いや画面構成、制作プロセスなどにも迫ります。ベル・エポック(良き時代)の街並みや人々の暮らし彩りを添えたミュシャの作品の数々をお楽しみください。

(チラシ裏面の文章)
mucha-haruhi-2.jpg

私は少女マンガやデザインから美術に入っているので、
ミュシャの甘美で華麗な世界はもちろん好きです。
あまりに人気がありすぎて「好き」って言うのが恥ずかしいくらいですが。

今までもミュシャの展覧会には行ったことがあります。
大学3年生だった1978年(昭和53年)、八王子のアパートにいましたが、
新宿の伊勢丹で開催された アルフォンス・ミュシャ展を見に行きました。
‥‥図録をあらためて読んだら、これが日本で初めてのミュシャの単独回顧展
だったそうですね。ミュシャの子息ジリ・ミュシャ氏(1915-1991)の協力で、
図録にはジリ・ミュシャ氏の「父・ミュシャの芸術について」という文も
載っています。(だいぶ年の離れた親子ですね)
mucha1978.jpg
1978年のミュシャ展図録と、美術手帳1978年6月号
新宿・伊勢丹で1978年6月8日(木)~17日(土)‥‥え?!会期短いww
その後、大阪・梅田近代美術館、熊本県立美術館、札幌そごうで開催とのこと。

それまでにも、ミュシャの絵は見たことがあっただろうけど、
まとまってミュシャの作品を見て、自分の趣味のルーツ(?)を
見つけたような気がしました。わー!! 私はこういう絵が描きたかったんだと
マネして描いてみたりしてましたっけ。
展覧会で、図録だけでなく、ポスターも買って、
当時のアパートの部屋に飾ってたことを思い出します。

甘美な女性像だけでなく、デザインを学んでいた私は、
ミュシャの花をモチーフにした装飾文様もすごく素敵だなと。
(アール・ヌーヴォーや、ウィリアム・モリスのデザインが
 好きだったんです)

ミュシャについての本もたくさん持ってます。
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2013年(平成25年)9月7日(土)~10月14日(月・祝)に
松坂屋美術館で開催された
「知られざるミュシャ展
 ―故国モラヴィアと栄光のパリ―」
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ミュシャの祖国チェコの個人コレクション(チマル・コレクション)を
中心とした展示で、
ミュシャが1894年、サラ・ベルナールの《ジスモンダ》のポスターで
一躍脚光を浴びる前の、素描や挿絵、天井画のデザインにはじまり、
「ミュシャ様式」と呼ばれた華麗なポスターはもちろん、
チェコへ帰ってからの、《スラヴ叙事詩》のための習作や、
新生チェコのためにデザインした紙幣、切手、そして写真なども展示されて
とても興味深い展覧会でした。(ブログに感想が書けてないですが)
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(チラシ内面左ページ)

mucha2013-3.jpg
(チラシ内面右ページ)

mucha2013-4.jpg
(チラシ裏面)

(この展覧会は、2013年3月1日(金) 美術館「えき」KYOTO に始まり、
海の見える杜美術館、福井市美術館、松坂屋美術館、そごう美術館、
岡山シティミュージアム、パラミタミュージアム と巡回しました。)

なので、ミュシャは好きだけど、展覧会や本で知っているし、
こじんまりした清須市はるひ美術館で、どれほどのモノが
展示されてるのかな? なんて、ちょっと見くびっておりました。

清須市はるひ美術館には1度だけ行ったことがあります。
清須市はるひ美術館「曲面絵画ブライアン・ウィリアムズ展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2012-12-30

でも、はるひ美術館、開館時間が午前10時~午後7時まで
ってのは、私のように朝が弱い人には助かります。
この日も、パート休みだったので
あいちトリエンナーレも始まってるけど‥‥なんて思ってたんですが、
まぁ、いろんな雑用でズルズルと‥‥
3時頃にやっと、今からでも清須市はるひ美術館なら行けるなって。
我が家から車で1時間くらいで行けます。
(ここは車でないとなかなか不便な場所ですね)

チラシについていた割引券で、一般観覧料800円が50円引きの750円になりました。
(高大生は600円の観覧料が550円になります。中学生以下無料)

奥の展示室2から見てくださいと言われて行くと、
《ジスモンダ》に始まり(ただこれは1895年制作のアメリカ・ツアーのものだそう)
《ジョブ》《モナコ・モンテ=カルロ》など、
タイトルを知らなくても、ミュシャの代表的なポスターが並んでいます。
やはり、画集で見るとは違い、この大きさは迫力。
そして、驚いたのが、展示されている作品、ほとんどが
個人コレクションなんだそう!!

作品リストで数えたら、
箱根ラリック美術館が1点
OGATAコレクションが58点
OZAWAコレクションが19点
KATOコレクションが4点 の82点が展示されていました。

そのせいなのか(?) 額もとても素敵!!

展覧会のイベントとして、
オープニング記念トーク「コレクションの愉しみ」
本展に出品いただいたミュシャ・コレクターの一人、 尾形寿行氏にミュシャの魅力や蒐集のエピソードについてお聞きします。

ってのが初日の6月25日(土)にあったそう。うわー、聞きたかったなぁ!!

《パリ万博 オーストリア館》1899年 のポスター
(この作品だけ箱根ラリック美術館蔵)について
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「双頭の鷲をバックにしたオーストリアを象徴する女性のベールを
パリを象徴する人物が持ち上げている」って
(あくまで私が覚えていることですので正確でないかもしれませんが)
説明には、あ! そういうことだったのね!! って。

《セントルイス万博》1903年 のポスターには、
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女性がアメリカ原住民と手をつないでいて、円の中に小麦や
工業製品を表す歯車、製図用具などがデザインされたものが描かれ、
下の文ではパリからセントルイスまでの行程も説明されていると。
今まで、華やかな女性ばかり見ていて、そういう細かいことに
気がつきませんでした。
(画像は私が持っている1978年のミュシャ展図録より)

《黄道十二宮 ラ・ブリユム誌のカレンダー》1896年
(チラシ裏面左上) は、
ミュシャを代表する女性の横顔が描かれた絵ですが、
カレンダーの絵としても使われていたんですね。
日付の文字が細かすぎて実用的ではないでしょうが、
今でも絵を楽しむカレンダーは多いですものね。

そして装飾パネルのコーナーでは、
《四季》1896年 の4枚組、

《四つの花》1897年 の4枚組などが展示されていました。
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当時、4枚組40フランで発売されたそうです。
当時の1フランは、今の1000~2000円程度ってことで、
それなら、庶民にも手が届く値段だったのでは?
私でもちょっと気張って買っちゃおうかなって思うお値段!

そして、書籍・雑誌のデザインやメニュー、
お菓子のパッケージなども展示されていました。
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(私が持っている洋書の写真)

ミュシャの絵を使ったポストカードは
展覧会のショップとかでもたくさん売られていて、
今でも人気がありますが、
当時も、リトグラフで制作されたポストカードが作られていたそう。
《ジャンプノア社ポストカード(1月~12月)》1900年
(この絵を使ったのが、今回のチラシ表面)

きっと当時のミーハー少女たちがあらそって買ったのでは?

