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岡崎二郎『SF短編集 ビフォー60』 [岡崎二郎]

岡崎二郎の新しい単行本が刊行されてました!
(2016年10月25日、復刊ドットコムより初版発行)
なんと2,000円+税という、高‥‥いや素晴らしい値段です。
OkazakiJiro-(1).jpg

普通(?)の単行本よりちょっと分厚いですが、
特に装丁が豪華な愛蔵版ってことではなくて、
まぁフツーの単行本ってカンジなので、
この値段は高いと感じられるかもしれませんが、
岡崎二郎先生のコアなファンはこの値段でも買っちゃうって、
足元を見られたのかなと思っちゃいます。

岡崎二郎SF短編集 ビフォー60

岡崎二郎SF短編集 ビフォー60

  • 作者: 岡崎 二郎
  • 出版社/メーカー: 復刊ドットコム
  • 発売日: 2016/10/22
  • メディア: コミック


っていうのは、この本に収録された13作品は、
全て単行本初収録の作品で、
「アフター0 Neo」2本、
「NEKO 2(ネコネコ)」2本
「ファミリーペットSUNちゃん!」5本
「国立博物館物語」1本
「時の添乗員」1本
そして読切が2本という、
OkazakiJiro-(2).jpg
「(単行本に入らなかった)半端なものたちを寄せ集めた本」(まえがき)
なのですが、二郎先生の作品はほぼ全て読み切りの形なので、
かえって岡崎二郎のいろんなタイプの作品が楽しめる、
今まで知らなかった人に岡崎二郎って漫画家を紹介するのにも
いい本になったのではと。
ちなみにタイトルの『ビフォー60』ってのは、
(もちろん『アフター0』のモジリなんですけど)
著者が来年還暦ってことからつけられたみたいです。

さらにこの本が素晴らしいのは、作品ごとに
前説、後説マンガがついていて、二郎先生のキャラクターである
「サンちゃん」と「ピヨちゃん」がノリツッコミよろしく
作品の解説をしてくれるんです! これがメッチャ面白い!!

例えば「アフター0 Neo」の前説
before60.jpg
2本目の「タイムマシン」って作品、このブログで感想を書いてました。
岡崎二郎 タイムマシン
http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2006-02-28-1

私も「最後の説明はちょっとクドくてわかりにくいなー。」って
書いてるけど、やっぱり「話を無理矢理つめ込」んでいるそうで、
「今回の収録にあたって10ページも描き足した」そうですが、

‥‥やっぱりよくわからないというか、タイムマシンの
詳しいやり方(?)の件は説明されても、よけい話が複雑になっちゃって。
後説でピヨちゃんに「つっこみどこ満載やな。」って
言わせているけど、私も色々ツッコミたいです。ハハハ。

さて「ネコネコ」の作品が2本、単行本未収録で
「ビフォー60」に収録されたわけは、後説で描かれています。
before60-(1).jpg
リキ入れて描いた最終回は?って「ネコネコ」第2巻を見直しました。
イリオモテヤマネコの回でしたか!

ピヨちゃんに「この二本はあんまり気に入って‥‥」って
突っ込まれてるけど、この「チョメ その愛」私好きですよ。

そして、「国立博物館物語」から1作入っています。
なぜ1作だけ単行本未収録になっているのか?
それは間違ったことを描いてしまい、一般読者から指摘されて発覚した
からだそう。その頃は、ひとつの文献にしか出ていないネタでも、
面白ければ裏をとらずに使うということをやっていたので、
その文献が間違っていれば即アウトであったとのこと。
それ以来、作者は非常に慎重になってしまい、
「近年の作品では脅迫神経症の如く、ひとつの用語の説明を
欄外にびっしり書き込む‥‥といった始末。」だそう。
before60-(2).jpg
そんな作者の言い訳(?)が後説で書かれています。
↑クリックで拡大しますので、興味のある方は読んでみてください。
ピヨちゃんじゃないけど、「誰がこんなん読むねん!!」
(私も途中で挫折しました)

「時の添乗員」から1本
私も「時の添乗員」シリーズは、二郎先生にしては
ちょっと作風が違っているなって感じてたんですよね。
なんか、人間ドラマっていうか、フツーのマンガ(?)みたいって。
そんなワケは‥‥この作品は
「最も編集サイドにすり寄った作品だったのです」
「作者もかなり苦労して描いた」
「終わってホッとしたのはこのシリーズだけ」(前説)

