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守屋多々志美術館と大垣城 [美術]

5月28日(日)、大垣駅前のOKBギャラリーおおがき「古川秀昭展」
最終日に駆け込んだ後、駅前通りを散策していたら、

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大垣市守屋多々志美術館がありました。
大垣駅から近いところにあるってことは知っていましたが、
今まで入ったことがありませんでした。
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大垣出身の日本画家・守屋多々志(1912-2003)
歴史画の第一人者として活躍されました。

2017年5月20日(土)~7月9日(日)は、第66回企画展として
「武士―つわものどもが夢の跡―」というテーマで
作品が展示されています。
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チラシ右上に使われている作品は、
《星と武者》1968年 第53回院展出品作

入館料300円を払って入ります。
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展示室は1階だけでなく2階にもあり、
今回、90点の作品が展示されていました。
‥‥スミマセン、実は私ちょっと見くびっておりました。
結構見ごたえありました。
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《竹千代出陣》1978年 第33回春の院展出品作で、個人蔵
(チラシ裏面上左)
良かったです。あの家康がこんなに可愛かったのか?って
ツッコミもあるけど、きりりとした初々しさ、微笑ましく見ました。
鎧や兜が細かく描かれていてよかった。

本画ももちろんよかったですが、大下図や小下図など、
制作の過程がわかる作品、とても興味深かったです。

《大下図 継信忠信》1941年 第28回院展に初入選した絵の大下図

《小下図 蒙古襲来(東郷神社海軍館)》1942年
海軍館の壁画として描かれた絵は戦禍で焼失とのこと

《小下図 乱世に生きる(信長・日吉・竹千代)》1983年
あ、これ岐阜県美術館で見た絵だ!!

岐阜県美術館「時代を創った日本画家たち」展 で本画が展示されていました。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2009-07-30

若い信長と日吉と名乗っていた頃の秀吉、幼い竹千代(家康)が
海辺に並んでいる絵。実際にこんな場面があったかもしれませんね。
岐阜県美術館所蔵の絵だそう。
岐阜県美術館のHPのコレクション検索をしたら、
今回とてもいいなって見た《竹千代出陣》の大下図は
岐阜県美術館の所蔵品だそう。

小学校4年時の作品だという兜の絵(1923年)が展示されていましたが、
すごい!! 上手いです!! 「星石」という雅号で絵を描いていたそう。

守屋多々志は、
1912(大正元)年 8月10日、岐阜県大垣市船町の味噌たまり製造元「四代目孫八」の 四男として生まれる。本名は正。 生後100日目に分家守屋貞吉(桐ヶ崎町の米穀商)の養子となる。
(守屋多々志美術館リーフレットより)そうですが、
養父が趣味の人だったよう。

歴史画の第一人者といわれた守屋多々志、兜や鎧のスケッチも多く展示されていました。
《平清盛大鎧兜(安田靫彦先生蔵)》1941年 は、守屋多々志の師である
前田青邨と並ぶ歴史画の大家・安田靫彦の所蔵する兜を借りて、
スケッチをしていて、夢中になって返却が遅くなり、電話があって
恐縮する守屋に対して、安田靫彦先生は、しっかりスケッチできたかと
優しい声をかけてくださったとか(説明うろ覚えです)

そして、鎧をただスケッチするだけでなく、モデルに着てもらい、
いろんなポーズでのスケッチもあって、研究熱心さに感心しました。

「新平家物語」の挿絵や、芭蕉の句を扇形の絵に表現した《扇面芭蕉》なども
展示されていました。

今回の第66回企画展「武士―つわものどもが夢の跡―」は、
5月20日(土)~7月9日(日)の展示で、

7月20日(木)~9月24日(日)には、
第67回企画展「子どもの世界」というテーマで展示されます。
桃太郎や金太郎、源氏物語の幼い皇子や姫君など子どもを描いた作品や、
夢あふれる絵本の挿絵などを展示します。とのこと。

その後の展示予定は、
10月7日(土)~12月10日(日) 特別展「守屋の青春・朱夏」
学生時代~イタリア留学時代及び近代を描いた歴史画などを展示。

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大垣市守屋多々志美術館の三つ折りリーフにも使われている
《ウィーンに六段の調(ブラームスと戸田伯爵極子夫人)》1992年
戸田伯爵極子(きわこ)夫人は、岩倉具視の娘で、
11代大垣藩主で明治20年からオーストリア・ハンガリー全権公使としてウィーンに赴任した
戸田氏共(うじたか)の夫人。筝の名手として知られた女性だったそうで、
ブラームスが極子の演奏を聴いている場面(実際にブラームスは極子の演奏を聴いたそう)
この特別展に展示されるとのこと。

2018年1月6日(土)~3月11日(日) 第68回企画展「西域の美」

3月17日(土)~5月13日(日) 第69回企画展「花の宴」

大垣市守屋多々志美術館のホームページによると、
 作品保存の難しい日本画作品のため、常設展示は行っておりませんが、3,300点の作品と資料を整理しつつ、2ヶ月ごとに入れ替えて展示し、多くの作品をご覧いただけるように企画展や特別展でご紹介しています。
とのこと。3,300点の作品と資料!! すごいですね。
予想はしていましたが、ほぼ独り占め状態でゆったりと
鑑賞ができまして、私としては良かったんですけど。

会期中の休館日が火曜日なので注意してくださいね。
(大垣の文化施設は火曜休みが多い)
年末年始や展示入替のための休館日もあります。

守屋多々志美術館の近くには大垣城があります。
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昭和11年(1936)に国宝に指定されるも、昭和20年(1945)7月29日戦災で焼失。
現在の天守は、昭和34年(1959)4月に再建されたものだそう。

大垣城と「戸田氏鉄公騎馬像」
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1635年(寛永12年)戸田氏鉄(とだ うじかね)が大垣戸田藩10万石の
初代藩主となって入城、以降明治維新まで、11代230年続いたそう。
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実は戸田氏鉄のこと何も知らなかったんです(だいたい読めなかったし)
写真のキャプションをつけようと、ネットで検索してやっと知ったんですが。
10万石って意外とすごいんですよね。
あの岡崎が「五万石でも岡崎さまは‥‥」って5万石でしたものね。
(あいちトリエンナーレで岡崎へ行って、昔の船着き場の碑で知りました)
11代目、最後の大垣藩主が、守屋多々志が描いた
《ウィーンに六段の調(ブラームスと戸田伯爵極子夫人)》の、
極子夫人の夫・戸田氏共なんですね。

白い壁が優美な城です。
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時間も遅かったので、中には入りませんでした。
開館時間午前9時~午後5時 入場料100円
大垣城と守屋多々志美術館、郷土館、奥の細道むすびの地記念館の
四館共通券 600円

大垣市守屋多々志美術館のホームページ: http://www.city.ogaki.lg.jp/0000002019.html
公益財団法人 大垣市文化事業団の大垣城のページ:
http://www2.og-bunka.or.jp/bunka/manage/oogakijo.html
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岐阜県現代陶芸美術館「コレクション×クロニクル」展 [美術]

5月21日(日)、多治見のセラミックパークMINOにある
岐阜県現代陶芸美術館へ行きました。

「開館15周年記念
 コレクション×クロニクル
 -制作年からみる岐阜県現代陶芸美術館コレクション」
という展覧会をやっています。2017年4月18日(火)~6月18日(日)
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私は岐阜県美術館の後援会員なので、岐阜県現代陶芸美術館の
企画展も一度ずつ無料で見られるんです。
が、前回の「伊万里 染付の美」は行くことができなかったので、
今回こそは行かなくてはと。
(でも企画展の内容についてよくわかってなかったんですけど(^^;)>

前回行ったのは、2016年12月4日(日)
岐阜県現代陶芸美術館「石黒宗麿」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-12-11
岐阜県現代陶芸美術館「ふりそそぐ白の世界」展 をやっていました。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-12-13

今回の展覧会も、毎週日曜日13:45より学芸員による
ギャラリートークがあるってことだったので、できたらそれに
間に合うように行きたかったんですけど、私のことなので‥‥
美術館に着いたのが14時近かったんです。
でも、展示室に入ったら、ちょっと先で、学芸員の方と
2人の鑑賞者の方が話していらっしゃったので、私も聞くことができました。
ま、私のことなので、あんまり真面目に聞いておりませんが(^^;)>

今回の企画展は、岐阜県現代陶芸美術館が2002年に開館以来、
国内外を問わず近現代の陶磁器作品を収集してきた
コレクションを、作品の制作年順に展示するってことだそう。
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まず19世紀末~1910sの作品として、
宮川香山《浮彫蓮子白鷺翡翠図花瓶》や、
エミール・ガレの陶器の作品《木の実に蜻蛉図皿》とか、
‥‥でもやっぱりガレはガラスの作品がいいなぁと。
(展示室にあった鑑賞カード)
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そしてマイセンのクロッカス文コーヒーサーヴィス
(チラシ内面上左)や、

