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岐阜県美術館「曝涼展」 [美術]

4月22日(日)、岐阜県美術館へ行ってきました。

「曝涼(ばくりょう)展」をやっています。
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「曝涼(ばくりょう)」とは、
天気のよい日に図書や衣類、道具などを日に曝して風をとおす
「虫干し」のこと。

岐阜県美術館は2018年11月4日から1年間、建物のリノベーション期間に入ります。 その間、作品を安全な場所に移動するにあたって、作品を「虫干し」します。 タイトルの「曝涼」とは、天気のよい日に図書や衣類、道具などを日に曝して 風をとおす「虫干し」のこと。収蔵庫から作品を順次「虫干し」のように展示して いきます。中には普段お目にかける機会の少ない作品もあるかもしれません。 何がでるかはお楽しみです。他にも、作品の採寸・点検など作品の 「知られざる日常生活」を合わせてご紹介します。(チラシ裏面の文より)
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‥‥ってことで、まぁこの展覧会、私も岐阜県美術館の後援会員で、
全ての企画展が一度ずつ無料で見られるってことでなければ、
行かなかったかもしれません。この日は岐阜でついでもあったので。
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展示室入口で後援会員証を見せると、
「今回の展示は作品にキャプションがついてないので」と、
出品作品の目録がもらえました。

まず、池田虹影(1892-1956)《家鴨》1912年
飼われている鴨たちが精細に穏やかに描かれていて素敵。
こういう絵、私の好みです。

そして、今村紫紅(1880-1916)《蟠龍》1915頃

垣内右嶙(1825-1891)《楊柳観音》と《山水》
どちらも制作年不詳
このあたりの掛け軸、箱も一緒に展示してあって、
《山水》は箱に書かれているタイトルと違うけど、
収蔵した時――次の展示の垣内雲嶙との作品と共に、高山の
飛騨・世界生活文化センター所蔵だったものが移管された――から
この状態だったとか、各作品に詳しい説明があって良かったです。
学芸員の方の熱意を感じました。
(あ、うろ覚えで書いてますので、間違って記憶しているかもです)

垣内雲嶙(1845-1919)《鍾馗》《水墨山水》《雛図》
雲嶙は右嶙の息子なんだそうですね。飛騨高山の出身で、四条派を学んだと。

狩野伊川院栄信(1775-1828)《松樹棲鶴》《南極壽星》《竹間遊鶴》
三幅対になった掛け軸。
川合玉堂の小学校の同級生で支援者でもあった杉山半次郎氏の息子
杉山勝三氏からの寄贈だそう。

で、次のなんとも上品な中国の人物の絵が、
川合玉堂(1873-1957)《杜子美図》1905
「杜子美」とは杜甫のことなんですね!
次に並んでいた《鍾馗図》1902 も川合玉堂で、共に杉山勝三氏の寄贈。

上品な《杜子美図》とはちょっと違った勢いのある筆の線で描かれた
《鍾馗図》は、杉山氏の息子誕生のお祝いとして描かれたと。
あ、この絵と、川合玉堂が杉山半次郎宛に書いた手紙、
岐阜県美術館で2013年(平成25年)に開催された
「素顔の玉堂~川合玉堂と彼を支えた人びと~」展で見たなと。
(出品リスト見たら、その展覧会に《杜子美図》も出てました)
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2013年の「素顔の玉堂~川合玉堂と彼を支えた人びと~」展のチラシ
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所蔵品展の方でも杉山半次郎氏が収集して勝三氏から寄贈された
杉山半次郎コレクションが展示されていて、
玉堂の《藍川漁火図》1893 《晩帰》1899頃 などや、
松尾芭蕉の真跡《山かげや》1688 も展示されていました。

杉山半次郎氏(1873・明治6-1960・昭和35)は、
岐阜市の杉山半七(はんしち)の長男として生まれ、 後に半七が金華山(きんかざん)のふもとで営む料亭旅館「萬松館」(ばんしょうかん)を継ぎました。 長良川の鵜飼を見るために岐阜に訪れて萬松館に滞在した文化人は数多く、 風流を好んだ半次郎は玄中庵(げんちゅうあん)と号して、それらの美術家や文学者と 交友しました。特に川合玉堂とは、岐阜尋常高等小学校(現・岐阜市立岐阜小学校)の 同級生でもあり、親しい付き合いでした。その後、杉山家は萬松館の経営から 離れましたが、半次郎氏と玉堂との交友関係は晩年まで続いていたことが 書簡から確認できます。
(所蔵品展の出品リストより)

ついでに‥‥2013年「素顔の玉堂」展と同時期に、
玉堂の生誕地に建つ「一宮市立玉堂記念木曽川図書館」でやっていた
「川合玉堂 ふるさとの風景」展
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今は閉館した大松美術館所蔵の玉堂作品なども多く来ていました。
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玉舎春輝(1880-1948)《磯辺》1933 四曲の低い屏風
海がリアルだけど、詩情が感じられるように描かれていていいなと。
玉舎春輝の《貴妃追夢》1925 は所蔵品展でよく見るけど、
この《磯辺》は初めて?かな。新しく作られたという
収蔵する箱も展示されていました。

そして熊谷守一(1880-1977)の墨画淡彩の掛け軸が5点!!
いいなぁ、守一。3羽の鵜が木にとまっている《鵜》1950年代 なんて、
思わず笑っちゃう。

川崎小虎(1886-1977)の房州や水郷でのスケッチシリーズが並んでいました。
‥‥うーん、私はどうも川崎小虎の絵はそんなにいいと思わないんですけどね。

そして展示室のコーナーには大きなビニール袋のテントがありました。
作品の燻蒸をするための装置。
今は昔のように有害な薬剤は使わず、窒素ガスで害虫を駆除するのだそう。

次の部屋には
土屋禮一(1946- )のわりと大きめの日本画が6点展示されていました。
土屋禮一氏の絵は《時》《輝》《水たまり》《映河》というタイトルからも
わかりますが、水に映る空とか、どこか普遍的な風景(の一部)、
茫洋とした‥‥ちょっと抽象画にも見えてしまうような、そんな雰囲気が
いいですね。

李禹煥(リ ウーファン)(1936- ) の3枚組の大きな作品《風と共に》1987
ブルーの線が並んだ《線より》は所蔵品展でわりと見るけど、
こんな大きな作品も持ってたのねーって。

白髪一雄(1924-2008)《地魔星雲裏金剛》1960
足で描く画家の迫力のある絵。赤い絵の具が強烈です。
(公財)岐阜県美術振興会・安藤基金より寄贈された作品
岐阜県美術館には安藤基金から寄贈された現代美術の作品が多くあります。

傍島幹司(1960- )《赤と白の時間》2003 赤い画面に白い人物
人物に頭がない? 足も3本ある?? みたいにも見えて印象的な作品だった。

チラシ裏面の右2段目に使われている変形キャンバスの作品
奥村晃史(1972- )《地上の食卓》2009 

岐阜県美術館「Artのメリーゴーランド」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-01-10
奥村晃史さんが紹介されて、この絵も展示されていたので、
展覧会の後で美術館が購入したのかと思っていたら、
目録の寄贈者の欄に藤原洋氏ってありました。

奥村晃史さんは各務原市生まれ・在住の方なので、
各務原市中央図書館で展示されたこともあります。
奥村晃史展「すごいどうぶつ」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2012-02-22

そして展示室のコーナーに大きな机や箱などがあり、
日比野克彦(1958- )の作品が無造作に置かれていたりします。

作品の採寸・点検など、普段バックヤードで行われている作業を
紹介するコーナー。

ブログに記事が書けてないのですが、去年9月8日(金)~10月29日(日)に
岐阜県美術館で開催された「BY 80s FOR 20s」展で、
日比野克彦の《SWEATY JACKET》1982 が展示されていて、
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作品のバックのパネルで保存と修復について説明がありました。
段ボールでできているこの作品、経年劣化が進み修復が必要なんですが、
作者である館長の日比野克彦氏が修復するのはダメなんだそうです。
それは「再制作」になってしまうからと。
でも作家がどうやって制作したか、詳しいことが聞き取りできるのは
修復にはすごくいいことだと。

(この展覧会、日比野克彦の作品等が撮影可でしたし、
 日比野克彦氏の解説も聞いたし、ブログ記事にしたかったんですけどねー)