この1本は「シリーズが終わり、本を出す段になって、
編集長から宣伝の為にもう一本描くよう言われました。」(後説)
で、描いた作品だそう。

そして、2012年に“小説新潮”に掲載された8ページの読切と、

2000年に“ビッグコミック増刊号”に掲載された
「レディエクスプローラー」
この作品はいかにも二郎先生!!って作品で面白かった!
作者も前説で、「大変思い入れの強い作品なのです!!」と。
作者と担当編集は連載させる気マンマンで、
「かなりの準備期間をとり、詳細にキャラ設定をした上で」
「全力投球した作品」なんだそうです。

で、なんで連載にできなかったか?
「よーするに、編集長に嫌われた」(後説)のだそう。
ヒロインの性格が編集長に気に入られなかったよう。
でも、私なんかは、こういうわがままで強い女性、
可愛くて魅力的だと思うけどなぁ。
二郎先生のヒロインって、こういうタイプが多いんじゃない?
「大平面の小さな罪」のセーナとか。
わがままで浪費家で男を翻弄させるけど、色気はないみたいな。
(だいたい岡崎二郎のマンガにはセクシーなシーンは無い)

で、この作品が撃沈して、急拠 編集長好みの作品を企画して
連載したのが「時の添乗員」のシリーズだったそう。
‥‥編集長へのウラミがこもってますなぁ。

岡崎二郎ファンとしては、この「レディエクスプローラー」が
連載になっていたらって思いはありますねぇ。

ラストの作品リストがすごい!!
それぞれの作品のページ数や、掲載雑誌、どの単行本に収録されているか
――「アフター0」とかは、著者再編集版や文庫版もあるので――が、
一覧になっています!!
リストを提供されたという田中すけきよさん、ファンの方だと思いますが、
こういうコアなファンを生むのが、岡崎二郎のマンガの魅力だと思います。

あとがきの謝辞で「リタイア状態の私」とありましたが、
還暦は今の漫画家では決して高齢ではないですから、
これからも「今もファンという稀少で忍耐強い方」の為にも、
ボチボチでもいいですから、新作描いてくださいね。

2016年11月30日発行の「月刊ねこだのみ vol.12」に
「ネコ語についてちょっと。」という8ページの新作が載りましたが、
二郎先生らしいウンチクもあり、猫好きにはとても面白かったです。
電子書籍版がありました!




楽天市場



岡崎二郎のマンガ、電子書籍で読めます
ヒロイン・セーナのわがままぶりカワイイと思うんだけど



「種を蒔く男」は傑作でした!



「三月の殺人」良かったなぁ!



“あの世”が存在しないことを証明してしまった男。
宗教って何? 絵はカワイイのに深いなぁ。




タグ:岡崎二郎
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岡崎二郎『まるまる動物記(2)』 [岡崎二郎]

1年ぶりに、岡崎二郎センセの新刊が出るってんで楽しみにしてたんです。

『まるまる動物記(2)』

まるまる動物記(2)<完> (アフタヌーンKC)

まるまる動物記(2)<完> (アフタヌーンKC)

  • 作者: 岡崎 二郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/04/05
  • メディア: コミック



『まるまる動物記(1)』が出て、ちょうど1年。
1巻の感想はこちら:http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2012-04-13

「good!アフタヌーン」に連載された作品で、
2ヶ月に1話しか載らないし、その1話が14~18ページなので、
単行本になるまで時間がかかるんですよね。

その「good!アフタヌーン」での連載も終わってしまい、
第2巻には第11話から最終話となる第24話までの14話が収録されています。

第1巻は10話で648円(税別)でしたが、
第2巻は14話で743円(税別)です。
この値段が「安い!」って思える程の内容が詰まってます。

まず最初の第11話「心が通じあうはなし」
動物の心を理解することはできるのか?
二郎センセはまず17世紀の思想家デカルトの言葉を出します。

 17世紀の思想家デカルトは言う
「動物には精神(魂)がなく
 知覚も感情もない
 だから動物が虐待によって
 悲鳴をあげても
 それは機械的な反応であって
 我々が思うような苦痛を
 感じてのことではない」


ええ~~っ?!!!デカルトがそんなこと言ったの?!!!
二郎センセは続けてこう言います。

 現代の私たちにとっては
 のけぞるようなコメントだが
 実のところ
「動物に感情はない」
 という部分については
 それを否定する証拠はないのだ

 では 感情とは一体何だろう??