ビング・オー・グレンダールの鷺のカップ&ソーサーなどは、
「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」展 で展示されていた
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-04-28
鷺のセンターピースを思い出しました。

1920s~1930s
アールデコの時代ですね。
ローゼンタール《白磁アールデコ女性像付フロアランプ》とか、
カジミール・セヴェリノヴィチ=マレーヴィチ/
ロモノーソフ国立磁器工場《ティーセット》デザイン1923年、制作1962年 の、
ブッとんだモダンなデザインは、
さすがロシア・アヴァンギャルドのマレーヴィチだと。

1940s
荒川豊蔵《志野水指》と、富本憲吉《白磁大壺》が並んでいました。
色絵金銀彩の華やかな壺が1960sのコーナーに展示されている
富本憲吉ですが、この、何の装飾もないシンプルな白い壺、
すごく美しくていいなって見ました。

1950s
八木一夫、鈴木治らと「走泥社」を結成した山田光の《作品(1955)》は、
壺の口を塞ぎ、実用性を否定したところが新しかったそう。
そんな作家の作品と、森正洋/白山陶器株式会社の《G型しょうゆさし》が
並んで展示されているのも、年代順の展示の面白いところ。

ピーター・ヴォーコス《歩く女》1956年 が大きくて迫力がありました。
それと対峙するように展示されていた大きな作品が、

ジョン・メイソン《直立する彫刻》1962年(チラシ内面左下)
土の荒々しい迫力!!

1960sのコーナーには、
チラシ表面に使われている八木一夫《曲》1964年 と
富本憲吉《色絵金銀彩四弁花模様飾壺》1960年

加守田章二《灰釉大鉢》1966年頃 が、
大きな鉢なのに、とても薄く、シャープな形がすごかった。

1970s
ハンス・コパー《ポット(ティッスルフォーム)》1972年頃
なんとユニークな形!!

ルーシー・リー《鉢》1975年頃(チラシ表面下) などの作品と並んで、

田尻誠《平底ポット》1972年 があって、これは量産品なのかな。
シンプルな形がとても美しいって見ました。

カルロ・ザウリ《耕地》1976年 ああ、土だ‥‥って。
(展示室にあった鑑賞カード)
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鈴木治《馬形》1978年
八木一夫、山田光らと「走泥社」を結成した鈴木治
素朴な土の素材感とおおらかなフォルムがいいカンジ

1980s になると、さらに大きな造形作品が並んでいて、
雑誌や新聞を陶で表現した作品などで知られる
三島喜美代の、チラシなどが貼り付けられた電柱が3本立っていました。
《Electric poles》1984-85年

秋山陽《準平原872》1987年 黒い大きな円筒形の作品の迫力すごい!

フェデリコ・ボナルディ《母さん》1985年 なんかユニークでユーモラス。

大きい作品だけでなく、
周邦玲《思想の毒に盲いたもの》1987年 って、台湾の作家の作品は、
陶だけでなく金属なども使っていて面白かった。
タイトルが文学的でいいですね!

リチャード・ノトキン《冷却炉》1989年 は、小さなキノコ雲(?)の
形もあって、シニカルな社会的メッセージを込めているのかなと。

1990s
岐阜県現代陶芸美術館「きになるかたち」展 で、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-06-27
面白い形!!って見た重松あゆみ《骨の耳'92-14》1992年

鯉江良二《ブラボール》1993年 は、
焼いている途中で壊れてしまったのか?ってカンジの、
ひび割れた陶の玉と、周囲には破片が散乱してまして。
うーーん??って見てたら、ギャラリートークの学芸員さん
「鯉江先生、こういう前衛的なものだけでなく、
ちゃんとした(?)器も作っていらっしゃるんですよ」と。

2000s
岐阜県現代陶芸美術館は、2002年の開館から、
「国際陶磁器展美濃」入賞・入選作品の主要な作品を収蔵してきたので、
コレクションのバラエティが広がったとか。

「きになるかたち」展 とかでも見た
宇宙服を着た赤ちゃんが3体並んでいる 林茂樹《Q.P》2006年
やっぱりインパクトありますね。

あいちトリエンナーレ2016岡崎エリア・石原邸の蔵での展示が
とても素敵だった柴田眞理子の作品もありました。《華の生物》2007年

森正洋《無印良品の器》2004年 もありました。
シンプルな美しさ!!

最後の部屋では、とても大きくて、装飾過多でキラキラの
植葉香澄《キメラ》2009年 が存在感を放っていました。
江南のギャラリー数寄の展覧会へ行ってきたことはこちらに:
ギャラリー数寄「植葉香澄展」「デレック・ラーセン展」
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-06-13

2010s
酒井博司《藍色志野花器》2010年
私この人の作品、端正な雰囲気で好きです。
ショップで欲しいなって思った作家さんです。
(もちろん、ちょっと無理をすれば私にも手が届きそうな値段って
こともあるんですけど。)

吉田喜彦《白化粧しのぎ手鉢》2013年
ブログに感想が書けてませんけど、2015年8月8日(土)~2016年2月14日(日)
ギャラリーⅡで、3期に分けて展示された
「吉田喜彦とうつくしいものたち」展 で、この方の作品、
素朴で、あたたかい雰囲気がいいなぁって見ました。
一緒に展示されていた吉田喜彦氏の民芸品などのコレクションが
とても私の好みでした。

この展覧会のチラシが素敵なんですよ!!
(岐阜県現代陶芸美術館、いつもチラシ素敵だなぁって感心してるんですが)
ブログに感想とともにアップしたかったんですけど、
せめてチラシだけでもここにアップしておきます。
表面は4種類あって、
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このチラシ中央に使われている作品が、吉田喜彦《白化粧しのぎ鉢》
(今回の展覧会で展示されていたのとはちょっと違いますが)

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4枚並べても素敵
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裏面は同じです。
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ギャラリーⅠの「コレクション×クロニクル」展を出て、

ギャラリーⅡへ。

「国際陶磁器フェスティバル美濃」の歩み
1986-2014
陶磁器の未来に向かって
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という展覧会が開催されています。2017年4月25日(火)~7月2日(日)
今回のチラシは、ギャラリーⅠとⅡの展覧会が一緒になって、

中面左がギャラリーⅡ
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見開きでつながったデザインになっています。
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「国際陶磁器フェスティバル美濃」は、1986年から、
3年に一度開催されてきたそうで、私は、
2014年の第10回をここ、セラミックパークMINOで見ました。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-10-17
岐阜県現代陶芸美術館では「大織部展」が開催されていたっけ‥‥。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2014-10-15

そうかー、あれからもう3年かー。今年は
「第11回国際陶磁器フェスティバル美濃」が開催される年なんですね!!

国際陶磁器フェスティバル美濃2017は、9月15日(金)~10月22日(日)
だそうです。ウェブサイトはこちら: http://www.icfmino.com/

今までのフェスティバルの入賞作品から展示されていました。

中島晴美《苦闘する形態》1995年(チラシ中面上左)は、
第4回展(1995年)陶芸部門金賞なんですね。

第7回展(2005年)陶磁器デザイン部門審査員特別賞の
ユン・ジュチョル《花器》(チラシ中面左下)の
鮮やかな色とトゲトゲがとてもユニークで印象に残りました。

そして、屋外にも展示ありますってことで行くと
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この、手入れがされていないプランターかと思ってしまうのは、
岐阜県現代陶芸美術館「土の冒険のぼうけん」展 でも書きましたが、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26
鯉江良二《雨/陶←→土》

池に巨大なチラシや新聞が
三島喜美代《WORK03》
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浮いているのは、FRP(繊維強化プラスチック)と火山灰で作られていて、
沈んでいるのは陶製だそう。
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階段を上って、上から見てみました。
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磯崎新氏設計のセラミックパークMINOの建物はカッコイイですね。2017-5-21-(9).jpg
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池に浮かぶように茶室と能舞台があります。
茶室への入口
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美術館部分は、「より大きい架構体から、全面的 に吊られている。約5メートルの吊られた構造体は完全な免震構造となる。すなわち、地震の振動周期と、この吊られた構造の周期が異なるため、本体の架構が 大きくゆれても、ここでは、定点を保持している。(セラミックパークMINOウェブサイト http://www.cpm-gifu.jp/wp/?page_id=109 より)」という免震構造になっているそう。

セラミックパークMINO: http://www.cpm-gifu.jp/wp/
岐阜県現代陶芸美術館: http://www.cpm-gifu.jp/museum/
国際陶磁器フェスティバル美濃: http://www.icfmino.com/
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岐阜県美術館のヒトツバタゴと所蔵品展 [美術]

5月14日(日)、岐阜県美術館へ行き、
清流の国ぎふ芸術祭」を見ました。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-05-18