その時、「日本には海外の美術館のように専門スタッフを配置している美術館は少ない。 その中で、岐阜県美術館は保存を専門とする者と修復を専門とする者がいる、 全国的に見ても稀な美術館」だと知って、へーって感心したんですが。
そして監視係の方が書いた『ミュージアムの女』で、
岐阜県美術館では「監視業務の専門職になるには『学芸員資格』という 資格を有することが条件のひとつとして求められています。」って知って
ますますすごいって感心しました。

ミュージアムの女

ミュージアムの女

  • 作者: 宇佐江 みつこ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/09/27
  • メディア: 単行本



チラシ裏面に使われている幸野楳嶺(1844-1895)《四季草花図屏風》明治期
竹内栖鳳や上村松園、川合玉堂の師として有名な人ですね。

正直、古い小さな屏風‥‥くらいにしか見なかったんですが。
対になった片方が箱に入れられた状態で展示してあって、
へーこうやって保管してるのねと。

宗廣力三(1914-1989)の絣の着物が展示してあり、

荒川豊蔵(1844-1895)の茶碗が箱などと共にいくつか並んでいました。
地震の多い日本で、古くからの陶器が守られてきたのは、
箱文化によるところが大きいと。

並んでいる茶碗の箱を包む布が同じで、それに茶碗の写真の
カードがつけられていて、すごく大切に扱われていたんだなぁと、
感心しました。このあたりの荒川豊蔵の陶器、目録に
寄贈・高井備克氏とありました。

小山冨士夫(1900-1975)や林景正(1891-1988)の茶碗も
高井備克氏寄贈ってなってました。

山田喆(やまだ てつ)(1898-1971)の茶椀は寄贈・山田光氏
息子なんだ。

この展覧会「収蔵庫から作品を順次『虫干し』のように展示していきます。
なにがでるかはおたのしみ」ってことで、ここにレポートした作品も
展示替えされているかもしれません。
「あの作品が見たい」という目的を持って行く展覧会ではないですが、
岐阜県美術館の多彩な作品を、へーこんな作品も持ってるのね。
この作家いいなぁーなんて、掘り出し物を見つけるようなカンジで
ふらっと行ってみるのも楽しいですよね。なにより、
GW中も混雑とは無縁だと思われますし(笑)

ということで展示室を出て所蔵品展(「曝涼展」も所蔵品展なんですけど)へ。
展示室1-A室とB室を使って、坂倉新平の作品がずらりと並びます。

岐阜県美術館で2003年に開催された「クロスアート展」で、
天野裕夫と坂倉新平が紹介されていて、私、この展覧会で天野裕夫を知って、
すっかりファンになったんですよね。

今年2月に、瑞浪市陶磁資料館へ行った時、隣の市之瀬廣太記念美術館へ
行ったら、天野裕夫の彫刻がたくさん置いてあって、おまけに撮影可で
狂喜したことはこちらの記事に:
瑞浪市市之瀬廣太記念美術館の天野裕夫彫刻
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2018-02-20

坂倉新平(1934-2004)の方は‥‥正直よくわからなかったんですが、
図録は自動的に2人がセットになっていたので。
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今回の展示見ても、ブルーが気持ちのいい絵だなってのもありましたが、
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この《ブルーの根源-2》1998 とか、いいなって見ましたが、
やっぱり、よくわからないーって作品もありました。

ルドン部屋(って私が呼んでいる)展示室1-Cは、
ルドン(1840-1916)の絵やリトグラフをはじめ、
ピカソ、ブラック、ミロなども並んでました。
ルドンの油絵《アポロンの戦車》1906-07頃 の前にiPadが置かれていて、
タッチして絵にかざすと、絵の解説や絵の裏側の画像を見ることができました。
部屋の反対側の油絵の前に置かれたiPadでは、紫外線や赤外線撮影した
絵を見ることができたりと、ハイテク(って死語?)を使った試みも面白かった。

展示室1-Dは「杉山半次郎コレクション」上にも書きましたが、
川合玉堂の小学校の同級生で支援者でもあった杉山半次郎がコレクションして
岐阜県美術館に寄贈された作品が展示されていました。

展示室1-E 「志野三昧」
荒川豊蔵をはじめとする、志野の作家の作品が並ぶ、まさに「志野三昧」展
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 昭和5年(1930年)、荒川豊蔵が、岐阜県可児市の久々利大萱牟田洞で 志野の陶片を発見しました。これを機に、志野や黄瀬戸、瀬戸黒、織部と いった桃山から江戸初期のやきものが、美濃の地で焼かれたことが実証されました。
(志野三昧リーフレットより)
ってことは、岐阜県美術館の所蔵品展で
荒川豊蔵の茶碗と共に紹介されてたので知っていました。

リーフレット左が荒川豊蔵《志野茶碗 銘早春》1978-79
志野っていうと、こういう茶碗をイメージしますよね。
私もこういう茶碗好きだけど、あまりにありふれているというか、
茶道の体験などでよく使われているフツー(?)の志野茶碗と
どう違うのかなぁとか。(多分お値段はゼロが2つか3つくらい違いますよね?)

そして、へーこういうのも志野なの??って(私やきものは詳しくないんです)見た
上段の 鈴木藏(1934- )《志野花器》1985 とか、
下段の 加藤孝造(1935- )《志野陶筥》1985 なんて面白いって見ましたし、

私が岐阜県現代陶芸美術館のショップで、この人の作品欲しいなぁーって見てた
酒井博司(1960- )の《藍志野花器》2012 が出てました。

リーフレットで、酒井博司は志野の第三世代って知りました。
荒川豊蔵に始まる、加藤景秋、加藤清三、奥磯栄麓といった第一世代、 現代の美濃焼を支える鈴木藏、若尾利貞、加藤孝造、安藤日出武、吉田喜彦、 豊場惺也ら第二世代、そして21世紀に新たな志野を模索する酒井博司、 安藤工、加藤亮太郎の第三世代まで、当館の所蔵品を中心に新作も含め、約50点を ご紹介します。」

と、岐阜県美術館の多彩な所蔵品楽しみました。これだけの展覧会が
「曝涼展」の観覧料一般500円で見れちゃいます。大学生400円、高校生以下無料。
(「曝涼展」を見なかったら一般320円、大学生220円、高校生以下無料)

--オマケ--
岐阜県美術館の後はいつもの敷島珈琲店へ。
ここのホットケーキ大好きなんですが、今日は
季節限定メニューの「苺のパフェ」760円を。
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これにコーヒーを付けて1,000円でした。


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こども陶器博物館「たじまゆきひこ展」 [美術]

うーーん、なかなかブログ書けませんが‥‥
4月8日(日)、岐阜県現代陶芸美術館で
「コレクション×キュレーター」展を見た後、

こども陶器博物館でやっている
「―ファンタジーを染める―
 たじまゆきひこ展
 型絵染と絵本原画」へ行きました。
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各務原市の図書館にこのチラシが置いてあって、
(あ、今頃気が付いたけど、裏面に50円割引券ついてたし、
 JAF会員証でも割引あったみたい)
時間があったら‥‥って思ってたんです。
で、3時半を過ぎた頃だったし、iPhoneの
Google Mapsで検索したら、16分とかって出たので。

でもっ!! それが間違いのモトでしたー
まず、19号線が渋滞していたので、早めに曲がるコースで行こうと
したんですが、曲がる交差点を間違えたりしてウロウロ、そして、
あれ?地図ではここだけど?? って場所で周りを見回すと、
どうやら崖の上に建っている建物がそれっぽい‥‥

子ども陶器博物館のHPの交通アクセスのページに注意がありましたが、
※お車でお越しのお客様へ
『多治見カントリークラブ』への道は当館へはつながっていません。ご注意ください。
当館は「美濃焼卸団地(センター)」というエリアの一角にございます。
この団地へ入る際に曲がる信号は「旭ヶ丘公園前」ですのでおまちがいの無いようお気をつけください。

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あらためてチラシを見て、多治見美濃焼卸センターを検索して
なんとかたどり着きましたが‥‥4時半になってました(T.T;)
まぁせっかく来たんだからと、大人500円の入館料を払って入りました。
(500円は「たじまゆきひこ展」開催中の大人(中学生以上)料金で、
通常の入館料は300円。小学生以下無料)
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たじまゆきひこ(田島征彦)さん、なんか私、田島征三と
ごっちゃになってたんですけど、双子の兄弟なんですね。
今回の展示でも田島征三と共作の絵本『ふたりはふたご』の原画もありました。



