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岐阜県現代陶芸美術館「ふりそそぐ白の世界」展 [美術]

12月4日(日)、多治見のセラミックパークMINOにある
岐阜県現代陶芸美術館へ行き
「人間国宝 石黒宗麿のすべて」展を見たことは前記事に書きました。

岐阜県現代陶芸美術館のギャラリーⅡでは、
「ふりそそぐ白の世界」という展示をやっています。
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岐阜県現代陶芸美術館のチラシやポスターはいつも素敵なんですが、
このチラシも銀色の文字で、とても美しいです!

今回は、岐阜県現代陶芸美術館と岐阜県美術館の
コラボレーションによる展覧会。両館のコレクションから
白い作品が選ばれて展示されています。

最初の部屋(A室)には、チラシ表面上に一部が使われている
大巻伸嗣《ECHO-Crystallization》2005年
修正液とクリスタル・パウダーで大画面の白いアクリル面に
白い植物の絵が描かれています。岐阜県美術館蔵の作品。

岐阜県美術館「Artのメリーゴーランド」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-01-10
で、この作品が展示されていて、多目的ホールでは
インスタレーションも行われていて印象深かったです。

ここでも、白いお花のシールを美術館入口のガラス面に貼る
イベントが行われていました。

チラシ表面下のフクロウの作品は
アルベルト・ヨナサン《Watchers》2014年

2015年3月に見た
岐阜県現代陶芸美術館「世界とつながる本当の方法」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-03-20
で展示されていました。蛾を並べた作品もあったなぁ。
アルベルト・ヨナサン
1983年インドネシア バンドン生まれ
2012年より京都精華大学陶芸コース研修生、2014年より大学院在籍
(世界とつながる本当の方法図録より)

「世界とつながる本当の方法」で展示されていた
出和 絵理(1983年 石川県生まれ)の、まるで紙でできているかの
ように薄い磁器の造形《Forest》2011年もありました。

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アルネ・オーセ(1940- ノルウェー)の《白い器》1998年
この薄い器すごいなと。かなり大きいのもすごい。
(チラシ裏面下段右から2番目)
ただ、ちょっと実用はできそうにないですね。

階段を上がったB室では、もう少し実用的な‥‥まぁ、
作家さんのモノとか貴重過ぎて使えないでしょうが‥‥陶磁器が
展示されていました。

荒川豊蔵《志野水指》とか。志野は白い釉薬をかけますね。

白磁・青白磁の技術により重要無形文化財保持者(人間国宝)である
塚本快示《白瓷輪花鉢》の白磁が美しかった。
(私、抹茶茶碗のワビサビより、こういうツルンとした磁器が好きだなぁ)

そして、これは量産品で森正洋はデザイナーなのかな。
森正洋《パーティトレイ“セラベスク”》1994年(チラシ裏面下段中央)
いかにも「モダンデザイン」ってカンジの、シンプルで機能的な
白い皿。いろんな使い方ができそう。
展示では並べ方が変えてあって、白い器が華やかに見えました。

森正洋(1927-2005)、
第1回グッドデザイン賞を受賞した《G型しょうゆさし》や、
無印良品の白い器などもデザインされている方なんですね。

同じ森正洋の《ファンシーカップ》1969年 は、
白くてシンプルな中にも遊び心があっていいなぁ。
こんな器を使ったら、日常がアートになりそう。

チラシ裏面下段右端の
アラビア、デザイン:カティ・トゥオミネン=ニイットゥラ
《“ストーリーバード”ピッチャー》1993年 もシンプルで機能的だけど、
アートっぽくていいなぁと思いました。

「アラビア」って、フィンランドの陶器ブランドなんですね。
同じアラビア社の、デザイン:クリスティーナ・リスカ
《花器“ゾーン”》1997年 も展示されていました。

最後のD室は、またアートっぽく(?) 岐阜県美術館所蔵の
伊藤公象《多軟面体シリーズ―白い群生物―》1986年(チラシ裏面上左)

そして、「世界とつながる本当の方法」展で見た
板橋廣美《白の連想》1987年(チラシ裏面上右)や、

「きになるかたち」展で見た、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-06-27
鉄板が並んだ上に置かれた白い陶磁器が柔らかいモチのように垂れている
板橋廣美《白の連想1990》も展示されていました。

「きになるかたち」展でカワイイ!って見た
斎木俊秀《三つ足(フラワーベース)》1995年 も展示されていて、
白い陶磁器のツルツル感がいいなぁと見ました。

白い陶磁器っていいですねぇ。
♪まっ白な陶磁器を ながめては飽きもせず かといって触れもせず‥‥
(小椋佳「白い一日」)
岐阜県現代陶芸美術館(そして岐阜県美術館も)いい作品を持っているので、
所蔵品展も楽しみです。

周辺の紅葉もまぁそれなりに楽しめました。
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ポケモンもいましたし(笑)
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さて、ちょっとお腹も空いていたし、何か食べたいって思ったんですが、
ここ、閉店したレストランのあとに、カフェもオープンしたのですが、
営業時間が16時までなんですよね。で、もう時間もないし‥‥と、
どこへ行こうかなって考えて、土岐プレミアム・アウトレットを
思いついて調べたら、ここから8分って出たので、飲食店もいくつか
あるだろうし‥‥って、初めて行ってみることにしました。

が、日曜日だったのを忘れてましたww
すごい混雑しているじゃないですかー。
え~?! こんな田舎に、皆、買い物に来てるんですか?!!!
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サンドイッチとコーヒーをいただきました。600円
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捕まえられまかったポケモン‥‥
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ここ、ポケモンGOのモンスターいっぱいいますね!
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これも逃げられたポケモン(笑)
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とても広くてお店もいっぱいあったけど、買うものも
思いつかなかったので、早々に退散しました。

土岐プレミアム・アウトレットのHP: http://www.premiumoutlets.co.jp/toki/

岐阜県現代陶芸美術館: http://www.cpm-gifu.jp/museum/
岐阜県美術館: http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/
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岐阜県現代陶芸美術館「石黒宗麿」展 [美術]

12月4日(日)、多治見のセラミックパークMINOにある
岐阜県現代陶芸美術館へ行きました。

「人間国宝 石黒宗麿のすべて」
という展覧会をやっています。
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‥‥実は私、石黒宗麿って陶芸家知りませんでした。

でも、私は岐阜県美術館の後援会員なので、
岐阜県現代陶芸美術館の企画展も一度ずつ無料で見られるんですよね。
まぁ、せっかくだから見に行ってみようか‥‥ってくらいで。

ここ、展覧会中の毎週日曜日13:30より学芸員による
ギャラリートークがあるんですね。
石黒宗麿について何も知らないので、できたらそれを聞こうと。

13時過ぎに到着、岐阜県美術館の後援会会員証を見せて
チケットを受け取りました。
今年度になってから、
岐阜県現代陶芸美術館「セラミックス・ジャパン」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-06-16

岐阜県現代陶芸美術館「土の冒険のぼうけん」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26

に来て、今回が3回目。スタンプが3つたまったので、
特典のポストカードセットをゲット!!
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会場入口前には、
石黒宗麿さんのパネルと一緒に写真を撮れるコーナーもありました。
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展示会場内にいらした方も集まってみえて、
学芸員の方の説明を聞きました。
(以下、私が聞いたことなので、聞き間違い等あるかもしれませんが‥‥)