と、動物と「遊び」について、動物の「きずな」について、
動物と人間の「きずな」について‥‥と考察は進む。
こんな動物についての無駄にマニアックな話が
二郎センセの端正で可愛らしい絵で描かれていくのは1巻と同じです。

1話ごとに生物学者・池田清彦氏の「『まるまる動物記』につっこむ!」という
2ページの解説というか、つっこみの文章が入るのも1巻と同じ。

なので、なんか科学番組か大学の授業でも聞いているようなカンジのマンガって言うか。

第13話「白兎の話の本当のはなし」なんて、論文としてもすごく面白いと思った。
「因幡の白兎」でウサギに騙されたのはサメか?ワニか?

 原典である「古事記」や「因幡国風土記」では
 ウサギに騙されたのはサメではなくワニ(和爾)となっているのだ

 教科書では“サメ”となっている

 その根拠は
 日本にワニがいないことと
 山陰地方の方言ではサメのことをワニと称するからである
 歴史学者の喜田貞吉(きた さだきち)は
 明治の国定教科書で
 初めて「因幡の白兎」のワニを
「ワニザメ」と表記した

 以来 ウサギに騙されるのは
 サメであると一般に知られるようになったのである


なるほどー。私もサメの絵とワニの絵とどちらも見たことがあるような気がする。

 実は東南アジアには
「因幡の白兎」と似た民話がある


とのこと。そこでは、

 カンチルという
 ウサギほどの小鹿が登場して
 ワニを騙すのである


等、類型的な話が各地に存在するそう。

 こうして見ると
 川に一列に並ぶワニの
 シチュエーションは いかにも
 自然でありそうな話だ


うんうん、海に並ぶサメってのはちょっと無理がある?
‥‥と、すごく知的好奇心が刺激される話なんですよね。

他にも、寄生の話とか、立派な巣を作る鳥の話とか、面白いなって
思う話があるんだけど、だんだん読んでいくのが面倒になってくるんですよね。
小難しくなり過ぎて。とにかく文字が多いし!

うーん、二郎センセ、これは力作ではありますが、
打ち切りになるのも分からないでもない‥‥

でも最後の2話は、人間が出てくることもあって、
岡崎二郎らしい話(『アフター0』のような)にまとまってると思います。
こういう話、もっと読みたいなぁー。

特に最終話が、ちょっと自虐的なところも含めて面白かった!

 哲学入っちゃってるし――

って、アシスタントに言わせてるけど、ハハハ。

ラストのヒネリもなかなか壮大で面白かったです。傑作ですね。

二郎センセの新作マンガ楽しみにしてますからね!

でも、この『まるまる動物記』1巻も2巻も、じっくり読めば読むほど、
知的好奇心がかきたてられて(無駄にマニアックな知識もいっぱい!)
いろいろ考えさせられるマンガだと思います。
この値段は安いですよ!

まるまる動物記(1) (アフタヌーンKC)

まるまる動物記(1) (アフタヌーンKC)

  • 作者: 岡崎 二郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/04/06
  • メディア: コミック



タグ:岡崎二郎
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岡崎二郎『まるまる動物記』 [岡崎二郎]

4月6日(金)発売を待ちかねて、岡崎二郎『まるまる動物記』買いました。

まるまる動物記(1) (アフタヌーンKC)

まるまる動物記(1) (アフタヌーンKC)

  • 作者: 岡崎 二郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/04/06
  • メディア: コミック



岡崎二郎のファンなんですが、この作品の掲載誌『good! アフタヌーン』
一回買ったことがあるんですが、他に読むマンガがなかったので、
単行本になるのを待ちかねてたんです。

その時雑誌で読んだのが、第8話「楽園での闘争のはなし」
ブログにも感想を書いてます。
岡崎二郎『まるまる動物記』第8話http://shizukozb.blog.so-net.ne.jp/2010-03-08