日本の土着的なパワーある絵、いいなと思ってましたが、
型絵染めの技法で作られていたって、改めて知りました。

(チラシの裏面の紹介にもちゃんと書いてありますが)
 田島の絵本の特徴は、染色の技法のひとつである「型絵染」が用いられていることです。絵本のテーマに対して数年がかりで取材をし、型を彫り、染の工程を繰り返すことにより、これまでにおよそ30冊の絵本を制作してきました。

え?! それってすごく手間かかってるんですよね?!!
下絵と、それをもとに切って作られた型も展示されていたり、
制作の様子が映像で紹介されていたんですが、
なんとまぁ、手間と時間のかかること‥‥って。

でも、絵本の原画としてはなんかもったいない気もしたなぁ。
チラシ表面上段に使われている劇団・京芸の舞台ドロップ
「陽気な地獄やぶり」1985年 くらいの大きさだと迫力だし、
やっぱり布って素材がいいなって見たけど、絵本くらいの大きさだと、
なんかそこまでの手間かけて‥‥なんて思いながら見てました。

たじまゆきひこの本(楽天市場)







時間がなかったので、あまりゆっくり見られなかったけど、
こども陶器博物館、
いろんなキャラクターを使ったこども茶碗などの展示もありますし、
絵付けを体験できる工房もありましたよ。

こども陶器博物館: http://museum.kanesho.co.jp/

楽天市場にショップがあります。


--オマケ--
展覧会後の楽しみ(え?私だけ)スイーツは、
キャッツカフェのスイートポテトとコーヒー
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セットで788円でした。


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岐阜県現代陶芸美術館「コレクション×キュレーター」展 [美術]

4月8日(日)、岐阜県現代陶芸美術館へ行きました。
「コレクション×キュレーター
 7人の学芸員が紹介するコレクションの魅力」展の最終日。
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岐阜県現代陶芸美術館のチラシはいつも、とても素敵で豪華
なんですが、今回は予算がなかったのか?
もちろんデザイン素敵ですが、裏面はモノクロだし、紙も薄いww
(なので、スキャンしたら裏が透けちゃってますー)
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以下、裏面の文章より
「美術館の活動」と聞いて、多くの人々が思い浮かべるのは、企画展ではないでしょうか。

ハイ、「ミュシャ展」に66万人入場したとか、
「国宝」展は62万人だとかって話題になりますよね。

もちろん企画展は重要ですが、例えばルーブル美術館にある 「モナ・リザ」のことを思えば、所蔵作品が美術館の性格を表し、 美術館活動の基本にあることに思い至ることができるでしょう。 美術館の基本的な使命は、美術作品を体系的に収集し、保存し、 来館者に公開し、教育普及活動を行っていくことにあります。
こうした美術館活動は、学芸員(キュレーター)と呼ばれる職員たちの 地道な仕事によって支えられています。 当館にも、館長を含め、学芸員が7名います。 それぞれ専門としてきた分野も異なり、 興味や研究の対象も少しずつ異なっています。

という、岐阜県現代陶芸美術館の7人の学芸員が、
コレクションの中から、それぞれの視点で作品を選んで
展示する展覧会。

会期中の毎週日曜日14:00~学芸員による展示解説があり、
最終日の4月8日は館長の高橋秀治氏が担当されました。

あちこちで春祭りが開催されている日で、
多治見でも陶器まつりが開催されているとのことでしたので、
セラミックパークMINOも混んでいるかな?
って思ったら、いつもに増して閑散としていまして‥‥
(陶器まつりは多治見の街中―本町オリベストリート一帯―でやってます)

高橋秀治氏の解説に集まったのは4名だけという、
なんとも申し訳ないような‥‥

最初の展示室が館長・高橋秀治氏が担当された、
第1章 新収蔵品を通して美術館の活動を知る=美術館の魅力は所蔵品から
ここに展示されている作品はすべて、平成28年度に
岐阜県現代陶芸美術館の収蔵品となったものだそう。

(以下、あくまで私の記憶で書いてますので、
聞き違い等もあるかもしれません)
美術館が作品を収集するには、購入、寄贈、そして
他団体からの移管という方法があるそう。
他に期間限定での寄託ということもあるとか。

ということで、まず購入した作品
フィンランド・アラビア社の
ルート・ブルックの陶板付きデスクや、鉢など。
ちょっと素朴な詩情を感じる作風の方だなぁと見ました。

そして、私が素敵!!って見たのは、
ミントン《金彩透し彫りボーダー パツィオパット天使図飾皿》1898/1905
イギリスの今はもうない陶磁器メーカー・ミントンの
縁は透かし彫りに金がキラキラで、中央に、パツィオパットという
カメオのようなブルーに半透明の陶土を盛り上げる方法で
天使が描かれている皿が並んでいまして、なんとも豪華でした。

ロイヤルコペンハーゲン《結晶釉北極熊トレイ》1925
氷の海に飛び込もうとしている北極熊。
結晶釉で表現されている氷の質感がとてもきれいです。

そして、寄贈
人間国宝の加藤孝造氏から寄贈された《志野白帯文壺》1962頃と、
チラシ裏面の中央に使われている《赤絵輪連文壺》1958頃
写真がモノクロなので残念なんですが、へー加藤孝造さん
こんな鮮やかな壺も作っているの?ってちょっと驚き。
(抹茶茶碗のワビサビがイマイチわからない私はこういうキレイな壺の方が好き)

加藤孝造氏からは自作の作品だけでなく、師にあたる
荒川豊蔵の作品も寄贈いただいたとのことで、3点並んでいました。

名古屋のギャラリー「ハセガワアート」より寄贈されたという
人間国宝・鈴木藏《志野花器》1980 などや

岐阜県文化振興課より移管という形で収蔵された
鯉江良二《ミザル・キカザル・イワザル》2002
鯉江良二の作品にしてはフツーの直方体の壺っぽい?と見たら、
やっぱり、なんか不思議でしたー

第2章 やきものってなんだ? 陶芸ってなんだ?
~やきものに広がる世界を楽しむ 花井素子


前回の「1964」展の担当学芸員だった花井素子さん
この美術館で一番長い学芸員の方だとか。
部屋の左側に並ぶのが、河井寛次郎、三輪壽雪、塚本快示、小山冨士夫
といった作家の鉢や壺

右側の壁に並ぶのが、森正洋デザインの無印良品の器や、
アラビア社のカティ・トゥオミネン=ニイットゥラ デザインの
プロトタイプ(ストーリーバード)と製品という量産品のやきもの

そして、中央のガラスケースに、
富本憲吉《色絵金銀彩四弁花模様飾壺》1960(チラシ表面3段目)
このキラキラの作品はここでよく展示されていて、
ボランティアスタッフによるギャラリートークで、
当館きってのお宝って話は聞いたことがありましたが、
この美術館で一番高い作品で、購入にあたって議会の承認も受けていると。
5,000万円以上は議会の承認が必要だそうですが、この壺は8,000万円。
議会では壺一つに‥‥って意見もあったそうです。

富本憲吉は奈良のお金持ちの家に生まれて、私費でロンドンへ留学。
ウィリアム・モリスの工芸運動に影響を受けたんだそう。
‥‥あ、そういわれれば、この壺の模様、モリスのデザインと
通じるものがありますね!

第3章 明治陶芸とは何か 立花昭

明治期の超絶技巧って大きな作品が並んでいます。
去年見た「明治有田超絶の美」展のよう。
輸出用、万国博覧会用に、技巧を凝らしたものが作られたのだと。

宮川香山(初代)《浮彫蓮子白鷺翡翠図花瓶》明治時代前期 は、
それまでの輸出用の金をたくさん使ったものは、材料費が高くつくので、
こういった浮き彫りにしたそうなんだけど、
やっぱり手間がかかって高くなったとか。

西浦焼というのを、昨年秋「引き継がれるコレクター魂」展
見に来た時に、ショップのギャラリーで展示してあったのを見て
知ったんですが、今回いくつか展示してありました。
西浦圓治(五代)《上絵金彩染付四季図大長頸壺》明治時代前期-中期
(チラシ表面左上)
写真では大きさがわからないんですけど、まぁ背丈ほども
あろうかって大きさにまず驚きます。武士や鷹などが
描かれているのも日本趣味っぽさを狙ったのかなとか。

第4章 新たな美の生まれるところ 山口敦子

「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」展 でも見た
ローゼンブルフのティーポット(チラシ表面右上)や、
コーヒーポット、花器やカップ&ソーサーがとても素敵!!