石黒宗麿(いしぐろ むねまろ)1893-1968 は、
人間国宝の制度が始まった昭和30年(1955年)に、陶芸界から
富本憲吉、濱田庄司、荒川豊蔵とともに最初に認定された陶芸家だと。

でも、他の3人はそれぞれ陶芸の教育を受けているけど、
石黒宗麿は特定の師を持たなかったと。
富山県で、いわゆる私生児として生まれて、生母は彼を連れて結婚
するんだけど、離婚して彼を婚家に置いて出て行ってしまったとか、
素行が悪くて中学校を退学になったりとか、かなりドラマチックな
生い立ちであったようです。

ではどのように陶芸の道を進んでいったかというと、
中国の古陶磁の研究をしながら技法を体得していったそう。

この展覧会、技法別になっていて、最初の
1.三彩釉
では、参考作品として、唐時代の三彩杯が2つ展示されていて、
その横に並んでいるのは、内側は唐時代の三彩のようだけど、
外側に「先ず見込み立つ」とメモ書きが。
いろいろ試行錯誤して、やっとできた! みたいな試作品だったのかな。

青い藍彩や緑の緑釉の壺もよかったけど、
白地に藍のドットを散らしたような壺が気に入りました。

2.鈞窯(きんよう)
鈞窯鉢(1928年頃 射水市新湊博物館蔵)のブルーがとても美しかった!

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3.磁州窯(じしゅうよう)
(チラシ裏面上段右から2番目)白地鉄絵魚文 壺
同じような壺が2つ並んでいて、型を使って作ったのではないかと。
魚の模様は面白いけど、参考作品として展示されていた
12-13世紀の白地鉄絵魚藻文深鉢(出光美術館蔵)の方がいいなって思ったり。

「千点文(せんてんもん)」って、黒地に白く短い線が無数に入った
茶碗がいいなと。轆轤(ろくろ)で回しながら、弾力のあるゼンマイで
削って模様をつけているそう。

4.刷毛目

5.柿釉
柿釉コーヒー椀セット(1940年頃 東京国立近代美術館蔵)
(チラシ裏面下右から2番目) へー、こんなモダンな陶器も
作っていたんだと。

6.金彩
柿釉の鉢に金彩で描いた作品(チラシ裏面下段右)ともう1点が
展示されていました。

7.黒釉
参考作品として12-13世紀南宋の木葉天目椀(このはてんもくわん)
大阪市立東洋陶磁美術館(卯里欣侍コレクション)蔵が展示されていて、
それに挑戦した黒釉葉文茶碗がいくつか並んでいましたが、
解説を聞かなければ、え~?! なんか地味ww これが木の葉なの?
くらいで見ていっちゃったかも。
実際の木の葉を置いて焼くのに、木の葉は炎で飛んでしまうので、
いろいろ試行錯誤して苦労したとのこと。
現在ではもっと簡単にできる方法もあるらしいんですが。

8.唐津
中国の古陶磁だけでなく、日本の唐津にも学んだと。

9.宋赤絵
赤い色の絵がすごく自由でカワイイなって。

10.チョーク描
宗麿の技法の中でもユニークなものだそう。
チラシ裏面上段右の《白地チョーク描薔薇文鉢》1949-50年 とか、
とても自由に描いていていいなと。そして
《白地チョーク描舞人図壺》1947年頃 の絵がすごくいい!!
サラサラっと描いたように見えて、見ていてとても楽しくなってきます。

11.彩瓷(さいじ)
チラシ表面に使われている《彩瓷柿文壺》1959-61年 東京国立近代美術館
思ったより小ぶりの壺でした。あ、この模様(?)は
干し柿なんですね!! 面白いなぁ!
同じような壺があって、そちらは柿の色が少し赤黒っぽくて、
《彩瓷柿文壺 銘 晩秋》京都国立近代美術館蔵でした。

そして、芋版(!!)を使った絵付けの作品もありました。
なんでもアリ、みたいな自由な人だったんだなぁと。

12.楽

13.その他 辰砂・織部・志野
いろんな技法に取り組んだんだなぁと。
まぁ、志野の作品は、これが志野なの??って思いましたけど。

14.線刻
チョーク描もいいけど、地に釘で線を彫る線刻もすごく自由闊達な
雰囲気でいいなと。ピカソやマティスの素描にも通じるように
感じました。

15.型の使用

そして、16.書画は、陶芸作品のところどころに展示してありましたが、
絵付けでもこんなに自由に描かれるのですから、
書画はもちろん、とてものびやかな雰囲気でした。
書画は前期・後期で展示替があったそうです。

一人の陶芸家の展示とは思えない程、いろんな作品が並んでいて
充実した展覧会でした。
人間国宝って聞くと、技を極めたってイメージなんだけど、
そんな威圧的なところは全くなく、
晩年の作品(の方が?)自由でなんかカワイイところが魅力かなぁと。

この展覧会、
2015年12月8日(火)~2016年1月31日(日) 渋谷区立松濤美術館
2016年2月10日(水)~3月27日(日) 富山県水墨美術館
2016年4月16日(土)~6月19日(日) 茨城県陶芸美術館
2016年7月2日(土)~8月28日(日) 山口県立萩美術館・浦上記念館
と、巡回してきて、
2016年9月17日(土)~12月11日(日) 岐阜県現代陶芸美術館
で終了だそう。

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ギャラリー小さい家「ゲストハウス小さい家」展 [美術]

もうずいぶん前、11月13日(日)のことになりますが、
岐阜の古い街並みにある町家をリノベーションした
ギャラリー「小さい家」へ行きました。
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「ゲストハウス小さい家」という企画展をやっていました。

4人のアーティスト(荒井克典・大野昌之・馬場真哉・駒宮優子)が、
「小さい家」をアートにあふれた宿に変身させるとのこと。

近年、町家を生かしたゲストハウスやアートな宿泊施設が話題と
なっています。そこで、この展覧会で、
「町家のゲストハウス的活用」と
「ホテルや旅館にアートな部屋を」という提案をしたいと。

小さい家に入ると、いつもは紙製品のショップになっている土間が、
庭になっています!! 庭師の馬場真哉さんの作品。
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2階にも作品がありますってことで。
この暗い階段を上ることも作品の一部なんだそうです。
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「闇の間」馬場真哉さんの作品
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奥へ進むと、いつもの中庭がちょっと変わっています!!
これも馬場真哉さんの作品。
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1階の和室には荒井克典さんの作品が。
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水墨画家の荒井さんは、今までにも小さい家で
インスタレーションを発表されてきました。

過去記事: 小さい家「-円相- 荒井克典」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-06-12

揺れる風車。畳の上に落ちた風車も作品の一部なんだそう。
床の間には駒宮優子さんの絵が。

いつもは入れない奥の部屋にも、今回特別に、
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各地の「泊まれるアート」の例が展示してありました。
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2階は、白い部屋の天井に白い紙を用いたインスタレーション。
大野昌之さんの展示。
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2014年秋に、
岐阜の町家でアートに出会う「月をめぐる九つの物語」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-10-03
で、町家を改装したお花屋さんの2階の座敷に
紙の作品で大きなインスタレーションを展開されていた方ですね。