岡崎二郎先生はSF漫画家って位置づけになっているらしい
(単行本の帯にもそう書かれている)ですが、私は、
二郎先生(つい先生って呼んでしまう)の無駄にマニアックな知識とか、
端正で丁寧に描かれていながら、かわいらしい絵柄とか、
そんなところが大好きなので、この「まるまる動物記」期待してたんです。

本屋の駐車場の車の中で待ちきれずに読み始めましたが、
やはり面白い! マニアックな知識に知的好奇心がビシビシ反応します。

第1話「見る者たちのはなし」
二郎先生お得意の恐竜の絵から始まるところが、いかにもってファンには嬉しくなります。
恐竜たちの見た世界はどんなだったろう?と
「化石から色彩を読みとることは出来ないからだ」
‥‥うんうん、そうなのよねって読むと、
「恐竜の子孫とされる鳥類は私たちと同じ世界にあって‥‥
 全く違った色の世界に生きているのである」

‥‥えっ、そうなの?
「カラス対策で宇都宮大学の杉田昭栄教授が作ったゴミ袋は
 紫外線をカットする特長を持っている」
「袋は黄色の半透明で 中身が見えているのに カラスは
 それが食料だと気づかない」

‥‥へー、知らなかった! 興味深い!!
「鳥は網膜に 光を感じる四種類の視細胞があり
 ヒトは一~三種類
 大部分の哺乳類は 二種類しか持っていないのだ」

‥‥そうか、見ることに関しては哺乳類は鳥にはかなわないのか?
 いえいえ、ラストはなかなか含みのある言葉が――。

という、第1話は、たった12ページという短いもの。
これに生物学者・池田清彦氏の「『まるまる動物記』につっこむ!」という
2ページの解説が付きます。
「鳥は恐竜の子孫だ」という表現があるけど、これはまだ議論に決着がついていない部分だとか。

第2話「よい声と性のはなし」
コオロギが擬人化された絵ではないのに、すごく人間臭く感じられてカワイイ(?)
「ねーちゃん かいらしのー!! 茶 行かへんけ??」(コオロギの求愛鳴き)
「なんじゃ われ!!」「何見とんじゃ われ!!」(闘争鳴き)

そしてカマキリの交尾シーン
ついにメスカマキリの背に飛びついたオスカマキリ
「あばれんなよwwww!! 落ち着けよwwww!!」「すぐ済むからよ!!」
‥‥なーんて、あくまでも写実的なカマキリがエロマンガのようなセリフを吐いて、
同じコマに「でも二時間くらいかかる」とあって笑える。
そのオスカマキリは交尾途中でメスに頭を食べられてしまい、それでもなお
そのオスは交尾を続けた――というなかなか衝撃的な話。

解説の池田清彦氏によると「カマキリが『首チョンパになっても交尾ができる』ってのは本当。
交尾を抑制している回路が解除されるので、首があった時よりもモーレツに交尾することになる
」とのこと。

‥‥というような毎回マニアックな知識満載の話が10話載ってます。
  もちろん各話に池田清彦氏の解説入り。

どの話も面白かったけど、私は、この第1話、第2話のほか、
空の果てを目指して飛んだミツバチの話(第5話「空の果てのはなし」)や、
「何で私らトラはトラ柄なんやろ??」って考えるトラの話(第7話「かっこいい模様のはなし」)が
好きです。関西弁を話すトラ、かわいい! ちゃんと、のり つっこみしてますし。

10話読んで、あれ、私が雑誌で読んだ8話って、かなり前のことだったけどって思ったら、
これらの10話、「good! アフタヌーン」#02から#11に掲載された作品ってことで、
今年の3月に発売された「good! アフタヌーン」は#21‥‥ってことは、
もうすぐ次の単行本も発刊できるのかな?

講談社さん、単行本にするのに時間かかりすぎです!
第2巻を待ってますから、早く発行してくださいね!!