そして、「フランス印象派の陶磁器」展 で知った
北斎漫画から図柄をとった
フェリックス・ブラックモン
《セルヴィス・ルソー》の皿や脚付鉢もありました。
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(その展覧会でアンケートに答えてもらったポストカード)

第5章 現代アートと陶芸 岡田潔

用を離れた、アートとしての陶芸
2015年の「きになるかたち」展 で展示されていた
(この展示も全て所蔵品で構成されていて、
コレクションの質と量に驚いたんですけど)
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中島晴美《反転しながら増殖する形態》2009
(「きになるかたち」展のチラシで使われているのは
《苦闘する形態》1995 の方ですが)
重松あゆみ《骨の耳'92-14》1992(チラシでは一部切れてます)
斎木俊秀《三つ足(フラワーベース)》1995
そして、宇宙服を着た赤ちゃんが3体並んでいる
林茂樹《Q.P》2006
などが展示されていました。
陶芸の技術(土とか釉薬とか)的なことにはあまり興味のない
(わからない)私には、こういう現代アート的な陶芸、面白いです。

第6章 種と大地 林いづみ

一番若い学芸員の方だとか。

杉浦康益のひまわり3部作―ひまわりの花と種ができたところと、
朽ちた殻の姿の大きな陶の作品や、
自然を感じる素焼きの風合いと、ちょっとユーモラスな形の
ユン-ドン・ナム《種》1989
カルロ・ザウリ《耕地》1976 (チラシ表面左下)など、
陶芸って土からできてるんだなーなんて感じる作品が
展示されていました。

第7章 加守田章二の陶芸 顧問 榎本徹

前館長の榎本徹氏が担当した、最後の部屋は、
加守田章二の作品が4点並んでいました。
《灰釉大鉢》1966頃
《曲線文扁壷》1970(チラシ裏面左上)
《彩色角壷》1972年
《壷》1980年
これ一人の作家が作ったの? ってほど違う作品。

陶芸の大家も知らなかった私ですが、
「コレクション×クロニクル」展 で《灰釉大鉢》を見て、
大きな鉢なのに、シャープですごいなーって迫力は感じました。
《曲線文扁壷》もスゴイ‥‥って(語彙が貧しくてスミマセン)
それが《彩色角壷》になると、なんかカワイイ?って感じがして、
最後の《壷》は模様がデザイン的で洗練された雰囲気も。

加守田章二は若くして亡くなられたそうなんですが、
作風の変遷がわかるそれぞれの時代の代表作が
コレクションに入っているのは美術館として誇れることだと。

岐阜県現代陶芸美術館へはもう何度も来てますから、
見たことがある作品も多かったんですが、
やっぱり、コレクションの質と量、すごいです。

そして今回、それぞれの学芸員の興味や研究対象について、
知ることができて、展覧会を見る楽しみが一つ増えた気がします。


今年は桜が早く咲いて、我が家の周辺ではほとんど散ってしまった
状態だったんですが、ここではまだ残っていました。
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山も新緑になりつつありますね。
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駐車場からのギャラリーウォークから見る渓には
ミツバツツジが鮮やかに咲いていました。
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岐阜県現代陶芸美術館の展覧会の過去記事:

岐阜県現代陶芸美術館「1964」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2018-01-28

岐阜県現代陶芸美術館「引き継がれるコレクター魂」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-10-29

岐阜県現代陶芸美術館「明治有田超絶の美」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-09-07

岐阜県現代陶芸美術館「コレクション×クロニクル」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-06-02

岐阜県現代陶芸美術館「ふりそそぐ白の世界」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-12-13

岐阜県現代陶芸美術館「石黒宗麿」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-12-11

岐阜県現代陶芸美術館「土の冒険のぼうけん」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26

岐阜県現代陶芸美術館が主催する魅力発信事業の講演会
佐藤卓講演会「モダンデザインの時代から始まった、デザインに対する誤解。」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-07-14

岐阜県現代陶芸美術館「リフレクション」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-06-17

岐阜県現代陶芸美術館「セラミックス・ジャパン」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-06-16

岐阜県現代陶芸美術館「山田光」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-04-30

岐阜県現代陶芸美術館「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-04-28

感想が書けておりませんが、
「超絶技巧! 明治工芸の粋」と、
同時開催されていた「吉田喜彦とうつくしいものたち」見てます。

岐阜県現代陶芸美術館「きになるかたち」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-06-27
同時期に開催されていた「リトルガーデン」展のことも書いてます

岐阜県現代陶芸美術館「世界とつながる本当の方法」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-03-20

岐阜県現代陶芸美術館「大織部展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-10-15

大織部展と同時にセラミックパークMINOで開催されていた
国際陶磁器フェスティバル美濃'14
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-10-17

岐阜県現代陶芸美術館「フランス印象派の陶磁器」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-08-30

岐阜県現代陶芸美術館「ラテン!」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-06-18-1

岐阜県現代陶芸美術館「デミタス コスモス」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-06-18

岐阜県現代陶芸美術館「陶芸の魅力×アートのドキドキ」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-07-09

ただ、申し訳ないですが、これらの展覧会、私は岐阜県美術館の
後援会員証で見せてもらっているので、観覧料を払ったことがありません(^^;>
岐阜県美術館後援会の年会費3,000円はなんておトクなんでしょう!!
(岐阜県現代陶芸美術館友の会(一般会員年会費3,000円)に入会されても、
岐阜県美術館の展覧会を各1回ずつ無料で見られますよ!!
どちらも、どなたでも入会できます)

岐阜県現代陶芸美術館: http://www.cpm-gifu.jp/museum/

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豊橋市美術博物館「ウィリアム・モリス」展 [美術]

(もう2週間も前のことですが、なかなか記事が書けなくて‥‥)
3月22日(木)豊橋市美術博物館まで行ってきました。
「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」
という展覧会が25日(日)までだったので。
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一応、大学でデザインを専攻(もう40年前ですが)したので、
現代デザイン論の授業で「モダンデザインの父」として
最初に習ったのがウィリアム・モリスでした。
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モリスのデザインしたテキスタイルや書籍は大好きで、
今までもモリス関連の展覧会は結構見てますし、
モリスの生涯の友人、バーン=ジョーンズの展覧会を
兵庫県立美術館まで見に行っちゃったこともあります。

兵庫県立美術館「バーン=ジョーンズ展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2012-09-08

会期末が迫ってきて、モリスの展覧会は今までも結構見てるし、
あきらめようかなぁ‥‥とも思ったんですけど、
行っちゃいました。

豊橋市美術博物館のある豊橋公園の桜
3月22日(木)三分咲きくらいでした。
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豊橋市美術博物館へ行くのは3回目。最初は2011年7月3日(日)に
「カンヴァスに描かれた女性たち」展を見に行って、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-07-08

2回目は2016年5月17日(火)に「『描く!』マンガ展」を見に行ってます。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-05-17

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この展覧会、「原風景でたどる‥‥」って副題がついていますが、
少年モリスが動物や草花に親しんだエピングの森、
中世の雰囲気が感じられるオクスフォード大学の由緒ある建物、
そして新婚のモリス夫妻が住んだ「レッド・ハウス」などが、
写真家・織作峰子氏の美しい写真で紹介されて、
イギリスのモリスゆかりの地を旅したような気分になれました。
もちろん、モリスデザインの壁紙やテキスタイル、そして、
「ケルムスコット・プレス」と呼ばれる書籍もたくさん展示されていて
嬉しかった。私、美しくデザインされたタイポグラフィーと
挿絵と植物文様が一体となったモリスの書籍が大好きなんです!