と、ミュシャらしい華やかな作品が並ぶ展覧会を、
ほぼ独り占め状態でゆったり見られたのは良かったというか、
ちょっと申し訳ないような気も。
この「アルフォンス・ミュシャ デザインの仕事」展は、
2016年6月25日(土)~9月25日(日)まで。

清須市はるひ美術館: http://www.museum-kiyosu.jp/

こじんまりした美術館ですが、今回の展覧会では、
ショップもなかなか充実していました。
もちろん今回の展覧会の図録はありませんが、
ミュシャの本や関連本が並んでいました。
私は、ミュシャの本はいくつか持っているからなーって見てたんですが、

海野弘「ヨーロッパの装飾と文様」って本がすごく気に入って
買ってしまいました。2,300円+消費税で2,483円
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装飾文様の歴史―エジプトからギリシア、ケルト、ビザンチン‥‥
アール・ヌーヴォー、アール・デコまで―や、
装飾文様の形―幾何学文様、植物文様、動物文様など―の例が
ぎっしりと収録された、ヨーロッパの装飾文様の事典のような一冊。
目くるめくように美しい装飾文様がとても素敵!!
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ヨーロッパの装飾と文様 [ 海野弘 ]
価格:2484円(税込、送料無料) (2016/8/28時点)




楽天ブックスにあったミュシャの本



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もっと知りたいミュシャ [ 千足伸行 ]
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ミュシャ作品集 [ アルフォンス・マリア・ミュシャ ]
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ミュシャの絵を使ったクリアファイルやポストカード、
バッグなどもありました。

楽天市場にもいろいろありますね。



ゴンチャロフのチョコレートも買ってしまいました。
もちろん缶が目当てです。
税込1,200円
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2階には、記念撮影コーナーもありました。
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--オマケ--
清須市はるひ美術館の周辺にはポケモンGOの
ポケストップ4つとジムがありましたよ!
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ポケストップ
・はるひ夢の森公園(ポケストップの名称は違っているかも)
・清須市立図書館
・清須市はるひ美術館もポケストップになっています
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 もうすこしカッコイイ写真を使ってほしいですねぇ。
 広場の観覧席と一体となった建物です。
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・はるひ夢の森公園時計塔
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 「愛知の伝統野菜35品目」にも選ばれた宮重大根をモチーフにした時計塔
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展覧会を見る前と見た後で、しっかりアイテムゲットできました!!

そしてジムが
・宮重大根のモニュメント
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ただ、ちょっとウロウロしたけど、ポケモンはゲットできなかったなぁ‥‥
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ポケモンGO! 岐阜公園 [ゲーム]

7月31日(日)、たまたま加藤栄三・東一記念美術館の招待券を
もらって、岐阜公園へ行ったんですが、

加藤栄三・東一記念美術館「鵜飼を描く」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-08-15

岐阜公園がいつになく賑わっていて、アレ? 今日何か
イベントやっていたかな??って。
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7月22日(金)に日本国内配信開始となり、大人気で、
様々な社会問題も引き起こしている「ポケモンGO
実は私もダウンロードしていたんです。

ポケモンGO: http://www.pokemongo.jp/

ポケモンGOに関するいろんなニュースが報じられたり、
ツイッターで情報が流れてきたりする中、
ポケモンにあまり興味のない私は
(ポケモンのキャラクターで知っているのはピカチュウくらい)
ふーーん‥‥ってカンジだったんですけど、
ポケモンGOのダウンロードが無料でできるってことを知って、
(えー!? じゃ会社は何で儲けてるの??)
どれどれ?ってダウンロードしてインストールしたのが7月29日(金)

‥‥しかし、こうやって書いてると、いかに私が
「無料」って言葉に弱いかわかって、なんだか恥ずかしいですが。

最初はポケストップでアイテムを手に入れる方法さえ知りませんでした。
わりと近くにポケストップはあったんですが、
「ポケストップへ近づいてください」ってあるので、
行ってみても、中央の写真を回すことを知らずに、
「えー?! 何が起こるの??」ってウロウロしているうちに、
スマホが振動するので、ポケモンを見つけてボールを投げて‥‥
(ボールをポケモンに当てるの、なかなか難しいですね)
やっとポケモンをゲットして満足して帰ってきてしまったり。

さすがに岐阜公園に行った時には、写真を回すことを覚えてましたよ。
ポケストップで、たまたま画面を触っていたら、
真ん中の写真がぐるぐる回ってボールとか出てきたので、
あっ、ポケストップってこういうことだったのか!って。
でもまだレベル5になってなかったので、ジムには入れなかったんです。

岐阜公園総合案内所の門と「若き日の織田信長像」
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ポケモンGOの画面だと、ジムがありまーす!
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(私が最初にダウンロードしたポケモンGOの画面って、
地図の道がちゃんと表示されなかったりして、ちょっとおかしかったんですよね。
何も知らなかったものだから、ゲームだし、こんなモンかって思って
プレイしてたけど、バージョンアップしたら、きちんと表示されるようになって、
あらちゃんと現実の地図なんだって。

ついでに書いておくと、そのアップデートもトラブルがあって‥‥
8月4日(木)いつものようにポケモンGOをやろうと起動したら、
「最新バージョンに更新しますか?」って出て、
選択肢が更新するしか選べないのでOKしたら、
「Test Flight」ってアプリのインストール画面に行くんだけど??
なんでこんなアップデートしなきゃいけないの?と腹立って、
もうこのゲーム削除しようかなって思ったけど、ネットで調べたら、
App Storeからアップデートすればいいってことでした。)
公式サイトのお知らせ: http://www.pokemongo.jp/topics/9/

岐阜公園にはポケストップもいくつかありました。

「瞑想の小径」
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金華山への登山道の入口に立つ看板
いくつかある金華山への登山道では比較的ゆるやかで長い道で、
昔一度登ったことがありますが、瞑想をする程の余裕はなかったですね。
特に最後の岐阜城へ上る坂がキツかった。
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なんどか岐阜公園に来てるんですが、こんな像があるなんて知りませんでした!!
「母は尊し」
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うーーん、どんないわれがあるんでしょうか??
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ロープウェー乗り場の前にある「岐阜公園句箱」
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アイテムをゲットしていたら、ポケモンがあらわれました!
私はポケモンの名前とかレアかどうかとか全く分からないので、
ポケモンがあらわれるだけで喜んでいたんです。
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で、岐阜公園すごく出る~!!って気づいて周囲を見たら、
ポケモンGOやってる人がたくさんいるじゃないですか!!
今日こんなに岐阜公園が賑わっているのは、
ポケモンGOのせいなんだって、やっと気がついて、
あらためて世間でのポケモンGOの人気を確認したワケです。
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だって、私の周囲ではやってる人そんなにいなかったものですからww
(付き合う人の年代が違うww)

面白いアプリですよね。私の息子はポケモンより少し早い世代で、
ドラクエやファイナルファンタジーに夢中になっていました。
(あの頃のゲームソフトって高かったですよね。クリスマスなどに
ねだられるんですが、1万円近くて‥‥ゲーム機本体はもっと高いし、
家計が大変だったです)
私も息子がいない間に少しプレイしましたが、
画面の中で自分が主人公になって物語が進む感覚、面白いなぁと。
「ポケモンGO」では、それが現実世界になったわけですものね。
わざわざ「ポケモンランド」なんて作らなくても、
世界中がポケモンランドになっちゃったと。

ポケモンの知識がない私でも、AR画面に現れるポケモンたち、
可愛いなぁって。
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それに、ポケストップには、地元に住んでいても、へー、
こんな場所あったんだって再認識するような場所もあって、
我が家の周囲では、神社とかがポケストップになっているのが多くて、
私はポケモンにひかれて、お正月以来の神社の参拝をしましたよ。
うん、このアプリ、意外と高齢者にいいかもしれない。
もう少し気候が良くなったら、ポケモン探しのウォーキングしようかなって。
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ま、人でごった返す都会でこのゲームをやられると迷惑だってのも
わかります。歩きスマホも危険だし、突然立ち止まられるのも迷惑。
自転車、まして車の運転をしながらなんて論外です。
私も「いいトシをしてみっともない」なんて言われないように、
せいぜい気を付けて遊ぼうと思ってます。

ポケモンGO 公式サイト: http://www.pokemongo.jp/
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加藤栄三・東一記念美術館「鵜飼を描く」 [美術]

7月31日(日)、ギャラリー小さい家「妄想ファッション」展
行ったことは前記事に書きました。

美術展などのチラシが置いてある中に、
加藤栄三・東一記念美術館の招待券があったんですね。
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岐阜市出身の日本画家である
加藤栄三(1906-1972)・加藤東一(1916-1996)兄弟の作品を
多く収蔵するこじんまりした美術館(岐阜市歴博物館の分館)は、
岐阜公園のロープウェー乗り場の横にあります。

ギャラリー小さい家からも近いので、帰りにちょっと見て行こうと。
岐阜公園の駐車場に停めて行くと、
岐阜公園がいつになく賑わっていて驚いたんですが、
そのことは次の記事で。