この本、岡崎二郎やマンガに興味のない方でも、
動物や昆虫が好きな方などには興味深いと思います。
中学校あたりの図書館の蔵書にいかがでしょう?
知識がマニアックすぎるので、理科の成績が上がるという効果はないかもしれませんが、
生物学などに興味を持つにはとてもいい本だとお勧めします!
マニアックな昆虫の知識などに夢中になる小学生にも大丈夫ですよ。
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岡崎二郎『まるまる動物記』第8話 [岡崎二郎]

岡崎二郎先生、やっと「good! アフタヌーン」での連載
『まるまる動物記』読みました。

小学館の「ビッグコミック」に載らなくなってから、どうされたのかなー?と
心配していたら、講談社の「good! アフタヌーン」で連載していると知ったのですが、
なかなかその雑誌がわからなかったんですよね。
2ヶ月毎の発売というのを調べて、前回、本屋でなんとな~く探してみたんですが、
発売日からちょっと過ぎていたので、ないのかなーと。
で、今回はちゃんと発売日(3月5日)に本屋に行きました。でも、やっぱりわからなくて、
思い切って店員さんに尋ねたんですよ。そしたら、想像していた
青年コミック雑誌ではなくて、分厚い少年コミック雑誌のコーナーに積んであったので、
あ、前回も聞いてみれば見つかったかもと、ちょっと残念だったんですが。

『まるまる動物記』もう第8話なんですね。
「楽園での闘争のはなし」として、サンゴ礁の中の魚たちの物語。

あ、こういう話、いいじゃないですか! いかにも先生らしい。
無駄なほどマニアックな知識というかウンチクがちりばめられていて。

 タマカイにシマキンチャクフグ、に擬態したコクハンアラ、
 ハチワレというサメ‥‥どれ一つとして知っている魚はないですねー。

でも、魚たちがリアルに描かれているのに、童話に出てくるような
かわいらしさ、人間臭さがあって。「サンちゃん」の世界ですね。

で、この雑誌では、ごていねいに(?)、構造主義生物学者の池田清彦氏による
「つっこみ」のページがあるんですね。
まー、科学者がつっこみたくなるほど、マニアックな話なんだってことですね。

「人間がちっとも登場しない新・科学綺談」ってキャッチフレーズがついてたけど、
人間が登場しなくても、それぞれの魚たちがキャラクターになっているから、
先生は、人間を描くより、動物を描いた方が合っていると思いますよ。

でも、他の作品が、あまり読めるのがないんですよねー。
680円ってのは、この分厚さからしたら妥当だとは思いますが、
先生の作品14ページだけが目当てにしては高い。

なので、単行本になるのを待ってますね!
マニアックな動物たちの話が詰まった本になるわけで、楽しみにしています。

毎回、読み切りで、話を考えるのは大変でしょうが、頑張ってください!

しかし、「ハチワレ」と言われると‥‥やっぱり思い浮かぶのは、
ちゃとらとはちわれ」のムギ師匠でしょうか。毎日ブログを楽しみに見ています。
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オマケ
スーパーの鮮魚売り場で「せいご」と書かれた魚が安かったので買ってきました。
ふーん、聞いたことのない魚、でも「塩焼き・ムニエルに」と書いてあったので、
塩焼きで食べました。あっさりした白身の魚ですね。
(以前「マナジという魚」を買ったときは何も書いてなかったので、
 鮮魚売り場の人もちょっと進歩したのかなと)
ネットで調べたら、出世魚「スズキ」の幼名。ただし地方によって呼び名は
様々に異なるとのこと。銀色の体色が美しい魚ですね。
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「宇宙家族ノベヤマ」一挙2話掲載 [岡崎二郎]

岡崎二郎ファンである私なので、
2月16日に出た「ビッグコミック3.17増刊号」に
「宇宙家族ノベヤマ」が2話も載っているのは当然読んでました。

‥‥だけど、うーーん。どうも私はこのシリーズは好きでないなー。
二郎先生の絵は異星人を描いても可愛いから、
今回のクササキリサも、スターウォーズにでも出てくるような、
可愛いキャラクターなんだけどねー。
メルヘン的な夢のあるストーリーならそれでいいんだけど、
ヘンに科学的な理屈ばかりで、登場人物が活動していないのよねー。
なんか、DNAがどうとかって、理論ばかり披露されても‥‥ってカンジ。

スターウォーズは、宇宙を舞台にしているけど、
ストーリーは、中世騎士物語なのよね。
ノベヤマも、異星人からのミサイル攻撃に、宇宙艇を発進させたりして、
アクション的なエピソードを入れようとしているのかもしれないけど、
どうも、全体の中で必然性があまり感じられないような気がする。

科学的、というかリアルにこだわるのなら、
(私はそういう知識はないから的外れなことを言っているかもしれないが)
出てくる異星人が皆、人間に似ているというか、
地球の動物などから想像できる範囲なのはどうして?
大きさも人間とほとんど同じってのは、可愛いマンガのキャラクターにするため?