ホールをずっと奥へ進んだところにある受付で観覧料一般1,000円を払い、
最初の展示室では、いくつかの映像の展示と、奥の大きなスクリーンで
若きモリスの感性を育んだ場所が紹介されていました。

ウィリアム・モリスは、1834年ロンドン北東の郊外ウォルサムストウで生まれ
6歳になった1840年にウッドフォード・ホールに移り住みます。
その隣にあったのが王家の狩猟場として使われてきたエピングの森
豊かな自然の中で、モリスは動物や草花とのふれあいを楽しんだそう。
モリスの壁紙デザインには小鳥やウサギや草花がモチーフとして
使われていますが、そんな感性がこの豊かな自然の中で育まれたんですね。
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そして進学したオックスフォード大学で、
生涯の友・バーン=ジョーンズと出会うのですが、
中世の雰囲気を色濃く感じられる建物が素敵!!
(ハリー・ポッターの学校みたいだなーって見ました)
モリスたちの中世好き(?)にはたまらなかったろうなと。
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ラファエル前派の中心的存在だったダンテ・ゲイブリエル・ロセッティのもとで、
バーン=ジョーンズとともに絵を習い始めたモリス。
ロセッティがオックスフォード・ユニオン(学生会館)の壁画制作の依頼を受け、
モリスたちもこの仕事に加わります。
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モリスはこの壁画制作で、ジェイン・バーデンと出会い、
結婚することになります。
彼女はロセッティが壁画制作のために採用したモデルでした。

1859年 モリスとジェインは結婚し、
1860年に「レッド・ハウス」に入居します。
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当時の四角い家に対して、赤煉瓦を使った革新的な家だったそう。

レッド・ハウスの内装はモリスと仲間たちの室内装飾の実験場となり、
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この共同制作の経験を通じて、
1861年にモリス・マーシャル・フォークナー商会が設立されました。

最後の展示室で、このレッド・ハウスの間取り図とともに、
各部屋の映像があり、レッド・ハウスを訪ねた気分になれました。

1871年、モリスはコッツウォルズ地方東部にあるケルムスコットで、
ロセッティと別荘の共同賃借を始めます。
この地方に特徴的な蜂蜜色のライムストーンで造られた別荘は
「ケルムスコット・マナー」と呼ばれ、
モリスは「地上の楽園」のようだと讃えたのですが、
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師と仰ぐロセッティと、妻ジェインとの三角関係に悩みます。
ロセッティの描く女性は多くがジェインの顔ですものね。
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チラシ表面の下に使われている部屋は、
ケルムスコット・マナーの《ホワイト・ルーム》だそう。

壁紙やテキスタイルなどは見たことがあるものも多かったですが、
やっぱり素敵だなぁと。図録も買ってしまいました。2,500円
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図録と無料の展覧会出品リスト

モリスのデザインをモチーフにしたスタンプを押すことができました。
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この展覧会、
2017年1月7日(土)~2月12日(日)に愛媛県美術館、
2017年2月25日(土)~3月26日(日) に福井市美術館、
2017年11月14日(火)~2018年1月8日(月・祝)に
奥田元宗・小由女美術館で開催され、
2018年2月12日(土)~3月25日(日)に
豊橋市美術博物館に巡回してきたようです。

ウィリアム・モリスの展覧会って結構やってるんですね。
「ウィリアム・モリス―デザインの軌跡」という展覧会が、
2018年4月21日(土)~7月16日(月)に、
アサヒビール大山崎山荘美術館で開催されるそうです。

私が見たウィリアム・モリスの展覧会
2004年7月17日~9月5日に岐阜県美術館で開催された
「ウィリアム・モリスとアーツ&クラフツ」展
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今回の図録と、「ウィリアム・モリスとアーツ&クラフツ」展の図録
この展覧会、2004年9月15日~10月3日に大丸ミュージアム・梅田
2004年10月7日~10月19日に大丸ミュージアム・東京 へと巡回しました。

2009年6月12日(金)~8月16日(日)に愛知県美術館で開催された
「生活と芸術―
 アーツ&クラフツ展
 ウィリアム・モリスから民芸まで」
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民芸運動の柳宗悦らが昭和初期に建てた「三国荘」の
再現展示もありました。(チラシ裏面右下)
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ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館との共同企画による
展覧会とのことで、愛知県美術館が入っている愛知芸術文化センターの
会報の表紙に使われているのは、
ヴィクトリア&アルバート美術館の「グリーン・ダイニングルーム」
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1866年、モリス・マーシャル・フォークナー商会が、
サウス・ケンジントン美術館(ヴィクトリア&アルバート美術館の当時の名称)から
世界初となる美術館内の食堂の装飾を委嘱されてデザインしたものだそう。

ついでに‥‥
大学の「現代デザイン論」の授業で使った教科書
勝見勝「現代デザイン入門」SD選書1

現代デザイン入門 (SD選書 1)

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  • 作者: 勝見 勝
  • 出版社/メーカー: 鹿島出版会
  • 発売日: 1965/11/01
  • メディア: 単行本


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学生時代に買った本
「―アール・ヌーボーの源流―
 ウィリアム・モリスとその仲間たち」
岡田隆彦 編著 岩崎美術社
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ウィリアム・モリスとその仲間たち―アールヌーボーの源流 (双書美術の泉 34)

ウィリアム・モリスとその仲間たち―アールヌーボーの源流 (双書美術の泉 34)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩崎美術社
  • 発売日: 1978/03
  • メディア: 単行本



ケルムスコット・プレス チョーサー「カンタベリー物語」
挿絵がバーン=ジョーンズ、縁と字体のデザインがモリス
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デザインの参考にしたかったんですが‥‥とても手が出ませんでした。
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豊橋市美術博物館では、
魚町能面同好会による能面の展示などもありましたし、
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2階の常設展では、「室内でのひととき」というテーマで、
佐分眞《厨房》や鬼頭鍋三郎《午後》などが展示されていました。

三分~五分咲きの桜と、
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吉田城と
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豊川を見て帰りました。
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豊橋市美術博物館: http://www.toyohashi-bihaku.jp/

この展覧会の公式図録を元に書籍化した本

ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡

ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 求龍堂
  • 発売日: 2017/01/11
  • メディア: 大型本



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名古屋市美術館「真島直子 地ごく楽」 [美術]

3月20日(火)名古屋市美術館へ行きました。
「真島直子 地ごく楽」という展覧会をやっています。
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パートが休みだったこの日、ホントは
豊橋市美術博物館「ウィリアム・モリス展」とか、
もっと遠い美術館へ行くつもりだったんですよ。

でも色々雑用をやっているうちに遅くなって、豊橋はちょっと無理か
‥‥って、まぁ名古屋くらいなら間に合うかなと。

名古屋市美術館のこの展覧会、それほど行きたいってことでは
なかったんですけど‥‥まぁ、チラシのデザインが素敵だったことと、
3月11日放送のNHK日曜美術館のアートシーンでも紹介されていましたし、
名古屋市美術館では、この次に「モネ それからの100年」とか
「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」なんて
素敵な展覧会が続くので、前売券を買ってこようって思いもあったんです。

名古屋で寄った金券ショップで、
「真島直子 地ごく楽」当日一般1,200円が800円で売られていたので
当然買いました(あんまり人気ないだろうから、金券ショップで
まだ残っているんじゃないかって思ったらやっぱりありました!)し、
「モネ それからの100年」当日一般1,400円、前売り1,100円が1,090円
「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」
当日一般1,500円、前売り1,300円が1,090円だったので買ってしまいました。

真島直子の絵は、2014年2月2日(日)まで開催されていた、
愛知県美術館「アイチのチカラ!」展で、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-02-03
初めて見て、鉛筆でうねうねと描かれた大きな絵が、
見ているとぞわぞわと動き出すようで、ものすごいインパクトが
あったんですが、最終日で出品リストもなくなっていて、
作者名がわからなかったんです。
この展覧会は、愛知県美術館の所蔵作品による
戦後愛知のアートを紹介する展覧会で、
真島直子は名古屋市出身とのことで展示されていたんですね。

次にこの作品を見たのは、2014年9月
愛知県美術館で「これからの写真」展をやっていた時の、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-09-12
「ミニマル/マキシマル」というテーマの所蔵作品展
真島直子《地ごく楽 2003-2》って作家と作品名を知ることができました。

愛知県美術館プロジェクト・アーチ「末永史尚―ミュージアムピース」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-09-14

名古屋市美術館
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平日だし、そんなに混んでないだろうって思ってましたが、
展示室内、私一人ってことはなかったので、まぁさすが名古屋だわって(笑)
(岐阜県美術館あたりだと展示室独り占めってこともよくある)

愛知県美術館所蔵の鉛筆の作品も来てましたし、
油彩を使った作品、そして
チラシ表面にも使われているような、
おどろおどろしくも不思議な美しさがある立体作品たち

特にたくさんの立体作品が集まった《地ごく楽2018》
地獄の池で魚(鯉)たちがのたうっているような迫力がありました。

‥‥が、どうもこの立体作品、私的にはちょっと‥‥ってカンジ。
まだ名古屋市美術館の白い空間にあるからいいけど、これ
あいちトリエンナーレとかの廃屋みたいな空間で見たら、
なんだか汚らしく見えるんじゃないかなぁーなんて。
防腐剤?みたいな匂いも気になったし。

鉛筆の絵は確かに迫力だけど、この巨大な作品、よくこんな大きな紙が
あったもんだとか、折り目をつけないように保存するのは大変だろうなぁー
なんて思いながら見てました(笑)