今回の展示は、加藤栄三・東一の絵を中心に展示している第一展示室が
「加藤栄三・東一 鵜飼を描く」

地元の画家の企画展などをしている第二展示室が
「それぞれの画家の心に映った それぞれの鵜飼」
どちらも、6月28日(火)~9月19日(月・祝)の展示です。

岐阜といえば「鵜飼」
岐阜出身の加藤栄三・東一画伯も、
鵜飼をモチーフに多くの作品を描いています。

チケットに描かれている鵜飼、どちらの画家が描いたのか、
私にはよくわかりませんが(東一かな?)、このタイプ(?)の絵
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‥‥金華山をバックに川面に映る鵜舟の篝火‥‥人気があるんでしょうね。
銀行や公共施設などでも見たような気がします。
(複製や版画などもあるんでしょうが)
今年1月にぎふメディアコスモス「色即是芸」展で、
後藤紙店(画廊)のブースに、こんなタイプの
加藤東一の鵜飼の絵が展示してありました。

チラシ表面上に使われているのが、加藤栄三《篝映》
そして、裏面の、モノクロで印刷されていますが、上右が
加藤東一《総がらみ》
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第二展示室にあった久芳道信《鵜飼》(チラシ裏面中段左から2番目)も
同じような構図で描かれています。

岐阜出身の日本画家・長縄士郎《長良川》(チラシ表面下右)
鵜飼をバックに、ほぼ等身大に描かれた舞妓さん
(実際にはこんな場面はないですが)が華やかでさすがです。
やはり「色即是芸」展の後藤紙店のブースで、日展出品作って、
鵜飼観覧船に舞妓が2人描かれた絵を見たっけ。

鵜飼の観光ポスターも並んでいたのが、興味深かった。
チャップリンが描かれているポスターは印象に残っているなぁ。
(チャップリンは、1936(昭和11)年と1961(昭和36)年の2度来岐し、
鵜飼を観覧したそう)

観光客も多く訪れる岐阜公園の中にあって、
岐阜らしい鵜飼の絵の展覧会で、観光の一休みにもいいですよね。
入館料も高校生以上300円とリーズナブルですし‥‥ま、私も、
招待券をもらわなかったら、なかなか見に行ってないか。ハハハ‥‥
おかげでゆったりと鑑賞できて良かったんですけど。


加藤栄三・東一記念美術館:
http://www.rekihaku.gifu.gifu.jp/katoukinen/katouindex.html

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ギャラリー小さい家「妄想ファッション」展 [美術]

7月31日(日)、ぎふメディアコスモス「みんなのアート」展の後で、

ギャラリー小さい家へ行きました。
岐阜の町家を改装したギャラリーのオープン3周年を記念した
「妄想ファッション」という企画展示がこの日まででした。
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1階の和室には、鏡が置かれ、その横にぶら下がっている
赤や白のは《象の耳飾り》! 耳からぶら下げてみることができます。
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その隣の台の上の透明なアクリルのものは《雪の女王の帽子》
実際にかぶってみることができます(ちょっと安定が悪いですが)
小澤紀代美さんの作品
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床の間に置かれているのは、雪の女王の巻きスカート。
こちらも身に着けることができます。
柴田さやか さんの作品
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2階に上がると、和紙を使った造形の村上典子さんの作品。
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透ける素材が繊細な雰囲気で素敵なドレス
(と言っても、エプロン式なんですが)
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これも身に着けることができます。
ヘンシーン! なんか小さい頃のお姫様ごっこみたいで楽しい。
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inoha さんの布のバッグやスリッパも並んでいます。
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布の色使いが素敵。ごわごわした素材感、丈夫そうで、
普通(?)に使えそうです。
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ギャラリー小さい家: http://gifulittlehouse.com/

中日新聞 岐阜・近郊版 2016年7月16日(土)の記事
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ギャラリー小さい家の過去記事
(他にも見に行っているんですが、なかなか記事が書けなくて‥‥)

ギャラリー小さい家「CROSSING 2016」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-06-23

小さい家「-円相- 新井克典」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-06-12

小さい家「笑ゥ裸 細江万紀展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-11-23

小さい家「マンガ力」展と桜
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-04-07

「泊まれないゲストハウス小さい家」展と岐阜公園菊花展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-11-19

岐阜の町家でアートに出会う「月をめぐる九つの物語」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-10-03

小さい家「女子力」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-03-03
タグ:小さい家
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ぎふメディアコスモス「みんなのアート」展 2016 [美術]

7月31日(日) ぎふメディアコスモスへ行きました。
岐阜市の図書館複合施設「ぎふメディアコスモス」が
開館1周年を迎えて、いろいろ記念イベントをやっているのですが
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(チラシのケーキは、メディアコスモスの特徴的な「グローブ」の形ですね!)

その開館1周年記念事業の一つ
「みんなのアート~それぞれのらしさ~2016」展の
最終日だったからです。
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昨年の開館記念の「みんなのアート」展がすごく良かったので、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-08-11
期待して行ったんですよ。

広場の特設ステージでは、この日、
「ぎふ和太鼓フェスティバル」が行われていました。
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昨年同様、みんなのギャラリーで行われていた
「みんなのアート」展ですが‥‥
うーん、去年と比べると会場もスカスカなカンジだし、
なんか、ずいぶんこじんまりしちゃったかなぁ‥‥

今年は展示を岐阜県内の障害者施設をメインにしたことも
関係しているんでしょうかね。

今年は写真撮影禁止だったのもちょっと残念だったし‥‥
去年同様に、日比野克彦氏の音声ガイドがあったのは良かった。

盲学校の生徒さんが作った陶の作品が展示されて、
触れるのもあったので、目をつぶって触りながら、
目が見えない人の感覚を思いました。
(チラシ表面に使われているのが廣田由里乃《犬(背)》)


障がい者の造形の支援もしていらっしゃる
造形作家・二村元子さんの作品展と交流会
場所かさじゅう「天使とおばけ」展と交流会
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-12-05
に行った時に、気に入って買ったTシャツの絵を描いた
JOE くんの絵も展示されていて、ちょうどこの日、そのTシャツを
着て行ったので、嬉しくなりました。
Joe'sT-shirts-(4).jpg
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武山商店の武山定夫さんの、竹の骨組の上に紙を貼った《チュー助》
去年に続いて今年もドーンと展示してありました。

最後の部屋は、現代アート作家の菊地良太さんの写真と
――風景の中に、人が不自然にいて、思わず「えっ!?」と――
みずのきの作家のコラボ。菊地良太さんの写真となんとなく色調が
同じような、みずのきの作家さんの絵を並べてありました。
去年も見て面白いなぁと思った、小笹逸男さんの動物の絵とか、
やっぱり面白いなぁ。
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チラシ裏面の中段の作品が、菊地良太《60°》
下段が小笹逸男《猫と私》

ちょぅどお昼どきだったので、広場の屋台で何か食べようかなと思ったけど、
この日は、日本酒がメインだったので‥‥
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スターバックスコーヒーもできていて、そこでもいいかなとも思ったけど、
まぁ‥‥それほどお腹も空いてないしと。

岐阜みんなの森 メディアコスモス: http://g-mediacosmos.jp/

オマケ
2016年7月9日(土)中日新聞 岐阜・近郊版の記事
chunichi2016-7-9.jpg
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岐阜県美術館「ながれミながら」と所蔵品展 [美術]

7月24日(日)、岐阜県美術館へ
「ゆるり日本画 絵の中の旅」展と美術講演会に行ったことは
前記事で描きました。

岐阜県美術館の庭では「ながれミながら」というイベントが
行われています。
去年から始まった「アートまるケット」
岐阜県美術館館長・日比野克彦がディレクションする、
ワークショップやスタンプラリー等が行われます。
今年は川の流れがテーマだそう。
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去年のアートまるケットのことはこちらに少し書いています
岐阜県美術館 所蔵品展・BEACON 2015・アートまるケット
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-10-06