今回は、光の変化で印象が違う繊細な作品。
室内の照明をつけるとまた違った雰囲気でした。
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こんなアートなゲストハウスがあるといいですね。
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窓からの風景も素敵。ベッドに寝転がって、
金華山の上の岐阜城も眺められるんですよ。
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テーブルに駒宮優子さんのドローイングが。
ここでお茶をいただきました。
(ただ、アクリル板の強度が足りないので、
 よりかからないでってことでしたけど)
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帰る時には、土間の庭に格子からの陽が差して、
また素敵な雰囲気になっていました。
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小さい家のHP: http://gifulittlehouse.com/

今回、作品を展示されている庭師の馬場真哉さんのことが、
「岐阜まちなか再発見フリーマガジン a un(あ うん)」
2016年AUTUMN号に取り上げられています。
ウェブ版のページはこちら: http://aun-web.com/art/17261.html
素敵なインスタレーション作品の写真はここ、小さい家で撮影されたそう。
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岡崎市美術博物館「ブリューゲルとバロックの巨匠」展 [美術]

11月27日(日)、岡崎市美術博物館へ行ってきました。
ここのところ、パートの予定していた休みがツブれたり、
頼まれた年賀状のデザインがなかなかできなかったりして、
ブログも書けてないし、美術展も行けてなくて、
ストレスが溜まっていまして。で、やっとメドがついたので、
久しぶりに展覧会行きたいな、どれに行こうかって調べたら、
この展覧会が最終日だったので。

「岡崎市制100周年・会館20周年記念
 ブリューゲルとバロックの巨匠
 ルーベンス、レンブラント、ベラスケス、光と影の天才たち」
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へー、ブリューゲルが見られるの?って。
(ただ、チラシにも使われているブリューゲルの絵、息子の方なんですが)
それに、この美術館、まだ行ったことがなくて、一度行ってみたかったんです。

ま、私のことなので、朝はだらだらして、出かけたのは11時頃。
車で小牧ICから東名高速で。岡崎インターからは10分程。
車で行くには便利な場所ですね。

駐車場はいくつもあって広いです。雨なので外は閑散としています。
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こちらは2階のエントランス
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屋外彫刻 ゼロ・ヒガシダ《メセイア》1999年
大きなイノシシのように私には見えたんですが
‥‥《Messaiah(メセイア)》‥‥救世主??
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1階で、観覧料一般1,000円でチケットを買って展示室へ。
展示室はそこそこ混雑していました。

最初の部屋(というか通路のような展示室)はイタリア絵画。

グレー系の落ち着いた色調の、ふかふかのじゅうたんが豪華な雰囲気で、
展覧会の第一印象はとても良くて期待したんですが‥‥

最初に展示してあった
ジョヴァンニ・フランチェスコ・ロマネッリ《受胎告知の天使》は、
少女マンガのような雰囲気のロマンチックな絵で私好みでしたが、

その後のティツィアーノ、ティントレットは‥‥うーん‥‥
すごい有名な画家の絵なのに、なんだか‥‥

その後のティツィアーノの追随者による《ルクレティアの死》1527年 
あれ?この絵見たことがある??
まぁ、西洋絵画の主題が神話や聖書の話だから似たような絵が
あるのかなとも思いましたが、
所蔵の「ヨハネ・パウロ2世美術館」って名前を見て思い出しました。

豊橋市美術博物館「カンヴァスに描かれた女性たち」展が、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-07-08
ヨハネ・パウロ2世美術館の所蔵品からの展覧会だったんですよね。

帰ってから出品リストを照らし合わせたら、今回の出品作44点
(+岡崎市美術博物館蔵のフランス・フランケン(子)の作品が1点)
のうち、ヨハネ・パウロ2世美術館所蔵のものが34点、
そのうち15点が豊橋市美術博物館の展覧会に出てました。
(あくまで私がチェックした限りですが)
ふーーん、って思ったティントレット
《ウリヤの死を知らされるダヴィデ王》も、
豊橋で展示されてるじゃないですかww全く記憶に残ってなかった('◇')ゞ

この展覧会、タイトルが「ブリューゲルとバロックの巨匠」
ってことですが、バロックと言えば、今年の春に見た
国立西洋美術館「カラヴァッジョ展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-04-02

光と影をドラマチックに描き、バロック絵画の創始者と言われる
カラヴァッジョと、彼の影響を受けた「ガラヴァジェスキ」の作品が
展示されていて、西洋美術史におけるカラヴァッジョの影響力の大きさを
知ったんですが、この展覧会にもカラヴァッジョ派の画家による
《アブラハムの犠牲》1597年が展示されていました。

ドラマチックな絵です。
(主題もドラマチックだけど。イサクの犠牲ともいいますね。)
バロック絵画は、理性よりも感情に訴えてカトリックの信仰心を高揚させ、 視覚イメージによって聖書の言葉を身近にするために多用されました。」(チラシ裏面より)
ま、カラヴァッジョ展でも思ったんですが、私の好みとはちょっと違う
‥‥ってカンジなんですけど。
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コーナーの最後に展示してあった
パオロ・ヴェロネーゼ(本名:パオロ・カリアーリ)《女性の肖像》1565年
が良かったです。

次の展示室がオランダ絵画。プロテスタントとなったオランダでは、
絵画のパトロンが教会から裕福な市民階級になったので、
肖像画や風俗画が盛んに描かれたとか。

豊橋でも見た、いかにもレンブラントって《襞襟を着けた女性の肖像》1644年
に加えて、《髭のある男の肖像》1643年も展示されていました。
どちらもヨハネ・パウロ2世美術館蔵

17世紀ユトレヒト派の画家《お針子》(シャルトル会修道院美術館、ドゥエ蔵)
の、お針子の手がすごくリアルだなぁって見ました。

それからフランドル絵画のコーナー。
楽しみにしていたブリューゲルですが‥‥
有名な父親の方ではなくて、息子の方なんですね。父親の作品を多く模写したとか。

そのせいなのか? チラシに使われている絵も意外に小さくて、
板に油彩ってことだけど、なんだかあっさりして、水彩で描いた
絵本の原画のようにも見えてしまった。中世の街を描いた絵かと
見たら、《東方三博士の礼拝》(プラハ国立美術館蔵)で、
左端の小屋の中に聖母子がいます!! 雪の中、水を汲んだり、
当時の風俗の街の人々を見るのが楽しいですけど。

やはりピーテル・ブリューゲル(子)《フランドルの村》も、
田舎の村での様々な人物を見て行くのが、絵本を見ているようで楽しい。

フランドル絵画って細かいんだなぁって。
確か青池保子が絶賛していましたね。
特別出品されていた岡崎市美術博物館蔵の
フランス・フランケン(子)《聖イーヴ》など、
青池保子がパロって描きそうだな、なんて思ったり。

17世紀初期フランドル派の画家《バベルの塔》も、
絵のサイズは小さいですが、細部を見ていくのが楽しいです。

豊橋でも見たアンソニー・ヴァン・ダイク《エジプトへの避難途上の休息》
この絵好きです。

やはり豊橋でも展示されていたクラーナハ(子)の聖母子と、
ムリーリョの聖母子をまた見比べることもできましたし。

アンリ・ガスカール《マリー・ド・セヴィニエ(推定)》の精緻で優美な
肖像画も私は好きです。

ま、この展覧会、「バロック絵画を代表する名品が一堂に集結します。
ってチラシの文にはちょっと疑問もありましたし、
ヤマザキマザック美術館「聖なる風景」展の時
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-01-30
岡崎市美術博物館、いい所蔵品持ってるんだ!!って驚いたんですが、
そんな所蔵品の常設展示もないのは、ちょっと残念。
(1点だけ特別に出品されていましたが)