地下の常設展示室3では「名古屋のシュルレアリスム」として、
真島直子の父の眞島建三の作品が4点展示されていました。
日本におけるシュルレアリスムの最盛期は1937年前後でしたが、 残念ながら1940年代の特別高等警察による思想弾圧によって、日本の シュルレアリスムは急速に消沈し、また戦災によって戦前の作品が多く失われました。 名古屋生まれの眞島建三もまた、空襲によって昭島の自宅にあった絵をすべて焼失しました。
(置いてあったリーフレットより)

名古屋市美術館「画家たちと戦争」展で見た
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-09-24
鳥と猫で顔になっている北脇昇《鳥獣曼陀羅》や、
《春に合掌す》が展示されていました。

「画家たちと戦争」展で担当学芸員の山田諭さんの解説会を聞くことができて、
戦前に独自のシュルレアリスム絵画を確立した北脇昇だったけど、
戦争でシュルレアリスムが弾圧され、「図式絵画」や
東洋思想に傾倒した作品へと変わっていったとのことでした。

常設展では、変形のキャンヴァスに黒い機械部品が散乱しているのかと
見たら、男や女が入り乱れて、ナイフを突き立てられた赤ん坊がいたりする
《カム・オン・マイ・ハウス》と《私生児の誕生》が並んでいて迫力でした。
この絵、日付だけを描いた絵で知られる河原温の1955年の作品なんですね。
渡米後の日付絵画《FEB.23,1966》《JUNE 5,1967》《20 ABR.68》《17 ENE.69》や
《百年カレンダー(18,864日)》1984年 も展示されていました。

閉館の5時少し前に出て、帰る途中、
名古屋画廊のウインドウにあった絵がいいカンジで、
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思い切って画廊に入ってみました!
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「田村美奈展」
―風景の中の風景― って副題がついていましたが、
水面に映った風景のイメージのような抽象画のような、
なんかとても気持ちのいい絵だなって見ました。

伏見から名古屋まで歩きました。途中の納屋橋で、
川岸の桜が咲いていてびっくり。コヒガンザクラだそう。
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この後、1週間程で名古屋の桜(ソメイヨシノ)も満開になるんですが、
この時はまだ開花宣言が出されたくらいでしたから。

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岐阜県美術館一般展示室「それぞれの空間表現展」2018 [美術]

3月16日(金)岐阜県美術館の一般展示室で開催されていた
「それぞれの空間表現展」に行ってきました。
(展示は2018年3月13日(火)~3月18日(日)なので終了しました。)
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フォローしている足立絵美さんのツイッターで、
https://twitter.com/emi8282
「それぞれの空間表現展」が始まりますってツイートを見て、
あらこの展示またやるんだって思ったら、
前回は去年2017年2月21日(火)~2月26日(日)だったんですね!!

岐阜県美術館一般展示室「それぞれの空間表現展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-03-11

この展示からもう1年経ったわけですか!

岐阜県美術館、「第9回 円空大賞展」が3月11日(日)で終了
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2018-02-15
多目的ホールに展示されていたエンリケ・オリベイラさんの
巨大な作品も撤去されていて、いつにも増して閑散としていました。

岐阜県美術館の一般展示室、いつもは県内の美術団体など
2団体が分けあって展示していることが多いのですが、
その空間全てを使っての展示です。
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入ってすぐ、このカラフルな作品が目に飛び込んできます!
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戸部善晴さんの作品

よく見ると、すみっこに置かれたり吊るされたりしている小さなカメレオン
カワイイですね。
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展示室の中央に長ーく伸びた作品は、大野昌之さん《Ca》
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真ん中が円形にくぼんだ白い台に、いろんなものが置かれています。
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松ぼっくりや貝殻や、あ、小さな瓢箪もある!
大野昌之さん、ギャラリー小さい家「大人のアートなおもちゃ展」に、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2018-03-10
瓢箪の中にいろんな色がキラキラしている作品を出されていましたね。
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佐藤仁美さんの展示コーナー
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なんか花とか連想するような形だなぁって見たら、
《はとはなのかたち》みたいなタイトル(正確ではないかもです)でした。
変形パネルも面白いです。
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足立絵美さんの展示コーナー
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正面の大作2点は見ごたえあります。凝ったマチエールも楽しい。
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右側のカミキリムシ(?)を抱いた女の子、可愛い!
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パンタン(操り人形)が5点展示されていました。
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ひもを下に引っ張るとそれに連動して
 手足が上下に動きます
 ひもを
やさしく引っ張ってみて下さい

《popo》足(?)がフォークとスプーンなのが面白ーい!!
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頭が二つある子《nakayoshi》素敵!!!
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角の生えた子《jiro》表情がとても印象的
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オシミタダシさんの展示コーナー
去年の展示で、え?これは写真?絵??って驚いたんですが、
写真にペイントをしているんだそうですね。
グラフィック的な処理も面白いです。
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床に置かれた作品は、
《捏造された記憶だけが優しく微笑みかける》
って意味深(?)なタイトルがつけられています。
立体の文字が置かれているのも面白い‥‥M E M O R I E S
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猫好きにはこんな作品たまりません!
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堂本清文さんの展示
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壁の横には釘と金槌が置いてあって、
参加型のアート作品です
 ファイルの中の作品を
 “かなづち”と“針くぎ”で
 自由に壁に貼り付けてください
」と!
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壁の両面に貼り付けることができます
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床一面に並べられた立体作品は長縄功太郎さんの作品
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一つだけ壁に取り付けられたものがあります。
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昨年の「それぞれの空間表現展」は、それぞれのコーナーが
壁でしっかり区切られている雰囲気でしたが、今年は、
ゆるやかに重なり合っているような展示がいいですね。

安永智一さんの展示コーナー
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動きを感じます。
黒い円は、黒い紙を切って貼り付けてありました。

遠藤泉女さんの展示コーナー
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松井優幸さんの展示コーナー
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松永賢さんの展示コーナー
黒いミステリアスな人物を描かれる松永賢さん
今年はドローイングの展示
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ドローイングでもミステリアスな雰囲気が出てますね。
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3月26日(月)まで、瀬戸市のVOUSHO Coffee Factoryで
展示をされているそうです。
VOUSHO Coffee Factory: https://www.vousho.com/
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藤澤真実さんの展示
透明感と光沢のある色がきれい!! これはフィルムか何か??
「ミクストメディア」と書いてあったけど‥‥
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藤澤真実さん、昨年は大きな立体作品を展示してらしたけど、
今年はまた違った方向の作品なんですね。
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「それぞれの空間表現展」いろんな作品が並んでいてとても良かったです。

美術館入口側の窓から見た一般展示室
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ショップで買った、「ミュージアムの女」チョコレート
540円が岐阜県美術館後援会員証で486円になりました。
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「ミュージアムの女」
岐阜県美術館の監視係の方が描かれた4コマ漫画
岐阜県美術館の公式アカウントで発表されて話題になりました。
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ミュージアムの女 [ 宇佐江 みつこ ]
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また連載が再開されて楽しみです。
岐阜県美術館公式ツイッター: https://twitter.com/gifukenbi
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極小美術館「臼井千里」展・「中風明世」展 [美術]

3月11日(日)、岐阜県池田町にある極小美術館へ行ってきました。
「臼井千里」展と
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「中風明世」展をやっています。
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この美術館、以前から行きたいと思ってたんですよね。
岐阜県美術館あたりに置いてあるチラシを見て、
面白そうな展示やってるんだなぁって思っていたし、
知っている作家さん(二村元子さん)が参加された展覧会の案内を
送っていただいたこともあったんですが、
どうも「アポイントをとってお越しください」ってことと、
一緒に行くような人もいないので、なんか敷居が高いように感じて‥‥。

それが、パートが休みだった2月1日(木)、
なんとなくテレビをつけていたら、
NHKの夕方のローカル番組「ほっとイブニングぎふ」で
極小美術館が紹介されているではないですか!! あわてて録画しました。

NHK岐阜放送局のウェブサイトに内容がアップされています。
第51回「極めて小さな美術館 代表・長澤知明さん(大垣市在住)」
http://www.nhk.or.jp/gifu/program/hot/culture_180201/culture_180201.html

開館して約9年、全国の美術関係者から注目を集め、
7年先の2025年まで、展示の予約が入っているという極小美術館。

この美術館を作ったのは、長澤知明(ながさわ・ちめい)さん。70歳。
10年前まで、公立高校の美術教師だった長澤さん。
かつての教え子たちに、作品を発表する場を作りたいという思いで、
定年後に自費でこの美術館を開館しました。