おぉ! 今年はさらにグレードアップしてます!
今年も国際園芸アカデミーの協力により、花が飾られています。
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もちろん中へ入ることもできます
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紙でできた花もありますね。
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「咲かない花もある」「花の名前を考えよう」などの
言葉を書いた札も取り付けられていました。
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国際たくみアカデミーの協力による
水車もありました(この日は回っていませんでしたが)
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庭に流れがあるのはいいですね。
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ところでこの白いキューブ枠は何?? 「実物大模型」って
書いてあるけど‥‥(細かいところはよく読んでないので(^^;;>
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あ、庭の木々の下にあるのは、鯉江良二《森ヲ歩ク》だ!!
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この作品、岐阜県美術館の増築前に、裏庭にあって、
展示室の窓から見えていたんですよね。
新しい展示室ができたのは良かったけど、あの作品どうしたのかな?って、
ちょっと気になっていたので、また見ることができて嬉しい。
以前は、深山のような雰囲気の裏庭の中で、
ひっそりと佇んでいるように見えたけど、
ここでは元気に遊んでいるように見えて、
作品も喜んでいるのでは?
私的には、写真が撮れるようになったことも嬉しいです。
この木々は「ナンジャモンジャ」とも呼ばれる「ヒトツバタゴ」の木で、
5月の開花期はまた素敵な雰囲気だそう。
2016-7-24-(9).jpg

今年の3月31日に、鯉江良二氏の監督のもと、ここに設置したことは
こちらの、岐阜県美術館のブログ記事に詳しいです。
新年度、始動!―美術館の花と《森ヲ歩ク》
http://gifukenbi.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html

企画展「ゆるり日本画 絵の中の旅」と美術講座のことは前記事に:
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-07-31

所蔵品展では、最初の部屋には
重要文化財となった山本芳翠《裸婦》や、浅井忠、長原孝太郎、
中村不折《男子立像》と《裸婦立像》、藤島武二などの近代の国内洋画

反対側の壁の最初に、
伊佐治勝太郎《午睡》‥‥この絵、以前友人と見に来た時に
私は面白いと思ったけど、友人はまるで男じゃんって言ったなぁと。
 岐阜県美術館のHPのデータベースに画像と詳細があります
 http://gifu-art.info/details.php?id=914

次の部屋が熊谷守一の作品がずらりと並んでいました。

展示室1-Cはルドン部屋。没後100年にあたる2016年は、
岐阜県美術館が所蔵するルドン作品253点を、途中複数回
作品入替をしながら1年かけて全公開します、とのこと。

そして、展示室2では「ナンヤローネNo.1」
最初のコーナーでは、今年4月1日(金)~6月5日(日)に
行われた「ナンヤローネNo.0」展で、鑑賞者が作った作品の展示
nanyarone-1.jpg

‥‥一応、私も4月10日(日)にこの展覧会見に行ったんですが、
入口で木の箱というかお盆を持って、対象作品を見て感じたことに
一番近いモノ(小石やガラス、毛糸、おもちゃ、道具‥‥)を
作品の前のテーブルから選んで箱に入れていきます。
ロビーで、箱に集めたモノを見てスケッチして、
箱と一緒に展示してくるってことだったんですが‥‥
なんか、作品の前のモノがどれも当てはまらないみたいだったのと、
スケッチが面倒くさい(^^;)ってので、なんだかなー、
ナンヤローネ‥‥って印象だったんですよね。

この展覧会のことは岐阜県美術館のブログに詳しいです。
企画展「ナンヤローネNo.0」とSuch Such Such(あんな そんな こんな)が開催中!!
http://gifukenbi.blogspot.jp/2016/05/no0such-such-such.html

そして次のコーナーが、
SuchSuchSuch.jpg
ジャン・デュビュッフェ《フェット・メモラーブル》1978年
(チラシ上部に使われている作品)の前にテーブルが置かれ、
いろんな小物が置かれています。その前にiPadが置かれていて、
それで絵を見ると、ポケモンならぬ日比野克彦館長があらわれて
説明をするのが楽しかった!!

AR技術ですね!! 私、IAMASの卒業制作展2013で、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-03-04
『ウロボロスのトーチ』という、iPodで絵を見ると動き出す作品を
見た時はビックリしたなぁ!

この2日前、7月22日(金)に日本国内配信開始となり、大人気で、
様々な社会問題も引き起こしている「ポケモンGO」も
AR技術を上手く活用したゲームですね。
(私、岐阜県美術館に行った時はまだポケモンGOをインストール
 してなかったのですが、岐阜県美術館付近にボケストップや
 シムもあるってことはツイッターで流れてきました)

岐阜県美術館のHPで知りましたが、
このバーチャル館長のアプリ(?)を作ったのは、鈴木一太郎氏
鈴木氏は、ヴァーチャルな世界を題材に、ドット絵・ピクセルアートなどのデジタルイメージを現実の世界に現すことで、新たな彫刻表現を追求し制作する新進気鋭の若手現代作家です。
今夏、岐阜県出身の若手現代作家である鈴木一太郎氏が、岐阜県美術館(実習棟)を拠点に様々な公開制作を行う「Artist in Museum(アーティスト イン ミュージアム)」がスタートします。
とのことで、新しい技術で美術館が楽しくなりそうで期待しています。

このバーチャル館長、モイーズ・キスリング《花》1928年 の前では、
テーブルに並べられたパンプスを選んでました。

村井正誠《居ならぶ人々》1969年 でも館長があらわれました。

最後に、幼稚園児が描いたのか?って思うような絵を見ると、
その絵を描いている日比野克彦館長を見ることができました。

今回は誰でも入れる美術館のホールに作品が置かれていて、
日比野克彦館長がやった「Such Such Such」を体験することができます。
‥‥でも私はやっぱり、モノを選んでいく方法、
  あまりピンとこないんですけどー

岐阜県美術館: http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/
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岐阜県美術館「ゆるり日本画 絵の中の旅」展 [美術]

7月24日(日)岐阜県美術館へ行きました。
「北海道立近代美術館コレクション
 ゆるり日本画 絵の中の旅」展 という企画展をやっています。
hokkaido-art.jpg

私は、岐阜県美術館の後援会員になっているので、
企画展毎に1回ずつ無料で入れるんです。
(更に、岐阜県現代陶芸美術館の企画展も1回ずつ入れるんですよ! 
 年会費3,000円はなんておトクなんでしょう!!)

展覧会の案内が送られてきて、会期中の催し物として
7月24日(日)に美術講座があることを知って、
どうせならこの日に行こうと思いまして。

岐阜県美術館の庭園では「ながれミながら」というイベントも
やっていたのですが、そのことは次の記事で書こうと思います。

後援会員証を見せて、展示会場に入ると、最初に展示されていたのが
橋本雅邦《十牛図》掛軸に牛と牧童の10の場面が描かれています。
牛は禅の悟りを表すとか。なんかマンガのコマ割りにも見えるような。
でも、この絵は下から見て行くようです。
何も描かれていない絵も十のうちの一場面(8番目)なんですね。

hokkaido-art-2.jpg

次が横山大観と下村観山がそれぞれ陶靖節(陶 淵明)を描いた双幅の掛軸。
チラシ裏面下段左の絵がその左幅の横山大観《陶靖節 幽篁弾琴》
おぉ! なんて豪華な! ‥‥なんですが、私、やっぱり
横山大観のスゴサってよくわかりません。
この双幅でも、下村観山の方が(比べれば)好みだなぁと。

小茂田青樹、松林桂月、結城素明‥‥と、
名前は聞いたことがある(ってことは大家なんでしょうね)画家の絵が並び、
まぁ、それぞれ典雅で上品な絵だなって中で、印象に残ったのが、

松岡映丘《花のあした》
しどけない恰好をした女性が障子を開けて外を見ています。
障子の隙間から見える室内の鏡台とか、
庭の、盛りを過ぎた桜の花とか、なんか意味ありげで、
物語の一場面のようで、いろいろ想像してしまいました。
この後の美術講座で、松岡映丘は新たな大和絵の画家だと。

その松岡映丘や山口蓬春、小村雪岱、長谷川路可らが
一月(正月)から十二月のそれぞれの季節らしい絵を描いた
十二ヶ月連幅の掛軸もありました。

わりとジミ(?)な最初の展示室で、鮮やかというか目立ったのが、
久本春雄《鹿》1935年
鹿が2頭、金地に蓮の花や藤(花ではなく実がぶら下がっている)の
中に座っているんですが、花など写実的に描かれているのに、
なんか幻想的で装飾的なところ気に入りました。

