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岡崎二郎『まるまる動物記』 [岡崎二郎]

4月6日(金)発売を待ちかねて、岡崎二郎『まるまる動物記』買いました。

まるまる動物記(1) (アフタヌーンKC)

まるまる動物記(1) (アフタヌーンKC)

  • 作者: 岡崎 二郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/04/06
  • メディア: コミック



岡崎二郎のファンなんですが、この作品の掲載誌『good! アフタヌーン』
一回買ったことがあるんですが、他に読むマンガがなかったので、
単行本になるのを待ちかねてたんです。

その時雑誌で読んだのが、第8話「楽園での闘争のはなし」
ブログにも感想を書いてます。
岡崎二郎『まるまる動物記』第8話http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-03-08

岡崎二郎先生はSF漫画家って位置づけになっているらしい
(単行本の帯にもそう書かれている)ですが、私は、
二郎先生(つい先生って呼んでしまう)の無駄にマニアックな知識とか、
端正で丁寧に描かれていながら、かわいらしい絵柄とか、
そんなところが大好きなので、この「まるまる動物記」期待してたんです。

本屋の駐車場の車の中で待ちきれずに読み始めましたが、
やはり面白い! マニアックな知識に知的好奇心がビシビシ反応します。

第1話「見る者たちのはなし」
二郎先生お得意の恐竜の絵から始まるところが、いかにもってファンには嬉しくなります。
恐竜たちの見た世界はどんなだったろう?と
「化石から色彩を読みとることは出来ないからだ」
‥‥うんうん、そうなのよねって読むと、
「恐竜の子孫とされる鳥類は私たちと同じ世界にあって‥‥
 全く違った色の世界に生きているのである」

‥‥えっ、そうなの?
「カラス対策で宇都宮大学の杉田昭栄教授が作ったゴミ袋は
 紫外線をカットする特長を持っている」
「袋は黄色の半透明で 中身が見えているのに カラスは
 それが食料だと気づかない」

‥‥へー、知らなかった! 興味深い!!
「鳥は網膜に 光を感じる四種類の視細胞があり
 ヒトは一~三種類
 大部分の哺乳類は 二種類しか持っていないのだ」

‥‥そうか、見ることに関しては哺乳類は鳥にはかなわないのか?
 いえいえ、ラストはなかなか含みのある言葉が――。

という、第1話は、たった12ページという短いもの。
これに生物学者・池田清彦氏の「『まるまる動物記』につっこむ!」という
2ページの解説が付きます。
「鳥は恐竜の子孫だ」という表現があるけど、これはまだ議論に決着がついていない部分だとか。

第2話「よい声と性のはなし」
コオロギが擬人化された絵ではないのに、すごく人間臭く感じられてカワイイ(?)
「ねーちゃん かいらしのー!! 茶 行かへんけ??」(コオロギの求愛鳴き)
「なんじゃ われ!!」「何見とんじゃ われ!!」(闘争鳴き)

そしてカマキリの交尾シーン
ついにメスカマキリの背に飛びついたオスカマキリ
「あばれんなよwwww!! 落ち着けよwwww!!」「すぐ済むからよ!!」
‥‥なーんて、あくまでも写実的なカマキリがエロマンガのようなセリフを吐いて、
同じコマに「でも二時間くらいかかる」とあって笑える。
そのオスカマキリは交尾途中でメスに頭を食べられてしまい、それでもなお
そのオスは交尾を続けた――というなかなか衝撃的な話。

解説の池田清彦氏によると「カマキリが『首チョンパになっても交尾ができる』ってのは本当。
交尾を抑制している回路が解除されるので、首があった時よりもモーレツに交尾することになる
」とのこと。

‥‥というような毎回マニアックな知識満載の話が10話載ってます。
  もちろん各話に池田清彦氏の解説入り。

どの話も面白かったけど、私は、この第1話、第2話のほか、
空の果てを目指して飛んだミツバチの話(第5話「空の果てのはなし」)や、
「何で私らトラはトラ柄なんやろ??」って考えるトラの話(第7話「かっこいい模様のはなし」)が
好きです。関西弁を話すトラ、かわいい! ちゃんと、のり つっこみしてますし。

10話読んで、あれ、私が雑誌で読んだ8話って、かなり前のことだったけどって思ったら、
これらの10話、「good! アフタヌーン」#02から#11に掲載された作品ってことで、
今年の3月に発売された「good! アフタヌーン」は#21‥‥ってことは、
もうすぐ次の単行本も発刊できるのかな?

講談社さん、単行本にするのに時間かかりすぎです!
第2巻を待ってますから、早く発行してくださいね!!

この本、岡崎二郎やマンガに興味のない方でも、
動物や昆虫が好きな方などには興味深いと思います。
中学校あたりの図書館の蔵書にいかがでしょう?
知識がマニアックすぎるので、理科の成績が上がるという効果はないかもしれませんが、
生物学などに興味を持つにはとてもいい本だとお勧めします!
マニアックな昆虫の知識などに夢中になる小学生にも大丈夫ですよ。
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