異星の環境の中では、アリくらいの大きさの知的生物が支配していても
いいと思うし、ウィルスくらいの小さな生物という可能性だってある。
反対にものすごく大きな異星人というのもあると思う。
地球上の生物にしたって、大きさも色々だし、寿命もそれぞれ違う。
人間の寿命は、地球の誕生から今までの時間からしたら、ものすごく短い。
しかし、数日の命という昆虫から見たら長いだろう。

最近、地球型の惑星が見つかったというニュースを聞いた。
しかし、異星人がそこに住んでいても、
光速で飛ぶ宇宙船が作れたとして、
人間は、一生かかって飛んでも、会うことはできない。

宇宙の大きさに比べたら、人間はものすごく小さくてはかない。
星を見上げていると、そんな気が遠くなるような思いを味わう。
この宇宙の果てはどうなっているのか?
宇宙の真理を知りたいと思うが、私の生きているうちには無理だろう。

アリが知性を持っていたとして、彼らが地球全体の姿を理解できるだろうか?

しかし、一万年生きる宇宙人がいたとしたら、宇宙旅行も
海外旅行くらいの感覚でできるかもしれない。
「ゾウの時間 ネズミの時間」という本によると、
一般的に体が大きいと寿命も長いとのことだ。それぞれ別の時間が流れているので、
わずか数日の命の昆虫をかわいそうと考えるのは、あくまで人間の時間の感覚だ。

二郎先生の昔の作品(アフター0「オクラホマおじさんの逆襲」)には、
日本中の、かのファーストフードのマスコット人形のようなオクラホマおじさんが
突然歩き出して、富士山に集結する。
一万年前に地球にやってきたエイリアンが、人形の素材に使われていたためで、
そこへ巨大な円盤が飛んでくる。
一体何が起きるのか、日本中が恐れおののき見守る中、円盤生物は、
「お変わりありませんか?」「では、一万年後にまたお会いしましょう」と、
いつもの挨拶を交わしただけで去っていったという
なかなかシャレた話があった。
(これだけの話がわずか10ページの作品なんだから‥‥もったいない)

アフター0―著者再編集版 (1)

アフター0―著者再編集版 (1)

  • 作者: 岡崎 二郎
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/07/30
  • メディア: コミック


こちらの著者再編集版の「アフター0」1巻に収録されています。'91年の作品とのこと。
2008.2.29-013.jpg
アマゾンには画像がないようなので、私の持っているコミックの画像をアップします。
左が、著者再編集版の「アフター0」1巻。右は最初に出た「アフター0」3巻。

地球が珪素生命体で、意識を持っているとかいうのもあった。(アフター0「語れよ真空の中で」)

それに比べると、ノベヤマは、宇宙を舞台にしているけど、
今回(第12話「客人」)に出てくるホームステイのように、
国際交流ならぬ宇宙人交流をする話なんだけど‥‥やはりその宇宙人というのが、
どうも生き生きしてないのよねー。
これは、ノベヤマたちが会う異星人が、その星の代表団ということもあるのかなー?
外国に行って、その国の本当の姿を知りたいと思ったら、
表敬訪問で政治家に会うのではなく、一般家庭にホームステイするのがいい。

ノベヤマが今ひとつ魅力がないのは、彼らはいわば異星人と表敬訪問しかしていない
からじゃないだろうか?

あーー、なんかダラダラと感想を書いていたら、こんなに長くなってしまった。
まぁ、私にとって「宇宙家族ノベヤマ」は色々なことを考えさせてくれるマンガであります。
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岡崎二郎の特別読切マンガがオリジナルに [岡崎二郎]

1月18日金曜日の夜に、いつものようにビッグコミックオリジナルを買って帰宅したダンナの第一声。
「おい、二郎先生が載っているぞ」
えっ!? 前号の「次号のお知らせ」に二郎先生のニの字もなかったのに?
と、見てみると、確かに(見落としてしまいそうな終わりの方にだが)
岡崎二郎「ガイア動物記」という16ページの読切マンガが載っていた。