展示室1-Dのガラスケースの中には、
竹内栖鳳《家兎》(チラシ裏面中段左)が。
さすがです!! この間、桑山美術館「カワイイ!日本画」展で見た
堂本印象のウサギの絵は毛の一本一本まで精細に描き込まれていたけど、
この絵はそのあたり あっさりと描いたようにも見えますが、
ウサギの柔らかさ、愛らしさが見事に表現されています。

展示室1-Dの反対側のガラスケースには、
岐阜県美術館が所蔵する川合玉堂と加藤栄三の絵が
特別出品されていました。どちらも北海道とつながりの深い画家だと。

そして、北海道立近代美術館らしい(岐阜県美術館もそうですが、
公立の美術館はやはり郷土の作家の絵を収蔵しますよね)
道産子の画家たちの絵

私は片岡球子、山口蓬春以外はほとんど知りませんでした。

本間莞彩(ほんま・かんさい)《幌都の冬(こうとのふゆ)》1949年
札幌の雪景色。レトロなビルや街並み、行き交う人々が
しっとりした風情でいいなって思いました。

本間莞彩《夕陽の北海》1957年 流氷の海が描かれているけど、
海も人物もカラフルで、なんかあったかなカンジ。

北上聖牛《はなれ国の初夏》1916年 六曲一隻の大きな屏風に、
海辺に干された網と漁師たちが描かれていて、力強い絵。

同じ北上聖牛《晴間》1928年 は、タイトルとはうらはら(?)に
暗いバックの中に、白鷲と、下の草木にはカワセミが描かれていて、
とても優雅で、私、こういう絵が好きです。

山口蓬春《向日葵》1955年(チラシ裏面中段右)
向日葵も素敵だけど、この壺もいいなと。

森田沙伊(もりた さい)の絵が7点展示されていました。
初期の《さだ子座像》1924年 は古風な少女の絵で、
《仔馬》1960年 とか、犬を描いた絵は、キュビスムとかの影響もある?
(あ、私は全くシロートなので、見当違いかもしれないけど)
モダンな雰囲気の絵で、いろんなスタイルの絵を描いた画家なんだなぁと。

菊川多賀(きくかわ たか)の絵は8点展示されていました。
この人の描く女性、ちょっと特徴的ですね。どこかで見たことあるなぁと。
《回想賦(大正五年頃)》1984年
早くに亡くなった母と姉の真ん中に子どもの自分を描いた絵。
画家自身もずっと病気と戦いながら絵を描いてきたそう。
早世した肉親への画家の思いが感じられました。

道産子の日本画家の絵が、それぞれ数点ずつ
まとまって見られるのが良かったです。

やはり一番出品数が多かったのが、片岡球子で、なんと20点!!
私、2009年に松坂屋美術館で開催された「片岡球子展」や、
去年、愛知県美術館「片岡球子」展へ行きましたが、
そこで見た絵も多かったです。
(片岡球子の画業をたどる時に外せない絵なんでしょうね)
《学ぶ子等》《炬燵》《初夏》
そしてチラシ表面にも使われている《山(冨士山)》
男や、裸の女性が描かれていて、なんでこれが桜島?って《桜島の夜》
(松坂屋美術館の展覧会で買った図録には、桜島の石の下で人が
 死んだりしたと聞いて、この石をみんな生き物にしてやれと思って
 描いたのがこの絵だと説明がありました)
《伊豆風景》に描かれているのはイルカのいるプールだというのは、
この後の美術講座で知りました。この絵のスケッチも見せてもらいました。
の6点は見るの3回目かな。

松坂屋美術館の「片岡球子展」で見た絵が、
《レースを編む少女》、滝が描かれている《富士》
《羊蹄山の秋色》

愛知県美術館「片岡球子展」で見たのが、
《八風不動》《阿波風景》《雅楽(女神と胡飲酒)》
《面構 浮世絵師歌川国芳と浮世絵研究家鈴木重三先生》

龍をバックにした《葛飾北斎》(チラシ裏面下段右)は初めてかな。
北海道立近代美術館、こんなに片岡球子の作品を所蔵してるんだ!!
って驚きました。

岩橋英遠(いわはし えいえん‥本名は「ひでとお」‥と読むそうです)
の絵がまとまって展示されていました。私この方知らなかったんですが、
チラシに
横山大観、竹内栖鳳、山口蓬春、岩橋英遠、片岡球子…近代の巨匠と道産子の作家
ってあるくらいだから、道産子の作家の巨匠なんでしょうね。
展覧会の図録の表紙がこの人の絵《虹輪(南溟を翔る)》(チラシ裏面下段中)でした。
初期の《駅(青梅口)》は、1937年(昭和12年)に描かれた新宿駅青梅口の風景。
モダンな服装の女性なども細かく描かれていてすごいなって思いました。
が、ブロッケン現象を描いた三点組の
《虹輪(極圏を飛ぶ)》
《虹輪(来迎)》
《虹輪(南溟を翔る)》
あたりの絵は、なんかぼんやりしたカンジって‥‥あまりじっくり見なかったのは、
美術講座の時間が迫ってきてアセってたこともあるかも。
北海道の地図やエゾシカ、ヒグマ、ツルをバックに立つ人物を描いた
四曲一隻の屏風《憂北の人》もあっさり見て通り過ぎてしまいましたが、
描かれている人物は、「北海道」という名前をつけた「松浦武四郎」だと
後の美術講座で知りました。

福井爽人(ふくい さわと)の絵が4点ありました。
院展にはチケットをいただいた2012年に一度だけ行ったことがあります。
松坂屋美術館・マツザカヤホール「院展」
その時に、素敵だなって思った絵の1枚が福井爽人でした。
穏やかな、祈りのような精神性を感じるような絵を描く人ですね。
チラシ裏面上段の《北の岬》もいいけど、
ブルーの中に牛(?)が佇む《杜》が気に入りました。

出口近くにあった
羽生輝(はにゅう ひかる)《北の岬(知床)》
この人の絵はこれ1点しか展示されていなかったけど、
厳しい自然の風景がとても迫力がありました。

1時半からの美術講座にぎりぎりの時間に入りました。
展示会場も日曜日なのにゆったり見られましたが、
講座のある講堂もゆったり‥‥
講師はこの展覧会の企画担当学芸員・青山訓子さん

この展覧会、名古屋ボストン美術館を皮切りに、全国を巡回してきて、
この岐阜が最後なんですって?! 名古屋ボストン美術館わりと
行くのに知りませんでした!(良かった、そっちへ行ってなくて)
ネットで調べたら、展覧会のタイトルも少し違って
名古屋ボストン美術館で2013年10月19日(土)~12月1日(日)
「日本画を彩った巨匠たち」という展覧会だったそう。
そして展示数はボストン美術館より岐阜の方が多く、
岐阜県美術館では図録に載っている全ての作品が見られるそう。

講座では、まず「日本画」って何かってことを説明されました。
なんとなーく、油絵じゃない、日本の伝統的な絵みたいなイメージだったんですが、

その1が「岩絵具を膠などで着彩した絵」ってことで、
これは、最近は油絵と区別がつかないような厚塗りの絵や、
画題も様々になってきてるけど、とりあえず岩絵具を使っていれば
日本画なんだろうなぁと思ってたので、わかっていたんですが、

その2が「明治時代以降、近代国家としての体制を確立していく過程で
形成された一つの絵画制度」って説明には、へーそうだったのか と。
なので、江戸時代までの絵は「日本画」とは言わないそう。

西洋から油絵が入ってきて、それに対抗するために
フェノロサや岡倉天心が作った日本美術院「院展」
官展である文展からの「日展」
そして「創画会」などの団体があると。

「日本画」の、教育による「革新」を是とする価値観の普及で、
欧米では評価の高い日本の浮世絵や工芸、戯画が、
日本では評価が低いとかって話も興味深く聞きました。
(このあたり、簡単なメモとりましたが、聞き間違っているかも)