岐阜県美術館の庭のヒトツバタゴが白い花を咲かせています。2017-5-14-(65).jpg

別名「ナンジャモンジャ」ともいう
「ヒトツバタゴ」の木の下にあるのは、
鯉江良二《森ヲ歩ク》
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岐阜県美術館「ながれミながら」と所蔵品展 でも書きましたが、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-08-04
岐阜文美術館のリニューアルで、新しい展示室ができる前、
展示室から見える裏庭にあった作品で、
あの作品どうしたのかなー?って気になっていたんですが、
昨年、作者の鯉江良二氏の監督のもと、ここに設置されたことは
岐阜県美術館のブログ記事に詳しいです。
新年度、始動!―美術館の花と《森ヲ歩ク》
http://gifukenbi.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html

岐阜県美術館では「清流の国ぎふ芸術祭(AAIC)」だけでなく、
所蔵品展も開催されています。
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今回、所蔵品展のチラシがありました!
「清流の国ぎふ芸術祭(AAIC)」は無料ですが、所蔵品展は
一般320円(大学生220円、高校生以下無料)の観覧料がかかります。
私は岐阜県美術館の後援会員なので無料で入ることができるんですが。

所蔵品展はあまり鑑賞者がいないので、
ゆったり見ることができて私にはいいんだけど、
美術館側からすればどうなんでしょうね。
いつもいい展示やってるし、私は結構見てる方だと思うけど、
毎回、へーこんないい作品持ってたんだ!って驚きます。

最初の部屋が、坪内節太郎と石川勇展

坪内節太郎(1905-1979)は各務原市生まれの画家で、
各務原市も作品をいくつか持っているようですが、
岐阜県美術館にも多くの作品があります。

《松かさ鮒》1976年 は、前回の「岐阜の版画」展を
見に来た時(ブログに感想が書けてないけど、2月12日(日)
所蔵品展の最初に展示してあって、盆にのった鮒が描かれている
シンプルな絵なんだけど、なんか味があっていいなと印象に残った絵だ。

能や歌舞伎を描いた絵も多くて、油彩だけでなく、
サラリと描いた墨彩の絵もいいなと。

石川勇(1922-1989)美濃市生まれの画家
なんか面白い絵! デザイン性と装飾性、
後で展示してあったアボリジニの美術にも通じるような印象を持ちました。
絵本の原画なども描いているんですね。

次の展示室は「NOIR」というテーマで、
ルドン、靉光等の作品の中から、黒の世界に焦点をあてて紹介します。」って
ことなんですが、光(照明)の使い方がドラマチック!!
暗い展示室に、三尾公三《北の旅(B)》が浮かび上がるように展示されている
ところがとても素敵でした。

新しい展示室では「ドリームタイム アボリジニの美術」
「体感アート@県美.com」展 で、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2013-02-19
アボリジニの美術も紹介されていましたが、
岐阜県美術館、こんなにたくさんのアボリジニの作品を持ってたんだと。

そして「岐阜県ゆかりの日本画家たち」の部屋では、
大橋翠石《虎図》二曲一双の金地屏風に描かれた虎、さすがです。
岐阜県美術館HPのコレクションに画像あります。
http://gifu-art.info/details.php?id=2750
http://gifu-art.info/details.php?id=2751

前田青邨《張果老》中国の仙人だという張果老が、瓢箪から駒を出したところが
洒脱な水墨の線で描かれていて、ユーモラスなところが気に入りました。

川合玉堂《晩帰》1899年 水墨のしっとりした風景が落ち着きます。
チラシも画像ありますし、HPにも画像ありました。
http://gifu-art.info/details.php?id=4654

池田虹影(いけだ こうえい 1892-1956)《鵞鳥》
3羽のガチョウのリアルさがすごい!!

と、今回も岐阜県美術館の所蔵品展楽しみました。

さて、岐阜県美術館、最近注目されているのが、
「ミュージアムの女」って4コマ漫画!!

岐阜県美術館の監視係をされている方が描かれた4コマ漫画で、
ツイッターで流れてきて(岐阜県美術館公式アカウントで発表されてました)
美術館のウラ的なことも分かって楽しく読んでいました。
新聞やテレビなどでも取り上げられたそうですが、
50話を区切りに無料マンガサイトのジーンピクシブへと移行します。また今秋にはKADOKAWAから書籍化が決まりました。」ってことで、楽しみです!!
こちらで無料で読めます
https://comic.pixiv.net/works/3405

岐阜県美術館HP: http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/
岐阜県美術館公式アカウント: https://twitter.com/gifukenbi

過去記事
岐阜県美術館のヒトツバタゴ:
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2008-04-30
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岐阜県美術館「清流の国ぎふ芸術祭」 [美術]

5月14日(日)、岐阜県美術館へ行ってきました。

ART AWARD IN THE CUBE 2017
清流の国ぎふ芸術祭
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をやっています。実は見に行くまで、あまり展覧会のイメージが
わからなかったんですね。昨年から美術館の庭にこんな枠(?)が
設置されていて、これは何??みたいに見てたんですけど。
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(2016年7月24日撮影)
この4.8m(幅)×4.8m(奥行)×3.6m(高さ)の空間(直方体のキューブ)の、
空間(実際のキューブには壁面、天井があります)に、
公募によって選ばれた作品を展示してもらうとのこと。
第一回目の今回のテーマは「身体のゆくえ」
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‥‥なんてことは私は後から知りまして、
岐阜県美術館後援会の会員で、全ての展覧会に行ってるので、
そろそろ行っておくか‥‥みたいなカンジで出かけたんですよ。
(入場無料ってのも行ってから気が付いたんです。
 ちゃんとチラシにも表記してあるのに)

私のことなので、昼食を食べてゆっくりして車で出かけました。
いつもの岐阜県図書館地下の駐車場が満車で、美術館のカフェ側の
駐車場に停めて、北入口から館内へ。

この日は月1回(但し6月は休み)のパイプオルガンのコンサートが
行われていて、後半の曲を聞くことができました。

多目的ホールでのオルガンコンサートが終わって、
展示室3へ。後援会会員証を提示しようとしたら、無料で入れることを
知りました。そして写真撮影もOK!!

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----ここから先はネタバレ?になっちゃうので、
これから展覧会を見に行こうとお考えの方は、
是非見てから読むことをお勧めします。6月11日(日)までです。

よくわからないなーって作品も含めて、アーティストの意欲あふれる展示
それぞれ面白かったです。

清流の国ぎふ芸術祭レポート


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願成寺古墳群美術展2017 [美術]

世間的にはゴールデンウィークの最終日、5月7日(日)に、
岐阜県池田町の願成寺古墳群一帯で開催されている
野外アート展「願成寺古墳群美術展」へ行ってきました。
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出品作家の方から案内をいただいたんですが、
2015年に開催された「願成寺古墳群美術展」が
とてもよかったので、楽しみにしていたんです。

願成寺古墳群美術展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-04-28

できたらワークショップなどもある4月23日(日)に
行きたかったんですが、なかなか都合がつかずに‥‥で、
7日(日)、休みだったダンナが温泉に行きたいって言うので、
ダンナを池田温泉に送って、
私は願成寺古墳群美術展に行くことにしました。
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池田温泉から霞間ヶ渓(かまがたに)を通って願成寺古墳群へ至る
池田山の山腹の茶畑の中などを通る「ふれあい街道」は、
濃尾平野の眺めも良くて気持ちのいい道ですね。
サイクリングやウォーキングの人もいました。

大津谷公園キャンプ場では、川遊びをする人も
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5月7日(日)は関連企画として、
「ハッピーアフリカン in 池田」という
アフリカ音楽ライブのイベントが開催されていました。

ちょうど太鼓の演奏が終わったところ
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アフリカングッズ(?)や飲食のテントも出てました。
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コーヒーのとてもいい香りに(焙煎の体験もやってました)
たまらず1杯注文。300円でした。
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さて、いよいよ「願成寺古墳群美術展」が開催されている
「岐阜県史跡 願成寺西墳之越古墳群」へ
池田山東麓の扇状地に立地する岐阜県最大級の群集墳。
六世紀から七世紀に築かれ100基以上の円墳からなる。

(チラシの説明より)
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自然の緑のトンネルがいい雰囲気です。
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草の中に黒いビニールシートでも広げてあるのかと思ってしまったこの作品
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よく見ると、この木の影、空が映っているのではくて、
プリントされたものなんですね!!
末松グニエ文《いつもそこに》
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傾斜地に布が‥‥二村元子さんがワークショップの参加者と
制作した作品《微(耳で見る/目で聞く)》
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白いマスクが地面から立っている枝に刺さっています。
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2号墳の石室に設置された青い板は、
鳥谷浩祐《時の部屋》という作品。
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青い板の汚れのようにも見えるものは(落ち葉やゴミもありますが)
描かれた作品のようです。何かがにじみ出てきたようにも見えますね。
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ここは、古代人のお墓ですからね‥‥
「(前略)この場所には死の気配があり、その境界がある特別な場所のように感じました。 今回はそこに佇む時間の流れや重なりを表現できないかと考えています。
(作品解説より)