買うつもりはなかったですが、図録見ていたら、この展覧会、
ここ、岡崎市美術博物館をはじめに、何か所か巡回するそう。
岡崎、姫路、山梨、佐賀、鹿児島とか。
次の巡回先の姫路市立美術館は 2017年2月8日(水)~3月28日(火)だそう。
(図録には詳しい巡回先と日程も載ってましたが、
 ネットでは今これくらいしか見つかりませんでした。)

でも、この自然の中の美術館の建物、いい雰囲気ですね。
設計は栗生明+栗生総合計画事務所で、1995年11月に完成。
2015年4月1日から2016年4月8日まで改修工事のため休館していたそう。

紅葉狩りもできちゃいました。
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美術館の前の池を望む
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スロープを下っていくと
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1階入口から建物を見上げる。
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1階の入口前の屋外彫刻
川島猛《Unity VS Tension》
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池のそばまで降りてみました。対岸の木々が色づいていますね。
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ふり返ると‥‥
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池を渡って、回遊式日本庭園恩賜苑や、健康の森の散策もできるようです。
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冬桜も咲いていました。
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美術館の建物全景
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さて、眼福の後の口福は欠かせませんね。
眺めも素敵なレストラン「YOUR TABLE」にて、
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バナナとキャラメルのパンケーキとコーヒーをいただきました。
1,350円
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レストランには展示室のある美術館1階からも来ることができます。
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風車やユリノキが東西の風をキャッチする「風の道」だそう。
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雨だし日暮れが早い季節なので‥‥天気のいい日にまた来てみたいですね。
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遠目にも、なんか不思議なカタチの屋外彫刻だなーって目立ってました。
安田侃(やすだ かん)《天光散》1993年
イタリア産白大理石でできているそう。
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青野正《天をめざす街》2010年
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岡崎市美術博物館のHP: http://www.city.okazaki.aichi.jp/museum/


オマケ: ポケモンGOの画像(^◇^)v
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刈谷市美術館「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」 [美術]

10月23日(日)、刈谷市美術館へ行きました。
「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」をやっています。
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刈谷市美術館は、長新太や宮西達也、イエラ・マリ、及川正通など、
絵本やイラストの展覧会も多く開催されていて、中部地区にあって
なかなかユニークな美術館だなと思っていました。

私は2011年5月29日(日)に「蕗谷虹児展」を見に初めて行き、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-06-10
2013年10月27日(日)に「中原淳一展」を見に行ったことがあります。
(私好みの展覧会だったのに、感想が書けてない‥‥)

でも、この「しりあがり寿の回転展」が中部地区で見られるとは!
さすが刈谷市美術館だと、ちょっと驚きました。
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この『回・転・展』、
東京・練馬区立美術館で2016年7月3日(日)~9月4日(日)に
開催された後に、ここ
刈谷市美術館で9月17日(土)~11月6日(日)に回ってきて、次は、
兵庫・伊丹市立美術館2017年1月14日(土)~3月5日(日)に巡回します。

『回・転・展』特設サイト: http://www.saruhage.com/kaiten/

刈谷市美術館へは、JR・名鉄三河線「刈谷駅」下車、徒歩約10分。
美術館前の看板
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刈谷市美術館入口
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受付で、チケット一般900円で買いましたが、
「あいちトリエンナーレ」のチケットで、
200円割引になったことを忘れてました!!
(トリエンナーレのチケット持っていたのに~~)
そして、会場内での写真撮影についての注意がありました。

なんと、会場内での写真撮影可なんです!!
(但し動画はNG。一部写真撮影NGの部屋もありました。)

展示会場入口の文字「転」も、横の赤いネジも回っています!
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最初の部屋はマンガ原画の展示
しりあがり寿が朝日新聞の4コマ漫画や、多くの批評精神に満ちた
ギャグマンガを描いていることはもちろん知っていますが、
私、そんなに読んでいないので、知らないマンガも多いです。
この「アラベスク」をパロったマンガには笑いましたww
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「悲劇のプリマ」初出『MOMO4』1986年5月

次の部屋には、「地球防衛家のヒトビト」の4コマ漫画原画が
台に並べられ、壁には墨絵のなんかゆるくてカワイイ掛け軸とか、
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左が《月に向かう》 右が《その街》

そして、テキトーに描いたようにも見えるけど、とにかくデカく、
《崩》ってタイトルを知って見ると、また深い意味を感じたりする
迫力の墨絵インスタレーション作品。
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1階の別の部屋では、ゆるいアニメーション
「ゆるめ~しょん」が並んでいます。
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北斎がゆるいダンスをしながら(!!)
富嶽三十六景の有名な絵も登場する
《Voyage de HOKUSAI(北斎の旅)》
なんというシュールな!!

しりあがり寿のブログで見ることができます
http://www.saruhage.com/blog/20141024-743.html

《赤いスリッパ》とか《バナナ》も面白かったなぁー。
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2階に上がると『回転宣言』ってのが最初に掲げられていて、
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ヤカンが回っています。
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《回るヤカン》2016年新作

ヤカンの上の電光掲示板には、
「このヤカンは回転している間だけ芸術になります」
という文章が流れ、ヤカンが回りだすと、
赤い文字で「芸術」と点滅して、
「芸術です。芸術です」って音声が流れます。
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ハハハハwwww。これって現代美術に対するものすごい皮肉じゃない?

続いて《回転派のアトリエ》
ラボルトの石膏像も石膏デッサンも、すべての物が回転していますww
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まわる歴史の部屋では、
タンスの上の江戸城会場のジオラマでは勝海舟も西郷隆盛も回っています。
ついでにタンスの横の監視員さんのイスまで回っていますww
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部屋の真ん中にある前方後円墳も回っていますし、
縄文人の頭の土器も回っています。
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レトロなショーケースの中には、しりあがり寿さん個人の思い出の品や、
刈谷市郷土資料館の資料などが回っています。
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が、装置の不具合?なのか、回っていないものに立てられていた
お詫びの立札。ハハハ、カワイイ!
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そして、「搬入のあと、片付け忘れた段ボール」まで回っていますwww
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「まわる歴史」ってアニメーションが面白かったww
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「おおきな塔をつくりましょう」って、聖徳太子らや、
法隆寺の塔(?)も各階ごとに違う方向に回転していたり、
源義経の鵯越(ひよどりごえ)で人馬が回っていたり、
「大政を奉還する」「ははーっ」と回っていたり、
とにかくシュールで、ぐーるぐーるぐるぐる‥‥って歌が
頭から離れないww

次の部屋が《回る白昼夢》
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真っ白な部屋に、日常の様々なモノたちが回っています。
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トイレットペーパーもCDも、スリッパも、弁当のカラも、コップも
領収書も、洗剤のボトルも、空き箱も‥‥
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ゴミも回転すれば芸術になる??ハハハ
(あいちトリエンナーレの長者町会場の大木裕之の展示、
 私にはゴミ部屋としか見えなかったけど、
 こうやって回せば芸術になったのに)
あいちトリエンナーレ2016 (5) 名古屋市美術館・長者町
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-19

回る白昼夢の白い部屋を抜けると、次の部屋では
赤いダルマたちが回っています。
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《回転体は行進するダルマの夢を視る》