それからいくつかの作品についての説明なども興味深く聞きました。
3時に講座が終わり「再入場もできます」って話で、
もう一度絵を見直してこようかなとも思いましたが、
ショップで図録をしっかり見たら、まぁ、再入場まではいいかなと。
図録、なかなかしっかり作ってあって良かったですけど、
まぁ‥‥結構お高かったので買いませんでした。

書きだすと、ついつい‥‥これは私の忘備録みたいなものなので‥‥
長くなってしまいます。お付き合いくださった方お疲れ様です。
ありがとうございました。

岐阜県美術館: http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/

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「デザインガーデン」サービス終了 [デザインガーデン]

自分のデザインしたTシャツを作って販売することが出来るサイト
「デザインガーデン」は、2016年6月30日をもってサービス終了となりました。

私も自分のデザインをアップして、忘れた頃に「販売されました」って
メールをもらい、ロイヤリティが入ってきたことがありました。
ま、自分のデザインのTシャツを購入する方がずっと多かったですが。

5月半ばにサービス終了のメールをもらい、残念ではありましたが、
Tシャツを作って販売できる同じようなサイトって、

Tシャツトリニティ: https://www.ttrinity.jp/

クラブT : https://clubt.jp/

とかあって、デザインガーデンはそれらに比べたら
明らかにマイナーでしたからね。
私はデザインガーデンしか登録していませんでしたが、
ナイス!なTシャツを作っている人は、たいてい他のサイトにも登録してましたね。
(この記事を書くのに調べたら、同じようなサイト
UPSOLD(アップソールド)は2016年1月28日に終了したそうです。)

デザインガーデンが始まったのが、2007年4月

私はFUJIFILMからのメールで知って、面白いシステムだなぁ! と。
(後で知りましたが、こういうシステム
 「ドロップシッピング」って言うそうですね。)
その頃のことを書いた記事がこちら:
オリジナルデザインのTシャツで稼げるか?
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2007-05-02

早速、母の日のプレゼント用にデザインしたTシャツを
作って、届いたことがこちらの記事:
デザインガーデンからTシャツが届く
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2007-05-12-1

それからも、自分用のTシャツや、
父の日のプレゼント用にTシャツを作って贈ったりしました。
農業をやっている父のプレゼント用に作った
「耕作Tシャツ」2007年
T-2007.6.17-1.jpg

「田植えTシャツ」2007年
T-2007.6.17-2.jpg

2009年の父の日Tシャツのことはこちら:
父の日に贈ったTシャツ
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2009-06-25

そして、デザインガーデンはアフィリエイトもできたので、
2009年7月に、私がデザインガーデンに登録したTシャツや、
登録されている、私がナイス!と思ったTシャツを紹介する
ブログを作りました。

新しいブログ作りました「しーちゃんのTシャツ屋さん」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2009-07-08

自分のデザインのTシャツが売れたロイヤリティは20%、
アフィリエイトで売れた場合は5%でした。

以降、Tシャツの記事はこちらのブログに書いていました。
ま、最近はずっと放置状態で‥‥こんな状態でしたが(^^;)>
T-shirts-blog.jpg

so-netから毎月送られてくるブログレポートもずっと1ばかりでしたねー。

ちょっとモッタイナイ気もしましたが、デザインガーデンが終了して
アフィリエイトのリンクも切れましたので、
私のもう一つのブログ「しーちゃんのシャツ屋さん」は削除いたしました。
紹介したナイス!なTシャツや、私のTシャツを購入していただいた方、
本当にありがとうございました。

削除する時のトップページ
(トップの記事が1年前‥‥(^^;;)
T-shirts-top.jpg

デザインガーデンに登録したことがきっかけで始めたことの一つが、
ネット銀行に口座を作ったこと。
ロイヤリティの振込に、手数料が少ないということで勧められて、
「イーバンク」に口座を作りました。
その後「イーバンク」は「楽天銀行」になりました。
楽天銀行 http://www.rakuten-bank.co.jp/
支店名が「タンゴ支店」ってのが面白いなぁと。
(他にジャズ、ロック、サンバ等、音楽ジャンルの名前になっているようです)
一度も引き出したことがありません(引き出し方よく調べてない)
ロイヤリティとアフィリエイト報酬、利息で、
現在の残高が 55,783円になってました。
(ま、その2倍以上はTシャツを買っているでしょうが)

そして、ツイッターを始めたのも、実はデザインガーデンがきっかけです。
デザインガーデンのサイトで、
DESIGNGARDENのtwitterアカウントをフォローして、商品についてツイートすると、  毎月1名さまに10,000円の クーポンをプレゼント!!
なんてキャンペーンやってたものだから‥‥

その頃のことはこちらに;
ツイッター始めました
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-02-19

ま、やはり、すぐコメントができない、書き始めると長くなってしまう私には、
ツイッターは向いていないようです。でも読むのは面白いです。
いろんな情報が入ってきて重宝してます。

「しーちゃんのTシャツ屋さん」をやっていて時代の変化を感じたのは、
最初のうちはTシャツが売れるのは5月~8月の夏の間だけでしたが、
近年はハロウィン用に10月にも売れるようになったこと。
ネタ的なTシャツが多いこともあるんでしょうかね。

そして、デザインガーデンでは年賀状もやっているんですが、
最初はフジフィルムらしい、プリントしたポストカードを届けるって
カタチでした。
私も毎年、自分のはもちろん、実家の両親や叔父の年賀状も作っているので、
いくつか年賀状のデザインを作って、
デザインガーデンに出品していたんですね。

この「オリジナルデザイン年賀状」の記事は、
年賀状を考える方が参考にと見にきてくださるのか、
年末の人気記事でありました。

「オリジナルデザイン年賀状」過去記事
2008年 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2007-11-07
2009年 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2008-11-05
2010年 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2009-11-18
2011年 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-11-24
2011年(2) http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-12-14
2012年 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-12-13
2013年 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2012-12-12
2014年 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-12-08
2015年 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-11-27
2016年 http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-12-10

クリスマスカード http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2007-11-13

2010年の年賀状から、
デザインのダウンロード販売「ふくふく年賀」のサービスが始まりました。
私のデザインが「ふくふく年賀」に採用されたのが、
2010年、2013年、2016年。(他の年はオーディションに落ちましたー)

デザインガーデン終了で、「ふくふく年賀」も終了だそうです。
ちょっと残念だなー。「ふくふく年賀」のオーディションに出すために、
早めに年賀状のアイデアを出していたので、
年末の忙しい時にわりとラクできてたんですけどね。

デザインガーデンの代替サービスとして、
Tシャツやトートバッグ等の作成サービス
FUJIFILMネットプリントサービスhttp://fujifilm.jp/netprint/)が
あるそう。(売ることはできないみたいですね)

デザインガーデン終了間際に、名残りを惜しんで(?)
いくつかTシャツを買いました。

息子用に、初めて他の方のデザインを購入してみました。
「しーちゃんのTシャツ屋さん」でも紹介して、
T-shirts-Einstein.jpg
アフィリエイト料が入って来たこともある
《 bijitubuSUR 》のTシャツ
2016-7-8-(14).jpg
文字や数式がアインシュタインの顔になっています。
2,160円でした。
2016-7-8-(13).jpg

Tシャツトリニティにも出していらっしゃるようですね。
そちらでは2,571円で売ってました。
https://www.ttrinity.jp/product/1726156#1

同じく《 bijitubuSUR 》のTシャツで、
階段などの建物のパーツが集まってアインシュタインの顔に見える
トリックアートTシャツ。デザインガーデンで2,700円で買いました。
2016-7-8-(10).jpg
2016-7-8-(11).jpg
Tシャツトリニティで2,983円で出てました。
https://www.ttrinity.jp/product/1726176#27

そして、私のデザインで、自分でも気に入っているもの。
円周率の数字を並べてます。数字の「3」を赤で、「5」を青にしました。
2016-7-8-(15).jpg
こうやって見ると、円周率の数字って、ホントにランダムに並んでいて
面白いですよね。自分のデザインなので、
ロイヤリティがいらないので、1,728円で買えます。
(デザインガーデンでは2,160円で売っていました)
2016-7-8-(16).jpg