「教え子が進学して、展覧会をしていますと
 情報をくれるたびに見に行くんですけどね」
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「1週間貸し画廊をかりて、高いお金を出して
 見に来るのは同級生と親せきだけ
 あまりにもかわいそうだなと思って」

自身も彫刻家として50年以上活動してきた長澤さん。
作品の発表は、作家が成長するために欠かせないステップだと

「アトリエから作品を出して
 社会にさらすことは基本ですね」
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「それをやらないと、次のステップを
 踏んでいくことができない」

それでも「ギャラリー」ではなく、あえて「美術館」という名前にしたのは

「ギャラリーという名前を付けると
 案内をもらった人が

 1点くらい買ってあげないといけないかな
 という忖度(そんたく)が働く」

「うちは一切作品の売買はしません
 入館料もいただきません」
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「本当にいい作品を見てもらう」
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熱っぽく語る長澤さんを見ていたら、
知っている方が映ってビックリ!!
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新しく始まる展覧会の作品を搬入する臼井千里さん!!
書道家と紹介されていたけど、

私はこの方、我が家が昔ホームステイの受け入れをしていた頃に、
国際交流団体のリーダーとして活躍していらっしる姿を見て、
いつもその英語力や行動力にすごいなーって感心していたんです。
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臼井千里さんが書道家だって知ったのは、2014年に
岐阜シティ・タワー43で開催されていた
「見たい見せたい美術展」で、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-02-10
岐阜を代表する画家や彫刻家と並んで展示されているのを見て、
作品も素晴らしかったんですが、
この方々と並ぶレベルなんだ!!って驚いたんですよね。

昨年秋の岐阜市歴史博物館「レオナルド×ミケランジェロ展」
オープニングの日のイベント
対話劇「生涯のライバル レオナルドとミケランジェロ」に行った時、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-10-14
着物姿の臼井千里さんをお見かけしたんですが、
この対話劇も臼井さんが大きくかかわっていらっしゃったのだとか。

極小美術館で臼井千里展が開催されていることを知って、
これは是非行かなくちゃと、
3月11日(日)、ちょっとドキドキしながらアポイントの電話をかけました。

池田町には、池田温泉や桜の名所・霞間ヶ渓(かまがたに)
そして願成寺古墳群美術展などに行ったことがあるんですが、
私設の小さな美術館なので道路の標識もなく、
目印になるような建物もなくて、かなりわかりにくかったです。
(口で説明しようとしても難しいカンジ)

極小美術館(帰る時に撮影)
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2つ並んだドアの「臼井千里展」と書かれた方を開けると、
着物姿の臼井さんが、何人かの来館者とお話していらっしゃるところでした。
臼井さんと会えるとは思ってなかったですし、私のことを覚えていて
くださって、さらに感激!!でした。

せっかくなので写真も撮っていただきました!
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作品はすべて《COSMSO-コスモス 小宇宙-》がテーマ
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こちらは「LIFE」の文字を重ねたもの
命がうごめくようにも、立体的にも見えてきます。
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なんとも優美な「花」の文字。素敵です!!
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その後「中風明世展」のドアから2階へ上がり、お茶をいただきました。
長澤知明さんや中風明世さんもいらっしゃいました。

3階は「中風明世」展
カラフルな板が壁に整然と並んでいます。
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正面の壁にはピンクの板が1枚だけ。
聖堂とか、なにか祈りの空間のようでもあります。
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よく見ると、それぞれの板は単純な色面ではなく、
塗り重ねられていたりして、微妙なニュアンスの違いがあります。
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板に銀色の横線が入っているのと、縦の線が何本か入っているのが
ありますが、それらは描いたものではなく、実は透明なプラスチックを
埋め込んで、そこに銀色を塗ったのだとか! すごい手間です。
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長澤知明さんの信念の塊のような美術館。
とても素敵な空間でした。

「臼井千里展」と「中風明世展」は4月1日(日)まで。

次は、2018年4月8日(日)~6月3日(日)
「稲葉佳子展」と「中野磨里展」が開催されます。

観覧希望のアポイントは 090-5853-3766 へ。

極小美術館:
http://www.geocities.jp/kyokushou_museo/
今までの展覧会のフライヤー(チラシ)も見ることができて、
あぁ、この展覧会も見たかったなと。

臼井千里さんのホームページ:
http://chisato-usui.com/
とても充実したウェブサイト!! 英語ページもさすが!!です。
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ギャラリーキャプション「白い赤」展 [美術]

3月4日(日)岐阜のギャラリー小さい家へ行き、
「大人のアートなおもちゃ展」で体験型アートを楽しんだ後、
展覧会のチラシなどが置いてあるコーナーを見ていた時に、
この日までだからと勧められたのが
ギャラリーキャプション「白い赤」展
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置いてあった案内のハガキは分厚いボール紙のような紙で、
真ん中に銀色の小さな文字でタイトルだけが印刷されています。

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宛名面の地図を見て行きました。
JR岐阜駅からわりと近い場所ですが、

え?! ここ?!!! 素晴らしくインパクトのある建物です!!
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ギャラリーキャプションの駐車場が1列2台のみあるって
ことでしたが、近くのコインパーキングに停めました。
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階段を上がった2階が入口になっています。
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最初に天井から吊るされた、白い(針金?の)赤の文字
森末由美子さんの作品

展示室は2部屋あり、
白い壁にフローリングの床の素敵な空間になっていました。

古い本(日記帳)が開いてあり、その上に虫眼鏡が置いてある作品、
最初に見た時は意味がわからなかったのですが、
「ハートが見えませんか?」って言われてよく見たら、
開いたページの真ん中に置かれた虫眼鏡の枠の影が
ハート型に見えます!! 寺田就子さんの作品

別室にあったグラスにガラス棒が挿してあって、
見る角度でガラス棒の先端に色が見える作品も
寺田就子さんの作品。
あ、寺田就子さん、あいちトリエンナーレ2016で、
旧明治屋栄ビル3階で展示されていた方なんだ!
あいちトリエンナーレ2016 (8) 名古屋駅・旧明治屋栄ビル他
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-10-12

金田実生さんの透明感のある絵もいいなって見ました。

ギャラリーの空間全部が現代アートって雰囲気でよかったです。

ギャラリーキャプションのウエブサイト、私のパソコンで
危険なサイトってMcAfeeに警告されるんですけど‥‥
https://www.gallerycaption.info/

フェイスブックや
https://www.facebook.com/gallerycaption/

インスタグラムもありました。
https://www.instagram.com/gallery_caption/
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ギャラリー小さい家「大人のアートなおもちゃ展」 [美術]

3月4日(日) ギャラリー小さい家へ行きました。
「大人のアートなおもちゃ展」をやっています。
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駐車場から見える「小さい家」の窓に、なにやら
カラフルなものが見えてます。
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坪庭の先のギャラリー入口に展示されていたのが、
松村喜弘さんの作品

額にスプレーで水を吹きかけると!!
ブルーの水が壁を伝って落ちていきます!
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ちょっと衝撃の体験!!みたいな。

1階和室にも松村さんの体験する作品がありました。
《世界に平和を広めましょう。》
白い世界地図にハンコを押します。
「世界平和」だの、「自由」「涙」なんてハンコがありました。
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床の間には荒井克典さんの作品
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千羽鶴が宙に浮いています。
床に反射する素材が敷かれ、千羽鶴が映っています。
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荒井克典さんは「小さい家」で大がかりなインスタレーションを
含めた個展なども何度か開催されています。
小さい家「-円相- 荒井克典」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-06-12

縁側には黒い瓢箪が置かれています。
大野昌之《まぼろしのプラネタリウム》
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穴を覗くと‥‥いろんな色の光がキラキラしてきれい!
(写真ではうまく写らないので残念なんですけど)
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2階へ上がると、
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わーなんかカラフルで楽しい!
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松村喜弘《安全な場所を作りましょう。》
いろいろ動かして遊んでいいそうです。
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カラフルな工事現場のよう?