最後に、撮影不可だった《回転道場》って映像
しりあがり寿扮する老師と“回転”の極意を学ぼうとする弟子たち
毎回弟子が差し出す回転するモノだけが違っていて、
その他のやりとりは同じなのでありました。
20分の作品ってことだけど、エンドレスで繰り返しされるようで、
そこがまたオカシイwww

部屋の奥へぐるりと進むと、最後の薄暗い場所で、
巨大な黒い碁石のようなものが静かに回っていました。
《ピリオド》ってタイトルでした。

しりあがり寿のマンガが読めるコーナーもありました。
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吹き抜けから見下ろすと、こんなところにも赤いネジが回っています!!
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気が付くと3時を過ぎていて、お茶室でお抹茶がいただけるのが
午後1時~3時半までなので、あわてて受付で呈茶券を300円で買い、

美術館の隣の茶室「佐喜知庵」へ
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お茶室の入口。なんとも味のあるしりあがり寿さんの字です。
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案内に従い廊下を進み、和室へ。
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おぉ!! すごい空間!!!! 障子がコマ漫画です!!
それも「弥次喜多in刈谷」というご当地モノ
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「池鯉鮒」とは現在の知立市。東海道五十三次の39番目の宿場だそう。
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襖も衝立の絵もスゴイというか‥‥
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お菓子が運ばれてきました。回転台の上で回っていますwwww!!!
懐紙ごとお取りくださいとのこと。
しりあがり寿のキャラクターが描かれた
本展オリジナル饅頭「ぐるぐる」
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床の間の掛け軸も回っていますww

そして奥の小間にも作品があるってことで行くと、
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もう笑うしかないですね!!!
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回るエビフライwww
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しりあがり寿がこれらを刈谷市美術館で制作する様子が見られます。
メイキング『回転流茶室』『弥次喜多障子墨絵』:しりあがり寿の現代美術 回・転・展in刈谷市美術館


いやー、もっのすご~く楽しい展覧会でした!!
特にお茶室がブッ飛んでましたね!! コマ漫画の障子の部屋は、
お茶がいただける午後1時~3時半のみ。観覧には300円の呈茶券が必要です。
刈谷市美術館での会期もいよいよ11月6日(日)まで。4日(金)は休館なので注意。
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『回・転・展』特設サイト: http://www.saruhage.com/kaiten/
刈谷市美術館: http://www.city.kariya.lg.jp/museum/


ついでに私のお宝を披露します。
昭和59年(1984年)4月1日発行の
多摩美術大学漫研OB会の同人誌「とんちブックス」
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1984年、多摩美の芸術祭に行って買ったと思います。
(去年、同級生たちと多摩美芸術祭に行った記事で、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-11-12
多摩美を卒業した翌年に行ったきりって書きましたが、
1984年にも行ってたんですねー)

しりあがり寿が描いた「サザエさん」は衝撃でした!!
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手塚治虫に「この人は実はものすごく絵がうまい人だ」と評されたのもわかります。





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上宮寺「絵本 林隆一展」 [美術]

10月16日(日)、ギャラリー小さい家へ行った後に、
上宮寺へ行きました。ギャラリー小さい家にも出品されていた
林隆一さんの個展がこの日までだと知ったからです。

「第10回 岐阜アートフォーラム
 ~時空の住処(すみか)~
 絵本 林隆一展」
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上宮寺には、二村元子「Re∞Birth」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-04-06
や、
インドネシアのバティックとワヤンクリ(影絵芝居)
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-10-10

で行ったことがあります。どちらもやはり
「岐阜アートフォーラム」の企画でした。

上宮寺の門
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境内の大イチョウの下に小さなおうちの造形が
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庫裏へ上がると正面に
大きなパネルに描かれた絵が立体的に展示されています。
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こちらにも大きな絵が屏風のように展示されています。
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これらの絵、ボールペンの細い線で描かれていて迫力です。
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こちらの部屋には立体の作品が並べられています。
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落ちている紙は、子どもたちが書いた感想?
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渡り廊下を通って茶室へ
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茶室の中に置かれていた造形
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素敵な詩も置かれていました。
これらの造形から物語がイメージできそうです。
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庫裏の床の間に置かれたおうちの下には、
子どもたちがワークショップで作った絵本が。
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本堂へと続く階段。「映像作品はこちら」との案内板があるので行くと
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裏の小部屋で、林隆一さんの制作を記録した映像と
(制作に使っているボールペン、私も使っているシグノだ)
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「月を盗んだウサギの話」のアニメーション
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この日までの展覧会、行くことができて良かった!
受付のところで売っていた絵本を買ってしまいました。
1,000円で、ポストカード付。
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15日(土)には、絵本弾き語りライブコンサートなんてイベントもあったそう。
(チラシ裏面)
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そして、10月27日(木)のNHKの夕方のローカル番組
「ほっとイブニングぎふ」の「ぎふカルチャー」のコーナーで、
林隆一さんが紹介されていました。
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たまたまこの日、パートが休みで見ることができましたが、
上宮寺のこの展覧会のことも取材されていました。
(展覧会会期中に放送されてたらもっと良かったのにー)
で、知ったのですが、絵の茶色はインスタントコーヒーの色だと!!

林隆一さん、二紀展の優賞に選ばれたとか。おめでとうございます。

岐阜アートフォーラム: https://gifuartforum.wordpress.com/
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ギャラリー小さい家「あなたの中のわたし」展 [美術]

10月16日(日)ギャラリー小さい家へ行きました。
「あなたの中のわたし
 ―人のかたちの表現を通して―」
という展覧会をやっています。
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林隆一(ハヤシ リュウイチ)、松永賢(マツナガ ケン)、
松本萌子(マツモト モエコ)、Ulrika Olivieri(ウルリカ オリビエリ)
Simona Deflorin(シモナ デフローリン)
5名のアーティストの作品が展示されています。

入口の扉を開けると、ショップの壁に飾られていたのが、
松永賢さんのオイルドローイング
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モノクロの荒いタッチが雰囲気があって素敵。

奥のギャラリー2階にも松永賢さんの絵が。
こちらは丁寧に描き込まれています。
なんとも雰囲気のある、引き込まれてしまいそうな魅力のある絵です。
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ボールペンで描き込む絵を描かれる林隆一さんが、
あまりボールペンを使わない絵を展示されていました。
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1956年ドイツ生まれ
Ulrika Olibieri(ウルリカ・オリビエリ)さんの絵
小さい絵ですが、何か訴えてくるような迫力のある顔の絵。
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会場に置いてあった作家紹介(クリックで拡大します)
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2階の窓を使ったマツモトモエコさんの展示
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窓からの風景も作品と共鳴していますね。
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階段上に展示されていたマツモトモエコさんの作品
《ひびのオとしモノ》とタイトルが付けられていました。
わぁ! この作品私好きです!!
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1階の階段前にあった林隆一さんの作品《途方》
後で知ったのですが、この茶色、インスタントコーヒーの色なんですって!?
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1階の和室にあったのが、1965年イタリア生まれで
スイスを拠点にイタリア、スペイン、ドイツなどで活動している
Simona Deflorin(シモナ・デフローリン)さんの絵
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私はここ「小さい家」に初めて来た「女子力」展や、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-03-03
古今伝授の里フィールドミュージアム「歌となる言葉とかたち展 2011」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2011-11-15
で見た人だと。この人の絵、なんか一度見たら忘れられないような
情念のようなものを感じます。
かなり大きな絵が和室の畳に置かれているのもいいなと。
床の間の松永賢さんの絵も、さらにこの部屋の不気味(?)さを
増幅させてますね。