ここに置かれた白い石も作品のようです。
大間光記《気配》
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木から薄い布が吊り下げられています。
渡邊智子《時に添う》
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濃尾平野を見下ろせる丘からの景色いいですね。
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「(前略)時空を超えることができたイマジネーションを、色や形の抽象性と共にインスタレーションで表現する。」(解説より)
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1号墳にあった作品が
木村洋子《楣庵(まぐさあん)》
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花の形のようにも、ろうそく立てのようにも見えるオブジェと、
球根のようにも見えるものも作品なんですね。
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石室の一番奥には、抹茶茶碗と茶せんが置いてありました。
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古墳の羨道と石室は、茶室の路地と茶室。
 石室入口の楣石は茶室のにじり口の様である。
 この世の世塵を祓い清めて茶室に向かう心持は
 まるであの世に向かいう羨道を歩く様だ。
 狭い石室に入るために頭を垂れる。
 それは身をかがめて頭を垂れてにじり入る茶室の入口の様だ。
 石室に入ると静寂と祈りが満ち足りている。
 それは身分も名誉も等しく消え去り一服の茶を飲む茶室の様だ。
」(解説より)

ちょっと怖かったけど、石室に入ってみました。入口は狭かったけど、
中は意外に広く、ひんやりしています。
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別世界に来たようなカンジ。外の光がまぶしいです。

木に3つの球が吊り下げられています。
酒井稔《土のオリオン》
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三つの泥だんごを木に吊るします。」(解説より)
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3号墳の前に2つのオブジェが置かれています。
大野裕之《阿吽》
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門のようでもあり、神社の狛犬のようにも見えたんですが
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先人たちが古墳に込めた思いとは、始まりと終わりだと思います。
 全ての物事に意味を持って、考えて、意識して、感じて。
 そうして創造された古墳に、私なりに始まりと終わりを表現しました。

(解説より)

四角い石の中から、うさぎが出てきているような彫刻が並んでいます。
衣斐康弘(Ebi Yasuhiro)《箱うさぎ》
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ここ数年、おとぎ話や絵本の物語の1ページのような情景を石の彫像で表現しようとしている。なぜか石の中に閉じ込められてしまい自らも石と化してしまったうさぎ達。目の前を通り過ぎる人々をくぼんだ目でみつめるばかりである。作品を前にして、いったいどうしたことだろうと空想をふくらませ、次のページを開いてみてください。」(解説より)
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自然の中で、おとぎ話のような雰囲気。うさぎ達がカワイイ。

木になにか不思議なものがとりついています。
矢田真之(Yada Masayuki)《つかわしめ》
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白い大蛇のようにも見え、
土から自然のエネルギーが出てきたみたいにも見えます。
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古来より、山、巨木、動植物などの自然物。
 雨、風、雷などの自然現象‥‥
 その中に特別な何かを感じ、その物事に神がいると考えられてきた
 自然物・現象(神)と人との接触をする者として特定の動物がいる
 時には神そのものと考えられることもある
 祀ることと現世とを繋ぐ者を像に表すことで現在の事について
 思考し表現しよう
」(解説より)

日本人的な考えなのかもしれませんが、眼にみえぬはずの雰囲気や気配と言ったものの 中にこそ本当の事があり、そこにいるはずの物を形作っているのだと思う。人や自然現象・自然物との繋がりを感じながら木を素材として彫刻を制作しています。」(解説より)

白い葉の形のオブジェが緑の中に並んでいます。
台湾出身のアーティスト 康雅筑(カン・ヤーチュウ)さんの作品
《Translucent Slices》
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池田町の土川商店で滞在(4月9日~24日)制作された作品とのこと。
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自然の中、古墳群をバックにとてもいい雰囲気です。
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楓の種のように、宙に舞い、羽が透明になり、繋がり、漂い私たちを別の世界へ誘うかのように。そんなイメージをしています。」(解説より)
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古墳群の周辺には茶畑が広がっています。
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石室に入れる43号古墳には、二村元子さんのワークショップで作ったという
音が聞こえる作品があるってことなんですけど‥‥
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ちょっと怖いなと思いつつ、石室に入ってみたんですが‥‥??
だけどここで音が聞こえたらさらにコワイww
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ふれあい街道沿いの林の中に小屋(?)と、木にはカラフルな風船(?)
Lifeislight(田中健作+森岡厚次)《光をつむ》
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「(前略)Lifeislightは光をキーワードに作品を展開する。」(解説より)
ってことなんですけど‥‥

草むらの中に、空気の入れ口(空気栓)がたくさん付いた赤いビニールが
埋もれそうになっていました。
陳奕彰(チェン・イージャン)《鶏誕》
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2015年の願成寺古墳群美術展ではバルーンの羊クンがこの場所に置かれていて
可愛くて目立ったんですけど‥‥

木々の間で薄い白い布がたなびいています。
児玉美咲《here/there―時間と空間の向こう側―》
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「(前略)風景と呼応することで、見える時間の向こう側。そういった試み。
 記憶の中に埋め込まれているように、原始的なフォルムは普遍的である。日々変化し続ける風景の中で、こちら側 here に居ながら、向こう側 there を想像する。
」(解説より)

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ところで大津谷公園キャンプ場の隣に、コテージタイプのキャンプ場?
オシャレな施設ができたんだなって見たら、
サンビレッジ宮路 サンヒルズ ヴィラ・アンキーノ」って、
http://www.shinsei-kai.or.jp/anki/
一戸建て住宅型有料老人ホームなんですね~

室内展示が行われている土川商店の「場所かさじゅう」へ
2015年の願成寺古墳群美術展の時にも、
二村元子さんの「天使とおばけ」展と交流会の時にも来たことがあります。
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2015-12-05

浮世絵に出てきそうな雰囲気の、奥が土川商店
(願成寺古墳群美術展の実行委員会事務局)
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手前が「場所かさじゅう」
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今回のチラシや解説なども置いてあります。
梁から下がっているのは、
酒井稔さんの《土のオリオン》のミニ版(?)ですね!
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座敷中央にあるのは二村元子さんの作品、
床の間にあるのは衣斐康弘さんの作品ですね。2017-5-7-(73).jpg

奥の部屋の壁にかかっているパネルは鳥谷浩祐さんの作品、
つり下がっている白いオブジェは康雅筑(カン・ヤーチュウ)さんの作品で
石は大間光記さんの作品かな。
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道の向かい側の小屋に鶏のバルーンが!
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陳奕彰(チェン・イージャン)さんの作品かな?
願成寺古墳群美術展では、草の中に赤いビニールが4つ置いてあっただけで、
え?!これだけ??って思ったんですが、最初の予定ではこの作品を設置する
つもりだったのかな。でもこれ、どうも動力で膨らませていないと
ダメみたいで、ちょっと失敗作?? カワイイんだけど~。
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今回の願成寺古墳群美術展、新緑の美しい自然の中に、アートが点在していて
いいんですけど、なんだか2015年と比べると‥‥作品の傾向が似通っちゃってる
(自然の中で布がひらひら)とか、なんかお手軽(石を置いただけ)‥‥みたいな
印象も持ったんですよね。そして後で気が付きましたが、
TABの《Bump》って作品を見落としていました。えー?! どこにあったんだ??

でもとにかく、新緑の自然の中、楽しくアートや古墳を見ることができて
いいですよ。5月28日(日)までの展示です。
TABさんの作品を探しにもう一度行こうかなー。

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国立新美術館「ミュシャ展」 [美術]

4月17日(月)、東京・六本木の国立新美術館で、
「草間彌生 わが永遠の魂」展を見た後、「ミュシャ展」を見ました。
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アール・ヌーヴォーを代表する芸術家として、
パリで華やかな名声を手にしていた
アルフォンス・ミュシャが、50歳で故郷のチェコに戻り、
晩年の約16年間を捧げた一大プロジェクト
《スラヴ叙事詩》のことは聞いてはいましたが、
その全作品20点が来日するってのに驚きました。
全20作がチェコ国外で展示されるのは初めてだとか!!

NHKテレビで、巨大な絵を展示するところを見て、
うわー、すごい!!って、見に行きたいとは思っていました。
4月のシフトの休みに月曜日があり、
国立新美術館が月曜日やってるってのを知って
今回の上京を決めました。で、山梨の友人とも美術館で会うことが
できたんです! このあたりのことは別記事で書きたいと思っています。

オンラインで購入してプリントアウトしたチケットを提示して入りました。
入口横に音声ガイドの貸し出しコーナーがありましたが、
私は普段音声ガイドって借りないので、そのまま展示室に進みました。

最初に展示されていたのが、チラシのメインビジュアルにも使われている
《スラヴ叙事詩「原故郷のスラヴ民族」》1912年
610×810cm の巨大な絵!!

その巨大さにあらためて驚きました。そして、巨大な絵なのに、
バックの星空が細かな点描で描かれていて、その美しさに感動!!