岡崎二郎は動物を描くのがウマイ。猫好きの心をくすぐる「NEKO2」もそうだし、
オリジナルで連載を始め、途中からスペリオールに変わって連載された
「国立博物館物語」も、生物のウンチク(知識)を上手く生かしていて、
毎回8ページの短いストーリーだったけど、好きだった。

今回、表紙の印象は非常に良かった。
「太陽系第三惑星生命体の神秘」という副題も期待させられた。
相変わらずネームが多い。エコーロケーションなどというウンチクや、
鯨が哲学してるのも、まぁ、二郎先生の持ち味ではある。
だけど‥‥読み終わって、うーーん。
鯨の最後のセリフじゃないけど、「なんとも妙な気持ちだ。」
まぁ、一度でパッと面白いーとならない読後感も、いつものことではあるが‥‥

鯨が深い海の中で出会うのは、プレシオサウルス?
なんかそこが唐突のように感じたのだが‥‥
宇宙と同じく、未知の世界である深海には、まだまだ私たちの知らない生物が
蠢いているとは思うけど、なんかこの生物が出てきたことで、リアルさがなくなったし、
別にフィクションでも、ファンタジーになれば、それはそれでいいんだけど、
せっかく出てきたのに(1ページ1コマという迫力で)鯨と何の接触もないのは、
なんだかもったいないというか‥‥。

しかし「宇宙家族ノベヤマ」はどうなったのか?
二郎先生のマンガが載らないだけじゃなくて、ビックコミック本誌が、どうも最近面白くない。
なんか、ストーリーがいつまでも進まないようなマンガばかりのような気がするのだが。
その点、「オリジナル」はずっと充実している。「弁護士のくず」に「あんどーなつ」
最近では「深夜食堂」がいい雰囲気で好きだ。
ずっと昔からの連載「三丁目の夕日」も「あじさいの唄」も毎回ほんわかさせてもらっている。


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岡崎二郎「サンちゃんと謎の病原体」 [岡崎二郎]

今日はパートが休みで、朝は天気が良さそうだったので、張り切って洗濯をしたら、昼過ぎくらいから時雨も降るような寒い日になった。まぁ、11月も下旬なのだから、これくらい寒いのは当然なのだが‥‥。
先週金曜から日曜にかけて、山梨で田舎暮らしをしている友人から同窓会の誘いがあったので行ってきた。今日はそのことをブログ用に書いて、アップした。

そして11月17日発売の「ビッグコミック12.17増刊号」に、岡崎二郎の「アフター0 Neo」が載っているので、ちょっと遅くなったけど、感想をアップする。(例によってネタバレもあります)

今回はサンちゃんの話。EPISODE25「サンちゃんと謎の病原体」
まー、いつものように文字が多いし、理屈をこねまわしているけど、二郎先生のマンガは、病原体までもが結構イイ奴というか、ほのぼのすると言うか‥‥人間の体内から汚染物質を排出させるウィルスなんてねー。

そういえば、あれだけ騒いで、中国からの渡航者が制限されたSARSは、もう終息したのかな? 2003年だったか、国際交流のイベントで、中国への往来が中止となったりして大変だったが‥‥
私は科学的なことはよくわからないのだが、ウィルスはどこへ行ったのか?そもそも、そのウィルスはどういうわけで発生したのか? いまや国民病とも言われる花粉症にしても、私が子供の頃はほとんどなかったし‥‥。鳥インフルエンザでも、ウィルスが人間にも感染するように変異するととても危険だとか言われている。
こんなネタで、例えば「ゴルゴ13」なら、リアルで救いようのないアクション劇画にするのだろうが、サンちゃんや茂老(モロー)博士がかわゆいアフター0は、あまり盛り上がりとかもないまま、ほのぼのと終わるのである。まー、それがいいとか悪いとかではなくて、二郎先生の作風というか個性なんだから、こういうマンガは私は好きだけど、まぁ地味だし色気もないから、国民的ヒットにはならないだろーなー。

この増刊号では他に、星里もちるの「道草探検隊」がとても良かった。絵柄がかわいくて好きということや、猫が出てくる話ということももちろんだけど、家族の愛情を描いているところにジーンとした。さりげないユーモアもいい。
そして、巻末カラーの「銀のしっぽ」こちらも子犬がかわいいし、何度も生まれ変わって同じ飼い主のそばにいるという発想がすごい。飼い主が死んだら、ボクもう生まれ変わんのやめようと思う。というとこも。