「そこの水屋の作品も見ました?」って言われて戻ると、
棚の上に飾られた小さな作品ですが、
こちらを見る少女の目がなんとも印象的です。《ハト》
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その隣の廊下の窓下に展示されていたのは、
「試作」ってありましたが、マトリョーシカのキット(があるそうです)に
加工したマツモトモエコさんの作品。《あなたはどこにいる》
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そして、ショップ側の階段のところにもマツモトモエコさんの作品。
古民家の階段とライティングで、小さな人形(?)が
なんともドラマティックです。
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ここで展示されていた林隆一さんが、上宮寺でこの日まで
個展をされているって教えてもらい、帰りに行くことにしました。
そのことは次の記事で。

松永賢さんの常滑「kanda百貨店」での展覧会の案内も
いただきました。会期10/8(土)~30(日)の土日祝
ちょっと遠いので行けませんが、案内状も素敵です。
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kanda百貨店: http://kandahyakkaten.web.fc2.com/

ギャラリー小さい家の過去記事
(他にも見に行っているんですが、なかなか記事が書けなくて‥‥
この記事も、展覧会の会期中にアップしたかったんですけどねー)

ギャラリー小さい家「妄想ファッション」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-08-07

ギャラリー小さい家「CROSSING 2016」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-06-23

小さい家「-円相- 荒井克典」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-06-12

小さい家「笑ゥ裸 細江万紀展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-11-23

小さい家「マンガ力」展と桜
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-04-07

「泊まれないゲストハウス小さい家」展と岐阜公園菊花展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-11-19

岐阜の町家でアートに出会う「月をめぐる九つの物語」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-10-03

小さい家「女子力」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-03-03


小さい家のHP: http://gifulittlehouse.com/
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岡崎市旧本多忠次邸「ルネ・ラリック展」 [美術]

10月15日(土)、あいちトリエンナーレの
岡崎公園多目的広場で展示された
《ペンタルム・ルミナリウム》を見に行った後、
岡崎市旧本多忠次邸へ行きました。

「アール・デコの煌めき
 ルネ・ラリック展」をやっています。
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このチラシ見て、おぉ!! なんて私好みの展覧会なんだ!!と。
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なので《ペンタルム・ルミナリウム》の後に時間があれば、
または見れなかったら、ここへ行こうと考えていたんです。
14:30の回だったので、15時前には見終わりまして、

岡崎市旧本多忠次邸、東公園内にあるってことで、
公共交通機関利用では、東岡崎駅からバスってことでしたが、
Google Mapsで調べたら、徒歩30何分って出たので、
駅まで戻ってバスを待つより、
まぁ16時までには着くだろうから、歩こうかって。
‥‥さすがに30分以上歩くのは結構キツかったですけどね。
でも結構ポケモンGOのモンスター捕まえましたよ。ハハハ。

東公園内にある岡崎市旧本多忠次邸
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徳川四天王のひとり本多忠勝(1548-1610)を始祖とする旧岡崎藩主本多家の子孫、 本多忠次(1896-1999)が昭和7年(1932)、東京世田谷に自邸として建てた 木造2階建の洋館です。平成24年(2012)に岡崎市に移築復原され、 平成26年(2014)10月には国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。
(チラシ裏面の文)

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建物はフランス瓦の屋根で外壁は色モルタル仕上げとするなど、 当時ブームとなっていた田園趣味を反映させたスパニッシュ様式を 基調としています。(リーフレットより)ってことですが、

なんか「アール・デコの館」と言われる
東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)に似てるなって思いましたが、
旧朝香宮邸が昭和8年(1933)建築で、こちらが昭和7年、
内部もアール・デコ様式で飾られていたりして、
共通するものがありますね。

東京都庭園美術館へ行ったことはこちらの記事に:
東京都庭園美術館「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-02-08

車寄せのある玄関から入ります。
入館料はこの企画展の期間中は一般300円

靴は脱いで、元書生室だった下足室へ。
写真撮影は、事務所で名前を記入すると、撮影許可証がもらえました。

団欒室 古典的で重厚な雰囲気です。
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テーブルの上の壺は
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いかにもラリックって《蛇》1924年 
赤い色ガラスは酸化銅で、型吹き成型で作られているそう。
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ステンドグラスの前のサイドボードの上には、
緑色の《魚》1921年 と、青色の《バッタ》1912年
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緑は酸化クローム、青は酸化コバルトが用いられているそう。
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ソファ横には、クープ(脚付杯)型ランプ《人物の輪飾り》1912年
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花瓶《テレプシコール》1937年
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食堂
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庭への出入り口上部のステンドグラスが素敵
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シャンデリア上部の天井の飾りも素敵です。
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ダイニングテーブルには、
燭台《トウキョウ》1935年、グラス《ニッポン》1930年 
皿はラリックの娘スザンヌ・ラリックデザイン。リモージュ、アビランド社製
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重厚な造付けの食器棚の扉は、隣の配膳室につながる給仕口になるようです。
壁には呼鈴ボタンもありました。
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ラリックのサポート《カリアティード》1922年 と
エアプランツで飾られていました。

食堂の隣の配膳室。
棚の扉が隣の食堂の食器棚につながっているんですね。
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1階の和室は夫人室
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棚の上の大きな花瓶は《オレンジ》1926年
サチネ(艶消し加工)仕上げの白と漆を思わせる黒のエナメル彩の組み合わせ
(出品リストの解説より)
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和室にサンルームがついています。
窓に面してラリックの香水瓶が展示されていました。
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ドルセー社の為に制作された《彼女らの魂》1913年
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香水瓶《サチュロス》1933年 外光に透けてガラスがとても美しく見えます。
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1階化粧室の窓
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1階の湯殿 ステンドグラスが素敵
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浴槽はタイルで作られていますね。
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こちらの階段は内階段のためか、シンプルな作りです。
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2階寝室 銀色の壁紙がモダン
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衣装タンス(?)の上には、ラリックの代表作のひとつ
立像《スザンヌ》1925年 
青みを帯びた半透明の乳白色のガラス「オパルセントガラス」で 光の入ってくる角度により、赤みがさし、オパールのような輝きをみせる。
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ベッドサイドにはテーブルランプ《ジュヌヴィエーヴ》1931年
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2階の浴室のステンドグラスは魚がモチーフ。
海の中にいるような雰囲気。
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2階の浴室にはトイレもあります。
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書斎
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威厳を感じさせる机の上には、
灰皿やシガレットケースなどの小物が展示されています。
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そして窓をバックにカーマスコットが展示されています。

ルネ・ラリックのカーマスコットの代表作ですね!
《勝利の女神》1928年
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光に透けてとても素敵!!