しばらく見惚れていましたが、画面横の説明パネルで、
空中に両腕を広げて浮かぶのは多神教の祭司で、
(大きな絵なので、見上げることになり、本当に空中に浮かんでいるよう!)

右に平和を象徴する娘、左に若い戦士が描かれていること、
前面に目を見開いてうずくまるのは、略奪者に村を焼かれて
逃げ延びてきたスラブ人だということを知り、
これは何が描かれているのか知って絵を見た方がいいし、
説明パネルを読むより音声ガイドの方がいいと、
(人が多いので、説明パネル近くに行くのに時間がかかるし、
読んでいる時間がモッタイナイ)
戻って、520円で音声ガイド借りました。

音声ガイド、正解でした。
スラヴの歴史ほとんど知らないので。
(まぁ説明ガイドで聞いたくらいでは理解できませんが)

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《スラブ叙事詩(3)「スラブ式典礼の導入」》(チラシ中面左下)1912年
では、スラブ語に翻訳された聖書を使っての典礼を許可する
教皇の大勅書をスヴァトプルク王に向かって読み上げる場面が描かれているそう。
前面の若者が手にする輪は、スラヴ人の団結を象徴しているのだと。

多くの文献をスラブ語に翻訳させ、スラブの文化を高めたという
《スラヴ叙事詩(4)「ブルガリア皇帝シメオン1世」》1923年
宮殿の壁画の文様なども細かく描かれていて素敵

《スラヴ叙事詩(6)「東ローマ皇帝として戴冠する
 セルビア皇帝ステファン・ドゥシャン」》(チラシ中面中上)1923年
NHKテレビの番組でも指摘されていましたが、
戴冠式の行列の主人公である皇帝がそれほど目立っていないんですよね。
前面の花を持つ娘たちがミュシャらしく(?)可憐。

《スラヴ叙事詩(13)「フス派の王、ポジェブラディと
 クンシュタートのイジー」》1923年
ポジェブラディとクンシュタートのイジー王が教皇特使と対面する場面。
ローマ教皇庁への従属を迫る教皇特使に対して、
イジー王は憤慨して椅子を蹴倒していると。
ステンドグラスの窓からの光がとても美しい。

そしてスラヴ叙事詩では、戦争の場面も多く描かれています。中でも、
《スラヴ叙事詩(12)「ヴォドニャヌイ近郊のペトル・ヘルチツキー」》1918年
には、思わず涙ぐみかけてしまったというか、胸がえぐられるようでした。
横たえられた犠牲者に取りすがって泣く女性、
赤ん坊を抱く母親の正面を向いた目にはドキッとします。
燃える街を見る、おそらくその街の住人で、ここまで避難してきた人々‥‥
そんな人々の痛切な感情が、この絵の大きさ(405×610cm)なので、
まるで目の前にいるかのように伝わってきました。さらに、音声ガイドで、
画面中央にいるペトル・ヘルチツキーは、暴力に暴力で報いてはいけないと、
復讐を誓う男の拳を受けとめている場面だと知り、感動しました。

そして、スラヴ叙事詩の最後の展示室はなんと撮影可能!!
月曜日ですが、この鑑賞者の多さ!! 皆スマホ等で写真を撮っていますね。
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《スラヴ叙事詩(15)「イヴァンチツェの兄弟団学校」》1914年
チェコ語に翻訳された聖書が印刷され、それを読む人々。
この大きさ(610×810cm)なので、iPhoneの画面に入りきりません!!
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左下で盲目の老人に聖書を読んで聞かせる青年の顔は、
若き日のミュシャをモデルにしているのだとか。
この二人だけ、下の枠(?)から出ているように描かれているのが
面白いというか。図録にはこの枠から中のみが載っています。
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全体を写そうとすると鑑賞の人が入ってしまいます。

《スラヴ叙事詩(19)「ロシアの農奴制廃止」》1914年
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モスクワの赤の広場ですね!
ロシアもスラヴなんだ(スミマセン、それくらいの認識しかありません)
1861年の農奴解放令が出されたモスクワを描いたものだそうで、
自由の身になって喜ぶというより、呆然としている民衆がかえってリアルというか。
この大きさの絵、まるで自分も雪の赤の広場にいるようです。
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ミュシャはこの絵を描くために、1913年ロシアへ行き、
多くの写真も撮影したそうです。

《スラヴ叙事詩(17)「聖アトス山」》1926年
巡礼者たちに降り注ぐ光が荘厳な雰囲気
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《スラヴ叙事詩(18)「スラヴ菩提樹の下でおこなわれる
 オムラジナ会の誓い》1926年(未完成)
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この絵は未完成で、ミュシャの生前には一度も公開されなかったそう。
でも、左下のミュシャの娘をモデルにした少女は、
スラヴ叙事詩の展覧会ポスターに使われていますよね。
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この展覧会でもそのポスター展示されていました。
《「スラヴ叙事詩」展》1928年

でも、この時の展覧会ではこの作品のみ展示されなかったとのこと。

右下の少年はミュシャの息子イジーをモデルにしているそう。
二人が腰かけている壁(?)が舞台のようにも見えて、
どこからが絵なのか、面白い構成だなと。

友人は、この絵の光溢れる雰囲気がとても好きだと言いました。
(私はやっぱり最初の作品が一番好きかな)

そして、スラヴ叙事詩シリーズの最後の絵として描かれたのが、
《スラヴ叙事詩(20)「スラヴ民族の賛歌」》1926年
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自由と調和を象徴する花輪を持つ青年がスラヴ民族への賛歌を
高らかに歌い上げる、幸福感と高揚感が伝わってくる絵です。
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でも、これらの絵のために、ミュシャは危険な愛国者として
1939年、ドイツ軍がチェコに侵攻すると、ゲシュタポに拘束され、
数日間の尋問の後に釈放されるが、それによって
前年から患っていた肺炎が悪化して死去とのこと。

《スラブ叙事詩》全20点に続いて、ミュシャと言えば‥‥って、
《ジスモンダ》をはじめとするサラ・ベルナールの舞台ポスター等、
華やかなアール・ヌーヴォー時代の作品が展示されています。
【Ⅰ ミュシャとアール・ヌーヴォー】

これら、今回のミュシャ展の
アール・ヌーヴォー時代のポスターの所蔵は全て「堺市」です。

大阪・堺に「アルフォンス・ミュシャ館」ってのがあるってのは、
美術展のチラシを見て知り、一度見に行きたいと思ってましたが、
なぜ堺市に??って疑問でした。

今回の図録で知ったんですが、
カメラのドイ創業者である土井君雄氏のコレクションだったんですね!!

以下、ミュシャ展図録「父とドイ・コレクション」より
日本で初めてミュシャ展を行うにあたり、父と文化事業部スタッフは、 まず作家の名前を覚えて好きになってもらうことが重要だと考えました。 ‥‥(中略)‥‥美しく華やかなパリ時代に焦点をあてることにしたのです。 「アール・ヌーヴォーの華」というキャッチコピーとともに、名称を チェコ語の「ムハ」ではなく、フランス語読みの「アルフォンス・ミュシャ」を 採用したのもこのためです。

そうだったのかー!! ちなみに、この日本で初めてのミュシャ展、
1978年(昭和53年) 新宿の伊勢丹で開催されたんですが、
大学3年生だった私が一緒に見に行ったのが、今回も一緒に見た友人です。

1978年のミュシャ展チケット
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この《桜草》1899年 今回は展示されていませんでしたね。

 幾度も巡回展を開催し、日本中にミュシャの魅力を伝える夢は叶ったものの、 美術館開館の夢半ばで父は急逝しました。‥‥(中略)‥‥私たち遺族は 散逸を避けるため、恒久的な美術館開館の夢を託し作品の大部分を 「ドイ・コレクション」として堺市に寄贈しました。

ポスターだけでなく、ミュシャがデザインして
宝石商ジョルジュ・フーケが制作した《蛇のブレスレットと指輪》や、
暖炉のマントルピースに飾るために制作された鏡を囲む
《ウラロフ・ミラー》1903-1904年
《クオ・ヴァディス》1904年、《ハーモニー》1908年 といった
華やかで装飾的なミュシャらしい油彩画もあって、
充実したコレクションだったんだ!! って。

【Ⅱ 世紀末の祝祭】では、
1900年パリ万博の「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ館」壁画の下絵 1899-1900年
墨で描かれた線がまるで少女漫画のようにロマンティックで上手いなって、
友人と感心して見ました。
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そしてプラハ市民会館の「市長の間」の装飾を委ねられたミュシャが描いた
果樹園で働く人々の上を飛ぶワシを描いた天井画《スラヴの連帯》1910-1911年
ペンデンティヴ(天井を支える壁の隅にある三角形の部分)に描かれた
公徳をチェコの歴史的人物に託して擬人化した8点の絵画が
展示されていて、文字も含めたデザインセンスすごいなって感心しました。