自分用に買ったTシャツ。
花輪の中に「 Congraurlations! 」と入れました。
2016-7-8-(19).jpg
ボディ、レディースTシャツではなく、メンズTシャツ5オンスを選びました。
自分のデザインなので、1,728円です。
2016-7-8-(20).jpg

こちらも自分用に、メンズTシャツにプリントしました。
三原色を並べて、目がチカチカするような効果を狙ったものです。
こちらも1,728円
2016-7-8-(17).jpg
2016-7-8-(18).jpg

以上のTシャツ5枚、6月30日(木)の14:54:10にポチッとして、
出荷完了のメールが来たのが、7月7日(木)、
翌7月8日(金)の朝9時過ぎにクロネコヤマトの宅急便で届きました。
(送料無料)
2016-7-8-(4).jpg

そして、初めてエコバッグを買ってみました。
デザインは「しーちゃんのシャツ屋さん」でも
たくさん紹介させてもらった《いきもの屋》ブランド。
デザインガーデンでは《EMU》とか《スポーツ用》ってブランドも
やってらっしゃいました。ちょっとネタ的にニヤッとするような、
ゆるい雰囲気がいいなって思ってた方です。
この方のハロウィン用のTシャツが、アフィリエイトで結構売れたんですよね!
2016-7-8-(3).jpg
デザインガーデンのイメージ画像では、ネコの胴体が
持ち手につながっているように見えて、とてもナイス! だったんですけどねー
それに、ちょっとヒネリが効いた英文も入ってるんですが、
プリントではツブレちゃってます。
値段は2,160円(送料無料)でした。

Tシャツと一緒にカートに入れることができなかったので、
こちらだけ別の発注になりましたが、Tシャツと同時に届きました。

ついでに、去年買ったTシャツを着た画像も貼っておきます。
息子用に円周率のTシャツ。こちらは「3」の数字だけ赤いです。
2015-7-11-(8).jpg

我が家のバラ(ピエールドゥロンサール)の写真を加工してデザイン。
(どこかのデパートの包装紙のようになりましたが‥‥ハハハ)
ボディはレディースTシャツのLを選んでいます。
2015-7-11-(11).jpg

アイビー(ヘデラ)の葉をスキャンして配置したデザイン。
2015-7-11-(13).jpg

我が家のバラ(パパメイアン)の花の写真を加工してデザインしました。
こちらのボディはメンズTシャツのMです。
プリントがテラっとしているのが気になりますが、お気に入りTシャツです。
2015-7-11-(15).jpg

佐藤卓講演会「モダンデザインの時代から始まった、デザインに対する誤解。」

7月3日(日)、岐阜県現代陶芸美術館が主催する
魅力発信事業 講演会
「モダンデザインの時代から始まった、デザインに対する誤解」
講師: 佐藤卓 氏 へ行ってきました。

岐阜県現代陶芸美術館のウェブサイトで、この講演会のことを知り、

ちょうど日曜日でパートは休みだし、
‥‥「ロッテ キシリトールガム」や「明治おいしい牛乳」などの商品デザイン、 「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」のグラフィックデザイン、 「金沢21世紀美術館」、「国立科学博物館」、「全国高校野球選手権大会」等の シンボルマークを手掛ける。 また、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」アートディレクター、 「デザインあ」の総合指導、21_21 DESIGN SIGHT ディレクターを務めるなど 多岐にわたって活動。‥‥

という佐藤卓氏の経歴を知り、
もう40年近く前(!)のことになるんですが、実は私は
美大でグラフィックデザインを専攻していたんですよね。
今はデザイン業界からは離れてしまっていて、
佐藤卓氏のこともあまり知らなかったんですが、
面白そうな演題だなぁと、メールで参加申し込みをしたんです。

会場は「とうしん学びの丘 エール

岐阜県現代陶芸美術館のあるセラミックパークMINOではないので
注意してくださいと、メールの返信にありました。

14時からってことで、多治見のモザイクタイルミュージアムを見て
iPhoneのナビでは20分ちょっとと出たのですが、
初めて行くところだし‥‥と、12時半くらいに出たら、1時前に着きました、
さすがにちょっと早いかな?と、ぐるりと車で回りましたが、
1時過ぎに、まぁ早いのはいいだろうと。

新しくてなかなかカッコイイ建物です。
2016-7-3i-(35).jpg
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ガウディを思わせるような塀に使われているのはモザイクタイル?
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時間を持て余すかと思ったら、施設内に
「とうしん美濃陶芸美術館」という展示スペースがあって、
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そこで人間国宝(国重要無形文化財保持者)の荒川豊蔵、
鈴木藏、加藤卓男、加藤孝造の抹茶茶碗や、
美濃陶芸作品永年保存事業選定作品の展示がありました。
(チラシでは会期が7月5日(火)~ってなってますが)
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人間国宝の抹茶茶碗の良さって私にはよくわかりませんが、
美濃陶芸作品永年保存事業選定作品は、なかなか斬新な陶器たちで
面白かったです。
最初に展示されていた平成12年度選定の
所貞治《Mの奏でるメロディ》が気に入りました。

さて、新しくてキレイな講義室で行われた講演会
私くらいの年齢から若い方まで、300名の定員でしたが
席はそこそこうまってましたね。

佐藤卓氏のお話、とても面白かったです。
「モダンデザインの時代から始まった、デザインに対する誤解。」
佐藤卓氏の言われるデザインに対する誤解、
まさに今まで私がデザインに対して持っていた認識でした!
(以下、私が聞いたことなので、聞き間違い等あるかもしれませんが)

私、大学で、一応、モリスのアーツ・アンド・クラフツから
アール・ヌーヴォー、アール・デコ、バウハウスについて学びましたが、
デザインってのは、カッコイイもの、洗練されたもの、シンプルなもの、
オシャレとかカワイイものを作ることって思ってました。

でも、そんなモダンデザインの概念が入ってくる前にデザインはなかったのか?

縄文土器は、モダンデザインの使いやすいとか、シンプルって観点から見ると、
正反対ともいえる、倒れやすくて使いにくそうだし、
独自の装飾的な形をしています。
岡本太郎が縄文土器の美を見出して、すごく迫力があって素晴らしいと。
デザインが経済に組み込まれていって、
デザインが「売るため」のものになっていってしまったと。

日本の図書館で使われている「日本十進分類法」では、
デザインは芸術の中の美術の端っこに、
デザイン、装飾美術として分類されている。
‥‥確かに、図書館で本を探す時、芸術の棚を探します
昔、デザイン科は「図案科」って言われていた時代があったけど、
デザインは「飾り」って認識されているのではないかと。
‥‥私はデザインのグラフィック専攻だったので、まさに
そんなカンジで、いかに表面をカッコよくするか考えていました。

佐藤卓氏は、デザインってのはもっと根本的なこと、
仕組みを考えることであり、全てのモノにはデザインがあり、
デザインとかかわりのないものはないと。
例えば、社会の仕組みを考えること、政治の仕組みを考えること、
そんなことも全て「デザイン」ではないのかと。

そんなデザイン概念の話から始まり、
佐藤卓氏の今までの仕事が紹介されました。

「明治おいしい牛乳」のパッケージデザインでは、
まず自分の中にある多くの人と共有する部分に注目をした。
冷蔵庫の中で牛乳がどうあってほしいか‥‥普通であってほしい。

クライアントからよく「目立つパッケージ」を要求されるけど、
「目立つ」というのはあくまでも相対的なもので、
周囲がカラフルならば逆にモノクロが目立つように
絶対的に目立つものはないと。

日本語の文字の豊かさ(漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット)
縦組、横組みができる‥‥を活かしたいと。
英語を使えばカッコイイって風潮に逆らいたかった。

でも佐藤卓氏は「これしかありません!」という提案はしないそう。
あくまでも複数案出して、クライアントと一緒に考えて作っていくと。

「ロッテ キシリトールガム」では、歯にいいガムということで、
デンタルのデザインをイメージした。
デザインは、新しいイメージを創るものって思われているかもしれないが、
実は世の中に新しいコトなどほとんど無くて、
あるモノをどうやってつなげるか。