カーマスコット《孔雀の頭》1928年
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カーマスコット《大トンボ》1928年
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重厚なサイドボードの上の
置き時計《二人の人物》1926年
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隣の「お茶室」アール・デコ様式でモダン!!
テーブルの上の花瓶《ピエールフォン》1926年
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照明もとても洒落ていますね。
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棚の上の花瓶は、
左が《つむじ風》1926年
右が《ラガマー》1926年
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そして3間続きの和室があります。
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控えの間の床の間には
花瓶《ベルクール》1927年 
掛け軸が現代アート(キャプションをメモしてこなかったので不明)
ですが、不思議にマッチしていますね。照明もモダン。
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飾り棚には置物《2羽のツバメ》

客間の床の間には、花瓶《オラン》1927年
生けられたサボテン(?)なんか不思議に面白い
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観音像かと思ってしまうようなガラス立像は、
1925年パリの「現代装飾美術産業美術国際博覧会」(通称:アール・デコ博)の
会場に作られた「フランスの水源」と名付けられた高さ15mのガラス製の噴水塔
女神像128体で構成されていた、これはその一つ
《噴水の女神 クリテ》1924年
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和室の縁側
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階段の2階部分
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玄関に続く広間へと降りる階段
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玄関にあった壁泉
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建物南側 三連アーチのアーケードテラス
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庭にはスパニッシュ建築様式には欠かせないといわれる
壁泉のある大きなプールが設置されています。
実際はもっと大きかったらしいです。ちょっとパックが‥‥ですけど。
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いゃー、すっごく私好みの建物でした!!
ルネ・ラリックのガラスも良かった!! 花瓶などが
ガラスケース内ではなく、テーブルの上や棚などに
フツー(?)に飾られているのがなんとも贅沢!!
香水瓶やカーマスコットは
自然光に透けるような状態で見られて、とても美しかったです。
ガラスは光の当たり具合で違って見えますからね。

展示されていた作品は、
香水瓶やカーマスコット等の小物が個人(愛知県弥富市)蔵、
それ以外の花瓶などは、ギャルリーオルフェ所蔵だそう。

ギャルリーオルフェのウエブサイト: http://www.g-orphee.com/
ギャルリーオルフェのブログ: http://blog.g-orphee.com/
とても素敵なサイトです!! ブログにはこの展覧会の記事もありました。

岡崎市の旧本多忠次邸のページ:
http://www.city.okazaki.aichi.jp/1100/1109/1162/p011774.html

さすがに帰りはバスに乗りました。「東公園口」から東岡崎駅まで240円
ここは、車で来るのが便利ですね。東名高速道路「岡崎インター」から約5分。
無料の大駐車場もあります。

岡崎市旧本多忠次邸「ルネ・ラリック展」は、10月30日(日)までです。

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あいちトリエンナーレ2016 (8) ペンタルム・ルミナリウムと喫茶丘、他 [美術]

10月15日(土)、珍しく私のパートが休みになったので、
あいちトリエンナーレ岡崎地区で期間限定の展示
アーキテクツ・オブ・エアー
《ペンタルム・ルミナリウム》を見に行きました。

10月1日(土)~16日(日)まで、岡崎公園多目的広場で展示される作品は、
トリエンナーレのチケットの他に入場整理券が必要で、
土日などは昼過ぎくらいに配布終了となってしまうってことを、
トリエンナーレのウェブサイトやツイッターで知ったので、
早く出かけなくちゃとは思ってたのですが、私のことなので‥‥

秋晴れのとても天気がいい日だったので、洗濯もしたかったし‥‥
なので、家を出たのが10時半頃、東岡崎駅に着いたのが12時過ぎ

バスも考えたけど、まぁ歩こうかって。
乙川の河川敷でもイベントやっているみたいですね。
(岡崎ストーンフェアだとか)
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岡崎多目的広場に設置された《ペンタルム・ルミナリウム》
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整理券配布窓口に行くと、14:30の回がちょうど
1枚だけ残っていたので、それをゲット!! (この時12:30でした)
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入るまで約2時間ありますが、行きたいところがありまして。
公式ガイドブック等でも紹介されていた「喫茶 丘」
日曜定休なので、岡崎を回った9月11日(日)に行けてないんですよね。
(まぁ、営業していても行けたかどうかは??ですが。
 岡崎エリアはたくさん見どころありましたし。)

あいちトリエンナーレ2016 (3) 岡崎エリアその1
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-16

あいちトリエンナーレ2016 (4) 岡崎エリアその2
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-17

「喫茶 丘」全景
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入口 
手作りのメニュー看板が安っぽさを通り越して味になってます。
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私が座った席はなんと、テーブルがゲーム機!! 懐かしいww
インベーダーゲームとか流行ったなぁ。
これは麻雀ゲームでした。「大変やさしくなっています」とのことです。
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店内の壁や天井がキラキラ装飾で大変ハデな異空間感がありますが、
マンガがたくさん並んでいたりと、昔からやっている喫茶店だなと。
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ビニールシートで囲われた席は「喫煙席」だそう。
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カレーを注文。サラダ付で750円。
いたってフツー(?)のカレーで美味しかったです。
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食事にはドリンクが200円で付くそうなので、アイスコーヒーを注文。
チーズケーキが付いてきました!!
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多くの漫画本や新聞、週刊誌が置いてあるのはもちろん、
トリエンナーレのファイルが何冊もあって、チラシはもちろん、
新聞記事なども丁寧にファイルしてありました。
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右のページはこちらのウェブサイトのプリントアウトのよう
「喫茶 丘」のファンタスティックな写真が素敵です。
『あいちトリエンナーレ』で巡りたい喫茶店、酒場、宿泊ガイド:
http://www.cinra.net/column/201608-aichitriennale

食べログ


関連ランキング:喫茶店 | 東岡崎駅




寛いでしまいましたが、公式ガイドブックに載っていた
岡崎信用金庫資料館も前回見逃したなって、近くなので行ってみました。

ルネッサンス+ゴシックを融合させた建物は、大正6年(1917年)に
鈴木禎次氏の設計で、旧岡崎銀行本店として建造されたものだそう。
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赤レンガと白い花崗岩のコントラストが鮮やかで重厚です。
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国の登録有形文化財のプレートがある
岡崎信用金庫資料館入口(入館無料)
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1階では「OKASHIN ART PROJECT 2016」として、
花木彰太(Shota HANAKI)の「Dashed line」という
展覧会が行われていました。(10月2日~29日)
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シンプルな色面の作品が並んでいます。
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階段で2階へ上がると
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江戸時代の貨幣制度について説明してくれたり、
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世界のお金(コイン・紙幣)の展示があったり、

お札の顔ハメができたり、
一億円(と同じ大きさと重さ)を持ってみたり、
千両箱を持ってみる体験ができたり、
(千両箱、重いです!! なかなか持ち上がらない。
 こんなのを持って逃げるなんて出来ないんじゃ?)
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自分の身長と体重をお札に換算するコーナーもあって楽しい。
(1万円札1億円分で重さ10kg、100万円分で高さ1cmだそう)
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展示を楽しんでいて、気が付くと2時過ぎ!
あわてて岡崎多目的広場へ戻りました。

《ペンタルム・ルミナリウム》
入場整理券とトリエンナーレのチケットを見せて入口へ。
靴を脱いで最初の部屋へ。スタッフから注意事項を聞いた後に内部へ。

おぉ!! すごーい、ファンタスティック!!
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ステンドグラスから降り注ぐ光のよう!!
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異空間に迷い込んだようです。
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写真・動画の撮影可、走り回るのはNGですが、寝転がるのはOK。
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大人も子供も楽しんでいました。
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中央のドーム「ツリー」
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「青のドーム」
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「メインドーム」
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「赤のドーム」
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ドームはこのようにつながっています(もらったリーフレット)
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楽しかった!! iPhoneの写真アルバムがこんな状態になりました。
(同じような写真撮りまくってますねww)
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アーキテクツ・オブ・エアーのウェブサイト:
http://www.architects-of-air.com/