【Ⅲ 独立のための闘い】
ミュシャが故郷チェコに戻ってからのポスターや、
チラシ裏面にも使われている《ヒヤシンス姫》のポスター 1911年
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2013年に名古屋・松坂屋美術館で見た「知られざるミュシャ展」でも
チラシのメインビジュアルで使われていました。(感想が書けておりませんが)
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こちらはリトグラフの冊子挿絵とのことで、微妙にイメージが違いますね。
「父とドイ・コレクション」で書かれていましたが、
リトグラフは同じ作品が複数存在し、色調や退色の状態で雰囲気が異なります。 ドイ・コレクションに統一感があるのは、このような父のセンスとスタッフの尽力によるものだと思います。
今回、ドイ・コレクションのポスターを見て、あらためてこれらのポスターの
状態が良くて美しいことに気が付きました。
岐阜県現代陶芸美術館「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」展 で、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-04-28
《ジスモンダ》のポスターが参考作品として展示されていたんですが、
こんなに落ち着いた色調のポスターだったかな?って思ったんです。
京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵のものでした。

「知られざるミュシャ展」は、ミュシャの祖国チェコの
個人コレクション(チマル・コレクション)を中心とした展示で、
ミュシャが有名になる前の素描や天井画のデザイン、挿絵、
そしてチェコへ戻ってからの《スラヴ叙事詩》の習作なども展示されて
興味深かったです。(この展覧会、全国各地を巡回しました)

プラハで開催された《第8回全国ソコル祭》のポスター 1925年
そのソコル祭のパフォーマンスとして計画された
《同朋のスラヴ》の構想スケッチ 1925-1926年
この壮麗な野外劇は、初日の開演直後の嵐と洪水で中止になり、
実現しなかったそう。

そして、ミュシャ(ムハ)が新生国家チェコスロバキアのために
無償でデザインした切手や紙幣も展示されていました。

あ、これ「OGATAコレクション」って、
清須市はるひ美術館「アルフォンス・ミュシャ デザインの仕事」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-08-28
で展示されていた尾形寿行氏のものですね!!

最後のコーナーが【Ⅳ 習作と出版物】
ポストカードや書籍の表紙などが展示されていました。

そしてショップ!! 当時からミュシャのポストカード等は
人気だったそうですが、このショップも大変な混雑でした。
展示室は絵が大きいこともあって、まだ見られたんですが、
ショップは人が群がっていて、ろくに商品が見られないんです。
レジ待ちの人の行列も長い(でも草間彌生展よりはちょっと短かったかな?)ので、
グッズはあきらめたんですが、図録だけは欲しいなー、ネットで買えないかな
って思ったら、地下のミュージアムショップでも図録は販売しているって
案内があったので、国立新美術館B1のミュージアムショップで購入しました。
(こちらは4、5人待ちで買えました) 2,400円(税込)でした。
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公式図録、全国の書店でも買えるし、
通販サービス「朝日新聞SHOP」でも購入できるそう。
https://shop.asahi.com/products/detail.php?product_id=1013

《スラヴ叙事詩》全20作のカラー画像はもちろん、詳しい解説のページもあり、
アール・ヌーヴォー時代の華やかなポスター等も収録された
これぞミュシャ! って充実の図録です。
2,400円はミュシャの本としてもお値打ちなのでは?!

楽天ブックスでも買えます
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ミュシャ展 [ 国立新美術館 ]
価格:2399円(税込、送料無料) (2017/4/28時点)




本当に、東京まで見に行けてよかったーーって展覧会でした。

国立新美術館: http://www.nact.jp/
「ミュシャ展」展覧会ホームページ: http://www.mucha2017.jp/

--オマケ--
堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館): http://mucha.sakai-bunshin.com/
ミュシャ展の期間中を含む2017年2月6日(月)~6月30日(金)は、
空調設備更新や収蔵庫改修などの工事のため臨時休館しているそうです。

過去の企画展のチラシ
「ミュシャとコスチューム」平成28年3月12日(土)~6月12日(日)
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国立新美術館には《椿姫》のポスター(1896年)来てなかったですね。

「ミュシャのデザイン集 装飾資料集」2013年3月16日(土)~7月7日(日)
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『装飾資料集』1902年 も、国立新美術館では展示されていませんでした。
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チラシ裏面の《蛇のブレスレットと指輪》1899年 は展示されていましたが、
その下の、ミュシャ様式の代表作のひとつと言っていい《夢想》1898年は
展示されていなかったですよね?!

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国立新美術館「草間彌生 わが永遠の魂」展 [美術]

4月17日(月)、東京・六本木の国立新美術館へ行き、
「草間彌生 わが永遠の魂」展と「ミュシャ展」を見ました。

国立新美術館に行くまでのことや、ミュシャ展のことは
別記事で書くことにしますが、まず

「草間彌生 わが永遠の魂」展!!
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ホント言うと、国立新美術館でミュシャ展が開催されていなかったら、
ここまで見に行かなかったと思うのですが。

草間彌生の展覧会、2012年11月に松本市美術館まで見に行きました。

松本市美術館「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2012-11-04

すごく良かった!! 現代美術の展覧会って言うより、
テーマパークみたいに楽しかったし、迫力に圧倒されました。
なので、見ればすごくいいことはわかっていたんですが、
まぁ、前も見たしなぁーなんて思いながら‥‥

国立新美術館に行くのは初めてだし、六本木? 乃木坂??
東京の地下鉄とか複雑で、どーやって行ったらいいの‥‥??
(これでも大学4年間‥もう40年程前のことになる?‥は
東京近郊に住んでいたんですけど)

結局東京メトロ日比谷線「六本木駅」で降り、案内表示に従って‥‥
国立新美術館に着きました。
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え?! この行列はチケットを買う人?!!
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月曜の10時半でこの行列!! チケット売り場はここと、乃木坂駅からの
入口にもあり、そちらもずらりと並んでいました。
良かったー!! オンラインでチケット買っておいて!!
(割引にならないので、ちょっと迷ったんですよね。でも買っておいて正解!!
自宅でプリントアウトするのと、スマートフォン画面表示する方法が
ありましたが、自宅のプリンターでプリントアウトする方を選びました。)

庭の木々に水玉模様の布が巻き付けられています《木に登った水玉 2017》
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1階ロビー
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窓の外のステンレス製ボールは《ナルシスの庭》って作品だそう。
横浜トリエンナーレ2001では、横浜港の海上にステンレス製ボールが
浮かべられていたそうですね。
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山梨の友人と待ち合わせたんですが、電車少し遅れるってメールがあり、
先に1階ロビーにあった《オブリタレーションルーム》に入ってみました。
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草間彌生展のチケット提示で入れます。
入口で水玉ステッカーをもらい、部屋の好きなところに貼ることができます。
ステッカーは持ち帰ることはできません。台紙は出口で回収されます。
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部屋中がカラフルな水玉ステッカーで埋め尽くされつつあります。
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友人と合流して、1階の草間彌生展示室へ。

「40分待ち」ってプラカードを持ったスタッフがいて、えぇ~?!って
驚いたら、それはショップの会計待ちの行列で(それはそれで驚きだけど)
展示室には待たずに入れました。(ホッ)

最初に《生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時》2014年
片岡球子の富士山をさらにポップにパワーアップしたような絵があり、

続いて、巨大な大展示空間の部屋へ。
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壁いっぱいに大型の絵画シリーズ《わが永遠の魂》が約130点!!!
松本市美術館での展覧会では、約64点でしたから、その倍の点数、
しかも、その頃より一枚の大きさも大きくなっているようですし、
これらの130点は「日本初公開」ってことで、
どんだけ描いているの?!! このパワーすごい!!
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この展示室は撮影可でした。
それぞれの絵に
《限りない人類愛は全世界を包んでほしい》
《朝、太陽は地平線にのぼってきた》
《愛が花咲いたときの慶び》とかって、
なかなか素敵なタイトルがつけられているんです。
(どれがどれだか全く覚えていませんが)
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あ、この下の絵のタイトル写真に写ってました
《天国へ上る入口》
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上《野にいでてよろこぶ》
下《銀色の宇宙》
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側面の壁面には194×194cm(S120号)の絵が2段に展示され、
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奥の壁面には少し小さな‥っても162×162cm(S100号)の絵が3段に展示されています。
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下《わが死の祭壇はかくのごとく》
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この絵、黒い画面にピンクのドットを描いたのではなく、
ピンクの画面を黒い色で塗っていったみたいです!!
《あなたにあげた愛のすべて》
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メタリックな絵具を用いて描かれた作品もあります。
私このあたりの絵好きだなぁ!!
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展示室の中央には、ド派手で強烈な立体作品が。
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これ、第一回目のあいちトリエンナーレ2010
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-10-10
メインビジュアルになっていたものかな。
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この巨大な展示室の周囲をぐるりと回るように展示室が配置され、
初期作品から現代までの、草間彌生の創作活動が紹介されています。