「付加価値」という言葉は使わない。
価値は付け足すものではなく、見出すもの。
そこにもう価値はあるので、それを引き出す。

金沢21世紀美術館のシンボルマークのデザインでは、
特徴ある建物の図面を見た時に、
あ、ここにマークがある! と思ったそう。
いわゆる「21世紀」らしい未来的なシンボルマークを
新たに作って付けるってのはもう20世紀の発想だと思ったと。
図面をシンボルマークにすることで、
建築と案内サインとシンボルマークが一つになった。

「デザインの解剖」展のこと、Eテレの「にほんごであそぼ」
「WATER」展、「デザインあ」、「※(コメ)展」、
「ほしいも学校」‥‥いろんなプロジェクトのことについて
興味深いお話が聞けました。展覧会おもしろそうですね。
会場が東京だから、見に行けそうになくて残念だなぁ。

最後に質疑応答で、デザイナーの方からの質問に答えて、
企業とのかかわりについて、自分は商品化のみという仕事はしない。
商品をデザインしてそれで終わりではない。
完成したモノはない。デザインは長く続けて育てていくもの。
目的を最終形態にしない。と。

シンボルマークを作ってくださいって依頼には、
なぜシンボルマークが必用なのか?
シンボルマークに何を求めるか? ってことを
クライアントと話し合って考えていく
って話されていたのには、
あ、そこから! と、目からウロコの思いでした。

‥‥以上、簡単なメモはしたんですが、文章にするのは難しいですね。
間違っているかもしれませんのでご了承ください。

講演会後も、若い方に囲まれて質問に答えていらっしゃいました。

佐藤卓氏が縄文人のことを聞かれて推薦された本
小林達雄「縄文の思考」

縄文の思考 (ちくま新書)

縄文の思考 (ちくま新書)

  • 作者: 小林 達雄
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 新書


図書館で探してみよう(私はケチなので買いません(^∇^;>

佐藤卓氏の本

クジラは潮を吹いていた。

クジラは潮を吹いていた。

  • 作者: 佐藤 卓
  • 出版社/メーカー: トランスアート
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本



デザインの解剖〈1〉ロッテ・キシリトールガム (デザインの解剖 1)

デザインの解剖〈1〉ロッテ・キシリトールガム (デザインの解剖 1)

  • 作者: 佐藤 卓
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2001/08/16
  • メディア: 単行本



多治見市モザイクタイルミュージアム [美術]

7月3日(日)、岐阜県多治見市笠原町に6月4日(土)にオープンした
「多治見市モザイクタイルミュージアム」に行ってきました。
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この日、岐阜県現代陶芸美術館の魅力発信事業の講演会
佐藤卓「モダンデザインの時代から始まった、デザインに対する誤解」が、
多治見市で14時からあり、私は参加申込みをしていました。
それまで、岐阜県現代陶芸美術館の展覧会は見ていたので、
新しくオープンしたモザイクタイルミュージアム、
世界的建築家・藤森照信氏設計の建築がとてもユニークだと聞いたので、
そちらへ行ってみることにしました。
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あいちトリエンナーレ2013で、藤森照信《空飛ぶ泥舟》って
ユニークな建築が白川公園に展示されていましたね。

iPhoneのナビと、道路の案内標識が違う道を指示していたりして、
どちらへ行こうか迷うこともありましたが、まぁ、どっちでもよかったというか。
多治見の街から結構走ったなって思いましたが、それも当然で、ここは
「多治見市」ってなってますが、平成18年1月23日の合併で、
多治見市に編入された旧・土岐郡笠原町で、
笠原町は、タイル生産が盛んな町として知られていたそうです。

モザイクタイルミュージアムは、笠原中央公民館や体育館と同じ敷地内にあり、
駐車場も合同です。結構広いですが、日曜日でもあり、満車状態で、
隣の医院が臨時駐車場になっていたので、そちらに停めました。
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なんだか童話の世界に出てくるようなメルヘンチックな建物です。
タイルの原料を掘り出す「粘土山」をイメージしているとか。
手前は一般参加者も一緒に壁面のタイル貼りをしたという公衆トイレ
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たくさんの人が見に来ていました。観光バスもきましたよ。
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壁面に埋め込まれたタイルがキラキラと輝いています。
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入口のドアが、おとぎの世界の入口みたいに可愛い!!
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1階の受付で、300円のチケットを買って(高校生以下無料)
4階から見て行きます。
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階段がまたすごく素敵!
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4階の展示室
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タイル工場の煙突をイメージしたというオブジェ(?)には、
竹をイメージしたモザイクタイルが貼られています。
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モザイクタイルのピースが連なるオブジェ(?)
天井が空いているんですね!!
ボランティアガイドの方が、雨の日はタイルについた水滴が光って、
とてもきれいですよと。
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うわー! 懐かしい!!って。
実家にもタイル貼りのカマドあったなぁ!!
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実家の離れにあった客用トイレの便器がこんなカンジでした!!
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うんうん、実家の風呂も流しもタイル貼りだったっけ!!
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4階に展示されているのは、笠原町の有志が収集してきたタイル貼りの
製品や建物の一部などを「モザイク浪漫館」と名付けた倉庫兼展示場で
保存してきたものだそう。
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銭湯の壁の絵、タイルでできていたところも多かったですよね!!
下のモザイクアートは瑞浪市の常磐湯のものだそう(昭和35年頃)
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3階は、タイルの歴史や製造工程についての展示。
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タイル張りの三和かまど(昭和27年頃)
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タイル貼り風呂桶B型 製造:長江商店(昭和35年頃)
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タイル貼り付け皿や灰皿、果物皿、宝石箱など
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旧岐阜県庁総合庁舎床面(大正13年)
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いろんなモザイクタイルの「貼り板」が並んでいました。
「貼り板」で小さなモザイクタイルを並べ、
シートに加工して出荷されます
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トロッコとH型匣鉢
H型匣鉢の上にタイルが乗せられ、トンネル窯を通って焼成されるそう。
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3階奥の部屋では、大巻伸嗣さんのインスタレーション
「Echoes Infinity −永遠なる物語−」が開催されていました。
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(あれ? このチラシには観覧料500円ってあるけど、
モザイクタイルミュージアムの常設展チケット300円で入っちゃいましたよ)
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会場には、大巻伸嗣さんのワークショップで作られたモザイクタイルや、
参加者たちがモザイクのように組み合わせて作った文章が
光に照らされて壁に映し出されています。
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文章が分解して床に置かれていて、来場者が並べていくことができます。
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2階は最新のタイル情報や、施工などについての相談にも応じる
産業振興フロア
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立体的だったり、ナチュラル風だったり、いろんなタイルがあるんですね。
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タイルの施工の相談や商談もできるそうですよ。
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1階に展示されていたタイルの車、セラミックパークMINOにあったやつですね!
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1階では、モザイクタイル貼りの体験工房があり、
日曜日でたくさんの親子が、制作していました。
タイルの小物などが並んだミュージアムショップも人気の様子でした。

建物の横に回ってみました。「笠原町庁舎」の石碑は、
合併して庁舎の名称が変わり、記念として残されたもの。
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建物の裏側には、車椅子用の出入り口と駐車場があります。
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タイルの水飲み場、懐かしい雰囲気!
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「中央公民館」って看板、タイルです!!
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多治見市笠原中央公民館 アザレアホール
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中央公民館のエントランスホールの壁画
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中央公民館1階のカフェ、本来は日曜は休みだそうですが、
この日は臨時営業していました。
ちょうどお昼だったので、サンドイッチセット900円をいただきました。
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オープンして間もないためか、ユニークな建築のためか、
日曜日のためか、子どもたちを含めてたくさんの人が見に来ていました。
昭和世代には展示品はすごく懐かしくて良かったです。
実は行く前には、多治見にはたくさんの美術館もあるし、
今さら「ハコモノ」? なんて思ったけど、
多治見の新しい観光名所ができましたね。

多治見市モザイクタイルミュージアム: http://mosaictile-museum.jp/

中日新聞2016年6月4日(土)の記事
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オマケ:実家の古いお勝手の流し台の写真
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