そして、小澤紀代美さんの操り人形たち。
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音楽にのって踊らせて遊べます。
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見るだけでなく、触って遊べる作品たち。
ちょっと面白い体験ができる展示、
3月18日(日)までの金・土・日 12:00-17:00 です。


小さい家: http://gifulittlehouse.com/
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一宮市三岸節子三岸節子記念美術館「フジイフランソワ展」 [美術]

3月2日(金)、一宮市三岸節子記念美術館へ行きました。
「フジイフランソワ展
 はなから さらさら きにならぬ」という企画展をやっていました。
(会期2018年2月3日(土)~3月4日(日)なので終わっています)
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このチラシを手に入れた時(多分、岐阜県美術館あたりで)は、
そんなに行きたいと思ってなかったんですよね。

鹿の角が桜になってるのが不思議だけど、なんか古風な絵だなぁと。
フジイフランソワ? 日本の伝統文化にかぶれた外国の人なのかしら??
なんて思ってたし。
(実はフジイフランソワさん、静岡県湖西市生まれ、
 現在は名古屋在住の日本人女性だそうです)

チラシ裏面の妖怪のような絵も、うーんちょっと気味悪い
‥‥くらいだったんですよね。
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展覧会が始まって、ツイッターで
和菓子「べろりんとん」の画像が添付されたツイートが流れてきましたが、
その時は、あまりに毒々しい色にちょっと引いてしまったというか。
でも、ツイッターでの評判が良くて気になっていたところに、
2月11日のNHK日曜美術館アートシーンで紹介されたりして、
へー、ウチからわりと近いしちょっと行ってみるかって。

一宮市三岸節子記念美術館には、
「はしもとみお展」や、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-02-17
「森田りえ子展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-11-09
などに行ったことがあります。

三岸節子の生家跡に建てられた美術館は、かつてこの敷地内にあった
織物工場を彷彿とさせるデザイン。敷地内に現存する土蔵には
三岸節子の愛用の品が展示され、アトリエが再現されています。
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三岸節子さんの銅像が迎えてくれます。
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受付で一般500円のチケットを買って2階の展示室へ。
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チケットに使われているのは《月のコブコブラ》2011年
伊藤若冲の《葡萄図》のようですが、葡萄の蔓のあちこちに
ラクダがコブのように描かれています。

第一章 おうまがとき
なにやらあやしいものに出逢いそうな時間には、
人とそれ以外の生きものたちとの境界線が
だんだんと薄らいでゆきます。


ってあって、最初に展示してあったのが、
《ひょう流ひょうひょう》2002年
一目見て、なにこれ!! おもしろ~い!! って
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(展覧会図録より)

尾形光琳の《紅白梅図屏風》の水流のような中に、
奈良美智のキャラクターのようなゆるい犬がボートに乗っています。
豹(ひょう)が溶けて流れて『ひょう流』ってダジャレ??
なにより落款の放射能マーク!!
画材にはルイボスティーやエンジンオイルなども使われているそう。

そして《花火図 朝顔》2003年 豊田市美術館蔵 では、
鈴木其一《朝顔図屏風》がベースになっているんですが、
あちこちで花が燃えています。花に火で「花火」?
よく見ると、花に隠れている動物たちが燃えていたり、
猫は鼻から火を噴いていて「鼻火」?

次の《夜更けのスキャット》2002年 豊田市美術館蔵 は、
古い龍図かと思うと、爆撃機が描かれていたりと、
細部を見ていくと楽しい!!
さすが豊田市美術館、いいの持ってますね!!
フジイフランソワさんは豊田市美術館で2008年に
「綯交 REMIX フジイフランソワ、一体こやつのアートはいかに。」
という個展を開催されているのだそう。

《極楽温泉郷》2008年 がとりわけ楽しかった!!!
いろんな動物たちが、手ぬぐいを頭にのせて温泉に浸かっています!!
ガイコツもいるし、潜水服の人(?)もいます。
あちこち細部を見ていくとニヤニヤしちゃいます!!


第二章 はなから さらさら きにならぬ

茶道具それぞれに命が宿ったような《九十九髪茶道具》
茶釜は抹茶を差し出して《一服しんぜえもん》
《付喪神》では、筆は「一筆かきえもん」
琵琶は「びわ奉仕」おたまは「すくいたまえ」って!!(笑)

鹿を描いた作品が並んでいて、これらは大作で格調高い印象で
見ごたえがありました。
チラシ表面に一部が使われている《コノハナサクヤ》2016年
鹿の角が咲き誇る絢爛たる桜になっていて、
狩野派あたりの豪壮な障壁画のようで素敵!!

やはり鹿の角が木や草になっている《ヤマサチヒコ》2015年
《オオゲツヒメノカミ》2012年 茨城県近代美術館蔵 は、
鹿の角がたわわに実った果物の木になっています。
「オオゲツヒメノカミ」は穀物食物の女神だそう。
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どちらも私の好みの絵で素敵!!

酒井抱一《夏秋草図屏風》のように見えるのに、草にガイコツが
隠れている《草葉のかげ九十九》2017年 も好きだなぁ!!
(あらためて酒井抱一の絵をネットで見てみたら、
草に隠れるように咲く白いユリがガイコツのようにも見えたりして)


第三章 いと おかし

座敷わらし、ならぬ《座敷わがし》
柏餅のように柏の葉にくるまれているのは虎だったり、
餅の中にウグイスがくるまれていて、うぐいすもち(笑)
笹の葉に包まれている犬は長澤芦雪の犬にそっくりだったり、
ミカンからウサギがのぞいていたりと楽しい!!
そんな中に、ツイッターで画像が流れてきた「べろりんとん」も
描かれていて、うわー、これは食べなきゃ!!って思ったんですが、
展示を見た後で美術館のカフェへ行くと、
既に今日の分は売り切れだそうで残念ーーでした。
この展覧会と、尾西 金蝶堂がコラボして作った和菓子だそう。

鯉やカエルやカラスなどが、大きな鈴をつけた姿で描かれる
《愛玩》シリーズも楽しかった。


第四章 むすひ ひもとく

《竹林檎図》では、古い竹林図かと見ると、
なぜだか竹に林檎が生っていたり、
落ちた林檎から内臓のようなものが出ていたり。

《鶏頭》2002年 では、鶏頭の花はホントに鶏の頭だったり、

《やなぎにかえる》2008年 では、柳に飛びつく蛙と見たら、
柳の葉がみな蛙だったり!と、ダジャレのような面白さがあって楽しい。

そして最後、今回の展覧会のために描かれた新作
《いつか花となるならば》2018年
牡丹の花が画面いっぱいに描かれています。
白い牡丹の花はガイコツのように見えてきます。
(ちょっと絵から離れると、よけいガイコツに見えます)
ガイコツが楽しげに集まっているようにも見えてくるんですが、
あくまでも絵は日本の伝統的な雰囲気でいいなぁと。

展示室を出たところで、フジイフランソワさんの絵本が3冊
置いてありましたが、楽しかった!!
フジイフランソワさん、名古屋イラストレーターズクラブに所属する
イラストレーターだったそうで、絵は漫画チックというか、
今回の展覧会の絵とは全く違うんですが、なぞなぞとか、
言葉遊びのセンスとか、面白かったー!!

なぞなぞぞうくん (よみっこえほん)

なぞなぞぞうくん (よみっこえほん)

  • 作者: フジイ フランソワ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 大型本



しりとり りりい (よみっこえほん)

しりとり りりい (よみっこえほん)

  • 作者: フジイ フランソワ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 大型本



よみっここよみ (よみっこえほん)

よみっここよみ (よみっこえほん)

  • 作者: フジイ フランソワ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 大型本



別室ではフジイフランソワさんのワークショップで制作された
参加者たちの作品が展示されていました。(この部屋は撮影可でした)
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1階の常設展示室では「三岸節子 マチエールの魅力」として、
初期の絵具が薄く塗られた作品から、厚塗りのもの、絵具に砂を混ぜて
塗り重ねては削り取ったものまで、さまざまなマチエールの作品が
展示されていました。

目を引いたのが、新収蔵作品《貝谷八百子氏肖像画》
1957年に雑誌『週刊朝日』の、
“第7回表紙コンクール「日本の女性」”
いう企画で、3月17日号の表紙となった作品
三岸節子を含む15人の画家が描く表紙絵に、読者が人気投票を行い、
投票した読者へ抽選で表紙原画が贈呈されるものだったそう。
原画に当選して60年間保管されてこられた方が、
昨年秋にこの美術館に寄贈されたものだと。

展覧会の図録、1,600円を買って帰りました。
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コラボ和菓子「べろりんとん」が売り切れていたのが残念だったなぁー。

一宮市三岸節子記念美術館: http://s-migishi.com/

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2018年2月24日(土)中日新聞夕刊の記事(クリックで拡大します)
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