あいちトリエンナーレ公式サイト: http://aichitriennale.jp/

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中山道赤坂宿 旧清水家住宅三人展 [美術]

10月9日(日)、中山道赤坂宿にある
大垣市指定文化財「旧清水家住宅」へ行きました。
造形作家の二村元子さんから三人展の案内ハガキが届いていたからです。
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金生山の化石と鉱物の 新川 教 (Niikawa Takashi)
立体造形の 二村 元子 (Futamura Motoko) 
絵画の 吉田 峰雄 (Yoshida Mineo)
という分野を超えた三人の方の展示です。

古民家での展示、とても楽しみでしたが、見るのにそんなに時間
かからないだろうし、我が家からは1時間あれば行けるだろうって、
まぁ、私のことですから、日曜日の午前中テレビ見たりしてのんびりして、
昼食を食べてから出かけました。でも、
もっと早くから出かければ良かったって後悔しました!
展覧会だけでなく、周辺の赤坂宿や金生山がとても素敵で、
もっと見てみたいところがあったからです。

旧清水家住宅は、中山道赤坂宿のほぼ中央、十六銀行の向かい。
日曜日だったので、十六銀行の広い駐車場に停めさせてもらいました。
(旧清水家住宅は土日祝のみの開館)
大垣市HPの旧清水家住宅のページ: http://www.city.ogaki.lg.jp/0000032911.html

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享保15年(1730)もしくは安永4年(1775)建造と伝えられる主屋」は、
歴史的建造物として保存するため、改修工事が行われ、
「住民などによるまちづくり活動の拠点施設としても利用されています。

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向かいの十六銀行も赤坂宿のたたずまいに配慮した建物になっています。
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大戸をくぐって中へ入ります。(無料)
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二村元子さんの、これは2015年の中之条ビエンナーレに出品された
作品のリメイク(というか切り取られた)ですね!
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群馬県の山間で開催された中之条ビエンナーレのことは、
(温泉とアート!! 行きたかったですが、やはり群馬県は遠い‥‥)
場所かさじゅう「天使とおばけ」展と交流会
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-12-05
で、スライドも見せていただきました。

土蔵の中に壁をつくり、そこに村の人からもらった古い椅子などを埋め込んだ作品。
今回の展示でも、とても場所となじんでいるというか、
古い記憶が浮かび上がってきているような、そんな雰囲気が素敵。
そして、板の間に展示されていた化石とも通じるものがありますね。

その奥の部屋に展示されていたのは、吉田峰雄さんの絵画。
これ、全てモノクロで描かれているんですが、光の加減で、
いろんな色が見えて、この場所にとても馴染んでいます。
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奥の座敷の床の間
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二村元子さんの造形も、吉田峰雄さんの絵画もとても素敵です!
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吉田峰雄さんの絵、黒一色ですが、光の加減で金や銀に見えますね。
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壁に掛けられた吉田峰雄さんの絵
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奥の土間もすごく素敵な空間になっていました。
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これ、岐阜市の上宮寺で開催された
二村元子「Re∞Birth」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-04-06
でも展示されていた、炭化させた夏みかんが貼り付けられた作品ですね。
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古民家の黒い壁の前で、また素敵に見えます。

吉田峰雄さんの絵も黒い壁ととても合っていますね。
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道に面した蔀戸のある板の間に展示されていたのが、
新川教(にいかわ たかし)さんの金生山の化石と鉱物
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これらの説明パネルは、以前に岐阜県博物館での展覧会で作られたものだそう。
岐阜県博物館の古いHPに展覧会のページがありました。
資料紹介展「赤坂 金生山~新川化石コレクション~」
http://old.gifu-kenpaku.jp/kikaku-past/4299

(旧・岐阜県不破郡)赤坂町は石灰の産地ってことは知っていましたが、
その石灰岩が採掘される金生山は、多くの化石が発掘される
「日本の化石研究発祥の地」と言われているそう。
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このあたりのことは私はさっぱりなんですが、展示されていた
化石の大きさには驚きました。
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「ナゾの二枚貝シカマイア」!!

このあたりの化石は、こんなのが出てくるんだ!!って、
全く興味のない私でも驚くような大きさです。
そして壁の吉川峰雄さんの絵画、化石と不思議に共鳴しているような‥‥。
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金生山には鉄鉱石(赤鉄鉱)の鉱脈もあったそう。
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これらを前にして、新川教さんのお話がとても面白かったです。
(以下、あくまでも、その方面の知識が全くない私が聞いて
 記憶に残ったことを私なりに文章にしたものなので正確ではないですが)

「金生山」は名前の通り、古代から赤鉄鉱を採掘して鉄製品を作っていたのではないか
近くの垂井にある南宮大社は鉱山を司どる神である金山彦命を祭神としているし、
金生山にある明星輪寺には金生山の鉄鉱石で製作されたといわれる短刀もある
近くの昼飯大塚古墳(ひるいおおつかこふん)からは鉄製の刀剣も出ている。
今は石灰石採掘のジャマ扱いされている赤鉄鉱だが、
昔はそちらの方が大切にされていたのではないか。
赤鉄鉱から鉄を作るのは、土器を作る技術があればできる。
砂鉄から鉄を作るのは、かなりな高温を必要とする。赤鉄鉱から作る方が簡単だ。
歴史では石器時代、青銅器時代、鉄器時代って区分をしているけど、
鉄は錆びて残らないし、別のものに作り替えられたりして残っていないだけで、
青銅器と同じ時代に鉄器も使われていたのではないか。
青銅器は合金なので、青銅器を作る技術があれぱ、鉄器も作れるだろう。

こんなお話を聞いて、展示されていた赤鉄鉱の石を触らせてもらいましたが、
ものすごく重い!!! 石だから重いのはわかってましたが、それでも
持ち上がらないほど重い!!! こんなのが庭にゴロゴロあって、家族から
文句を言われているとか。(そりゃー、私、家族の方に同情します)
赤鉄鉱は磁石にくっつかないそうです。
赤鉄鉱に雷が落ちると磁石にくっつくようになるとか。

化石では、こんなのどうやって見つけるんですか?って質問に、
わりと偶然に見つけることがあって、例えば正面の絵の下にあった
「マーチソニア ヤベイ」は、たまたま会った人に
「このあたりで化石が出るところありますか?」って聞かれて
「このあたりで出ますよ」って手で地面の土を払ったら、
そこにあって驚いたとか。(それでもシロートなら、
それが化石だとはわからないですよね)
化石を掘り出していくには、とにかく1点から掘り進めていかないとダメだと。
辛抱できなくて、別のところから掘ってしまうと化石を壊してしまうと。

この空間の居心地が良くて、長居してしまいました。
赤坂宿のレトロなたたずまいが素敵だったので、少し歩き、
新川教さんのお話や、旧清水家住宅にあったパンフレットで興味を持った
金生山化石館へ行き、その上の金生山明星輪寺(こくぞうさん)まで
行っちゃったんですが、そのことは次の記事で。

上り口にあった、三人展へのお祝いの絵と花(造花)
化石の入った大理石でつくった大きな壺に飾られています。
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「サンゴやフズリナの化石がいたる所に見えています。」
ってことだけど、私にはどれが何やら??

旧清水家住宅三人展は、15(土)・16(日)もやっています。
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