松本市美術館でも見た、10歳の時に描いた、母親に水玉の幻覚を見た絵、
《残夢》1949年 は、枯れたひまわりが人の骨のようにも見えてドキッとしました。
《太陽》1953年 東京国立近代美術館蔵 そんなに大きくない(38.4×33.7cm)絵
なのに、なんかすごい迫力!! (どちらも展覧会HPの「みどころ」に画像あります)
http://kusama2017.jp/point/

ニューヨーク時代(1957-1973)では、
昨年のクリスマスの日に駆け込んだ豊田市美術館「蜘蛛の糸」展の、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-01-15
「作品をゆっくり読みとくギャラリートーク」で、
テーマになっていた豊田市美術館蔵の《No.AB.》1959年 をはじめとする
ネットペインティングの作品や、
Airmailのラベルをコラージュした作品、
ソフト・スカルプチャーに覆われた梯子や椅子、
ニューヨークの画廊で行った
ソフト・スカルプチャーに覆われたボートと、
その写真を壁いっぱいに貼り付けたという展示が再現されたコーナー、
着物の草間彌生がニューヨークを歩くスライドや、
パフォーマンスの映像(猫に葉っぱを乗せていくところが♡)
草間彌生が書いた小説などの本も並んでいました。

ガラス窓からの光が入る展示室は、21世紀の草間彌生(2)
モザイクタイルの《南瓜》2016年 や、
水玉のマネキンが並び、
続いて、鏡張りの部屋に光がまたたく《生命の輝きに満ちて》2011年
うわー! 無限の空間に迷い込んだみたい。落ちそうでコワイ。

展示は時代が戻って、帰国後の作品(1970-2000)
絵にホンモノの網がかぶせてあるのが面白い
《とらわれのダニー・ラ・ルー》1970年 広島市現代美術館蔵

床と天井の鏡の間に梯子があって、無限に登っていく、
降りていくような不思議な感覚になる《我ひとり逝く》1994年 とか

草間彌生といえばってカンジの《かぼちゃ》とか、
多彩な作品を楽しんだ後、また巨大展示室へ戻り、ショップへ。

分厚くて重そうな図録、ポストカードやマステ、
手ぬぐいやバッグ、スマートフォンケースなど、カラフルでポップな
草間彌生グッズが並んでいて、私は、やよいちゃんのマスコット人形(?)が
欲しかったけど、ショップの会計待ち40分って行列を見てあきらめました。
やよいちゃんマスコット、たしか1,000円で、購入は1人10個までって
書いてありました。えー?! どんだけ人気なの?!!

屋外に《南瓜》の展示があるってことで行きました。
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この南瓜、穴が開いています。穴から顔が見えるように撮ってもらいました。。
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(もちろん南瓜の前でも撮ってもらいましたよー)

草間彌生の展覧会はどうしてこんなに楽しいんでしょうね!!

国立新美術館: http://www.nact.jp/
「草間彌生 わが永遠の魂」展覧会ホームページ: http://kusama2017.jp/
オンラインチケットの購入もここからできます。
観覧券:一般1,600円/大学生1,200円/高校生800円
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ギャラリー水無月「飯沼由貴 作品展」 [美術]

4月14日(金)、岐阜の画廊「アートギャラリー水無月」へ行きました。

飯沼由貴 作品展「たくさんのひとり」が開催されています。
2017年4月7日(金)~16日(日)
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岐阜の画廊が企画展を同時開催する
「ぎふの画廊めぐり」というイベントを行っているということは、
ぎふメディアコスモス「色即是芸」展の、
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2016-02-03
画廊主らの座談会で知って、面白そうと思ったのですが、
今年で23回目となるこの企画、私今まで行ったことはありませんでした。

今年、たまたまツイッターで開催を知りましたが、
一週間だけかぁ、今回も行けないなぁって思ったんです。
でも、岐阜新聞Webの紹介記事の写真がとても良かったので。
https://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170410/201704100751_29401.shtml

アートギャラリー水無月
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「空から日本を見てみよう」のくもみが喜びそうなトンガリ建物!!
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飯沼由貴さんの描く動物たち、とてもいいですね!!
リアルな描写力もすごいけど、動物たち、可愛いだけでなく、
こちらをじっと見つめているのが、何かを訴えているようでもあります。
たくさんの動物がこちらを見ている作品もいいなぁ!!

輪切りにした木に描いた作品もよかったし、
お祝いのお花も、メルヘンな雰囲気を出しててよかったです。

案内状に使われていた猫もよかったけど、
たくさんの白い猫の真ん中に黒猫が一匹いる作品、
猫好きとしてはたまりませんでした。
(さすが、売約済みの印が! 他も結構売れてました)

で、つい‥‥その絵が使われていたこのポーチ、
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買ってしまいました。3,000円
実は一旦画廊を出たんですが、やっぱり欲しい気持ちが
抑えられなくなって。で、ついでに写真撮らせてもらいました。
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(ホントはもっと撮りたかったんですけど‥‥)

飯沼由貴さんは、1991年岐阜市生まれの若い作家さん。
最新号(2017年春)の
「岐阜まちなか再発見フリーマガジンa un」でも紹介されています。
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Webページはこちら:
岐阜まちなか再発見Webマガジン a un(あ うん)web
http://aun-web.com/

a un 画家 飯沼 由貴さん紹介ページ
http://aun-web.com/art/17580.html

あまり時間がなかったけど、少し歩いて柳ヶ瀬画廊へ
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熊谷守一の絵や書が展示されていました。

しかし、柳ヶ瀬の寂れぶりは‥‥
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でもさすが、素敵なお店もありますし、
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ショーウィンドウに飾られた絵が素敵だったりします。
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そして、古いビルを改装した貸しスペースに、
個性あふれるお店やアトリエが集まっているという「やながせ倉庫」
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街の活性化に、頑張ってほしいですね。
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やながせ倉庫
http://yanagasesouko.com/

アートギャラリー水無月: http://gallery-minazuki.com/

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MOA美術館リニューアル記念名品展(その2) [美術]

3月12日(日)、熱海のMOA美術館へ行ったことの続き
前記事 MOA美術館リニューアル記念名品展(その1):
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2017-03-16

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メインロビーから、リニューアル記念名品展の展示室へ
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通路の床には奈良の鬼師による瓦が敷かれています。
(MOA美術館のウェブサイトに説明がありました)
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展示室内は撮影禁止、ではなく!!
「個人の利用に限り写真撮影ができます。」!!!!!!
(もちろん三脚や自撮り棒、フラッシュの使用は禁止)
す、すごい‥‥これら撮影してもいいの?!!!!

最初に、ガラスなしで展示されていたのが
《柳橋図屏風》桃山時代 17世紀
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これ、長谷川等伯の《柳橋水車図屏風》と同じ図柄ですよね。
以前、NHK日曜美術館「夢の等伯 傑作10選!」で
取り上げられた時、当時の一大ヒット商品で、
類似作が現存するだけでも20点以上確認されているって聞きました。
過去記事:長谷川等伯
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-03-14

ガラスなしで展示されていて、金で盛り上げられた水車や橋の
工芸品のような豪華な雰囲気がとてもきれいに見えてよかったです。

それから、2月26日放送の日曜美術館アートシーンでも
MOA美術館館長 内田篤呉さんが「見えないガラスケース」と
自慢していらした低反射・高透過のガラスと、
ガラスへの映り込みを防ぐ展示室に立てられた黒漆喰の壁!!
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展示品がほんとうに美しく見えます。
でもあまりにガラスが見えないせいか、額をぶつけた跡?らしい
汚れがところどころついていたりしたんですけどね(笑)
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展示品もほとんど「重要文化財」「重要美術品」って
表示されている名品揃い!!

MOA美術館は現在、国宝3点、重要文化財66点、重要美術品46点を含む約3500点を所蔵しています。」とのこと(リーフレットより)

重要文化財《平兼盛像(佐竹本三十六歌仙切)》
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重要文化財《布袋図》黙庵霊淵 了庵清欲 賛
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重要文化財《白衣観音図》吉山明兆
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重要文化財《山水人物蒔絵手箱》
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重要文化財《染付草花文瓶 伊万里》
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重要文化財《色絵桃花文皿 鍋島》
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次の展示室2には、MOA美術館が所蔵する国宝3点が!!!

展示室の中に黒漆喰で塗り込められた特別展示室が作られていて、
闇の中に月光に浮かび上がるように展示されているのが
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国宝《色絵藤花文茶壺》野々村仁清
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そして、MOA美術館を代表する 国宝《紅白梅図屏風》尾形光琳
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この名画が撮影できちゃうんです!!!!

もちろん人気の絵なので、人だかりができていることも多く、
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なかなかこんな写真は撮れないです。
(これらの写真、2回入って撮っています。
 日曜だったせいか、さすがに午後1時頃は混んでましたね。)
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低反射・高透過のガラス越しですが、いえ、だからこそ、
ほんとうに近い距離―ガラスがなければ息がかかるほどの―で
細部まで見ることができて、もう大満足!!です。

左隻の白梅
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右隻の紅梅
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国宝《手鑑「翰墨城」》
書は私、よくわからないのですが‥‥
奈良時代から南北朝・室町時代の古筆が収められているもののようですね。

白氏文集切 伝菅原道真
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優美な仮名文字は伝紀貫之の《高野切》右 《名家家集切》左
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俵屋宗達が金銀泥で描いた鹿の絵に
本阿弥光悦が『新古今和歌集』の和歌を書いた
《鹿下絵新古今集和歌巻断簡》
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次の展示室3には、江戸時代の肉筆浮世絵などが展示されていました。

重要文化財《湯女図》
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重要文化財《雪月花図》勝川春章
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《桟橋二美人図》喜多川歌麿
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重要文化財《二美人図》葛飾北斎
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そして中国美術の展示
《青磁大壺》郊壇官窯
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焼き物も私、よくわかりませんが、なんかこれいいなぁと。
「鑑定団に出したら‥‥」なんて会話が聞こえてきました。

《叭々鳥図》伝 牧谿
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ちょっと驚いたのがこの屏風
重要文化財《洋人奏楽図屏風》
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桃山時代、キリスト教の伝来で、宣教師たちによって運営されたセミナリオなどで
洋画教育を受けた日本人が描いたものであろうと。
油絵のような立体感ある描写は、それまでの日本の絵と全く違いますね。

羊がとても小さくて、2人の男が巨人のように見えちゃうけど。
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建物の透視図法的(ちょっとおかしいけど)な描き方とか、
日本人が描いたとは思えない絵ですね。
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そしてこの、素敵な階段を下りて1階の展示室へ
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重要文化財《阿弥陀如来及両脇侍坐像》平安時代 12世紀
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うわー! 私は仏像もそんなに詳しくないですけど、
なんかすごく心落ち着くいい雰囲気。
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この優しい阿弥陀如来のお顔、平等院の阿弥陀如来座像を思い出しました。
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重要文化財《星曼陀羅残欠》平安時代 天永4年(1113)
900年前に書写された密教の宇宙観
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重要文化財《観音菩薩立像》中国 隋時代 6世紀
小さな像ですが、スマートな体つきをしていらっしゃいますね。
法隆寺の救世観音あたりにも似ているような。
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《菩薩半跏像》中国 唐時代 8世紀
優美な仏様で素敵だなぁと。私この仏様気に入りました。(なんて言ったら失礼かな?)
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次の展示室5では、
重要文化財《釈迦八相図》鎌倉時代 13世紀
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釈迦の生涯の八つのできごとを描いているそうですが、
建物や牛車など、日本的じゃないですかー。
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重要美術品《春日鹿曼荼羅図》鎌倉時代 13世紀
金が華やか。こんな図柄の絵、見たことあるなぁ‥‥
愛知県美術館の木村定三コレクションあたりにもなかったかな?とか思ったら、
春日の神鹿を中心に描く「鹿曼荼羅」と呼ばれる形式の絵画なんだそうですね。
そうだ、細見美術館には《金銅春日鹿御正体》って工芸の鹿があったっけ。
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鑑賞者に「かわいい」って人気だったのがこちら
重要美術品《聖徳太子立像》鎌倉時代 元応2年(1320年)
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太子二歳のときの姿を表したそう。ふっくらしたお顔や腕のあたり愛らしい。

重要文化財《阿弥陀如来立像》鎌倉時代 13世紀
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重要文化財《聖観音立像》奈良時代 8世紀
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MOA美術館の仏教美術の名品を堪能した後の展示室にブースがあり、そこに
杉本博司《加速する仏》という映像インスタレーション作品がありました。
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三十三間堂の観音像の映像が3面にループで映し出されています。
観音像は(三十三間堂の観音像がそれぞれ違うので)少しずつ違い、
無限の観音像に取り囲まれた空間に立つことができます。

展示室6は、杉本博司《海景-ATAMI》
熱海の海を撮影したという写真が展示されていました。
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熱海の海とのことですが、ぼんやりとしたこれらの写真からは、
何か普遍的な‥‥時や場所を超えるような、偉大なものが
感じられるような気がしました。

杉本博司氏は、今回のMOA美術館リニューアルを手がけられたお一人だそう。

展示室の出口には、杉本博司《月下紅白梅図》が展示されていました。
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2015年に開催した「尾形光琳300年忌記念特別展 光琳アート 光琳と現代美術」のために、
杉本博司氏が国宝「紅白梅図屏風」を撮影し、新たに制作した作品だそう。
展示でオリジナルを堪能した後、出口でのこの展示、とても洒落ていますね。
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「リニューアル記念名品展」ってタイトル通りの、
ホント、国宝だの重要文化財、重要美術品って指定がない方が珍しい
素晴らしい作品の展示で、しかもそれが撮影可!!!!! 大満足の展覧会でした。
チラシ中面(クリックで拡大します)
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この「リニューアル記念名品展」は、3月14日(火)で終了しました。
次は「奇想の絵師 岩佐又兵衛 山中常盤物語絵巻」展が、
2017年3月17日(金)~4月25日(火)まで開催されます。
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MOA美術館: http://www.moaart.or.jp/

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MOA美術館リニューアル記念名品展(その1) [美術]

3月12日(日)、なんと熱海まで行ってきちゃいました!!
MOA美術館が2017年2月5日リニューアルオープンして、
そのリニューアルオープンの展示がすごいって、
日曜美術館のアートシーンでも取り上げられていました(2月26日放送)し、
目覚ましがわりに聞いていたNHKラジオ第一
「橋本麻里の美術館で会いましょう」とか、ツイッターでも
評判は入ってきていたのですが、熱海だしーって。
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でも、年明けから我が家の修理とかでいろいろ忙しかったのも
一段落しまして、この日曜日、ポッカリ空いたんですよね。

乗換案内で昼頃に熱海に着くには‥‥って調べたら、
最寄り駅8:46の電車で、豊橋から新幹線こだまで熱海11:58着って
出たんです。名古屋で乗換ても同じこだまで11:58着だったので、
これは1,350円も安い豊橋乗換でしょ!!って。
でも、豊橋での乗換時間9分はちょっとキツかったなー。
名古屋で名鉄からの新幹線に乗換えに比べればずっとラクだけど、
新幹線の切符を買うのに手間取っちゃって‥‥
「駆け込み乗車は危険です」って注意されちゃった。
豊橋駅のホームに転落防止柵があったら乗り遅れてました(^^;)

新幹線こだまの自由席、指定席より空いてました。
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JR熱海駅
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MOA美術館は熱海駅のバスターミナル8番乗り場よりMOA美術館行き約7分って
ことで、バス乗り場に行くと、12:00のバスが出たところでしたが、
この時間15分間隔で運行されていたので、ふんふん、割と便利ねと、
当然待つつもりでいたんですが、バス時刻表の下に
「MOA美術館お得なバスパック」って広告があって、
バスターミナル前の歩道橋を下りた伊豆東海バスの事務所で買えるってことだったので、
10分あれば行って来れるなって行くと、
MOA美術館の一般観覧料1,600円のところ、
バスの往復乗車券(片道170円×2)がついて1,640円!!
さらに、MOA美術館のお抹茶100円割引券付!! ラッキー!!

バスは熱海駅の山側の急な坂道を登ってすぐに終点のMOA美術館へ着きました。
MOA美術館バスターミナル
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(帰りに撮影 以下、帰りに撮影した画像と混じっています)

MOA美術館入口
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入口を入ると、長いエスカレーターがあります。
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エスカレーターはさらに続きます。
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さらにエスカレーターは続き‥‥
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「円形ホール」へ
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刻々と変わる万華鏡を投影しているのだとか。
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円形ホールからさらにエスカレーターに乗って
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本館へは、正面の出口を出て屋外から行くことも、
右手の通路からエスカレーターで行くこともできます。
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屋外へ出ると、相模灘を望む「ムア スクエア」
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ヘンリー・ムアの「王と王妃」が設置されています。

「ムア スクエア」から本館を望む
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相模灘の景色が素晴らしい! 初島が見えます。
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熱海城も見えます。
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さらに階段を上ると
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ブールデルのレリーフがあります。
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中央が《アポロンと瞑想》、左右が《走りよる詩神たち》
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正面玄関
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メインロビー
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1階、2階が吹き抜けになった大きなガラス窓からは、
相模灘を見下ろすことができます。
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黄金の茶室
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秀吉が作ったという黄金の茶室を復元制作したもの。

ワビサビの茶室に黄金なんて、成金趣味で下品かと思ってたけど、
当時の暗い御所内では幽玄な美しさではなかったろうかと。
障子には赤い紗の布が張られているそう。

床の間の書は、秀頼 8歳の時のものだとか。
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さて、いよいよリニューアル記念名品展の展示室へ入りますが、
長くなりましたので、そのことは次の記事で。


MOA美術館: http://www.moaart.or.jp/

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