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岡崎二郎「アフター0 Neo」黒い案内人 [岡崎二郎]

ビッグコミック10.17増刊号が出たので、早速、岡崎二郎先生の作品を読んだ。
「アフター0 Neo」EPISODE24 黒い案内人

今回は、非常に完成度が高い、優等生的な作品だと思う。
(以下、例によってネタバレもあります)

二郎先生の特徴が、一つがSFとすれば、もう一つが動物モノだろう。

二郎先生は、動物を描くのがとても上手い。マンガで生き生きと動かすためには、
図鑑的なポーズだけでなく、正面から、背面から、そして表情まで、
様々な姿を描かなければならないのだが、それぞれとても上手い。
ちょっとパターン化されている人物より上手いくらいだ。
(私は、そんなパターン化されているキャラも好きだけど)

そしてマニアックな知識もある。
ワピチなんて名前は初めて知った。(これは鹿の一種?)
まぁ私はアメリカのロッキー山中にピューマやオオカミが生息していることも
知らなかったくらい知識がないのだけど。
ノドグロミツオシエという鳥のことも、この作品の中で効果的に使われているが、
とても興味深い。「へー」という知的好奇心をかきたてられる。

今回の作品は、B.ハインリッチ、T.パグニャール共著「カラスはなぜ賢いのか」
という著述をヒントに描いたとのことで、私はその著述の内容を知らないので、
ワタリガラスが仲間の遺体を優しくつつく儀式が、実際に観察されたものかどうか
わからないのだけど、このラストはなんとなく心に染みた。


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岡崎二郎「アフター0 Neo」 [岡崎二郎]

なかなかブログのアップもできない今日この頃である。
フルタイムで働きながら子育てしているという女性も多いというのに、
ちょっとパートのシフトがキツいくらいで、疲れたとか言うのは
(私の場合、子育てもほとんど終わっているのに)だらしないと思うのだが‥‥

岡崎二郎のマンガ「アフター0 Neo」が、
7月17日発売の「ビッグコミック8.17増刊号」に載っていて、
当然読んでいるのだが、なかなか感想がアップできずにいた。

今回は前々回(2月に発売された3.17増刊号掲載)の
JAF(外宇宙よろず引き受け業)のシリーズで、前回の話がとてもよかったので
期待して読み始めたのだった。
(以下、例によってネタバレです)

(Photoshopで宇宙っぽいイメージを作ってみました)

JAFの3人組が休暇に入って地球に戻ってくる。
宇宙船や、土星・タイタン上空の宇宙港、地球の重力が重いということ、
そんなSFの世界が二郎先生の端正な絵で描かれているのがイイ。
占い好きのジャニーが風水グッズにこだわっているのも期待させる。

だけど、それから後半、理屈っぽくなって、私としては
うーーん、というカンジもあったのだが、まー、二郎先生らしい話ではあります。

その理屈っぽい話というのは、月面で、この夏に打ち上げられる月周回衛星
「かぐや」のメッセージ・シートを捜すというストーリー。
実際に打ち上げられる衛星を200年後に捜すという話はなかなか洒落ているというか、
JAXAに取材協力したということで、「かぐやプロジェクト」のこと――主衛星と
2つの子衛星の軌道の微妙なズレを観測して重力を割り出すとか、
メッセージ・シートも実際に41万人のメッセージが集まって、シートに加工され、
衛星に取り付けられたとのこと――が詳しくわかるのも
新しい試みとして面白いと思うけど。

そして、タイムトラベルの可能性についての数式とか、コールドスリープ‥‥
そこらあたりがあまり理解できないのが、今回の話についてうーーんとなった
理由。これは私がいまいちSFが理解できていないせいなのかなー?

だけど、未来へコールドスリープして、自分の理論が正しいかどうか見てみたい
というのは全ての研究者の夢だろうなー。
(研究者だけでなく、全ての人が、未来はどうなったのか知りたいよね。
 コールドスリープというのは、ある意味、未来へのタイムトラベルと言えるのではないかな?)

※岡崎二郎のマンガについて、マイカテゴリーに分類しなおしました。


岡崎二郎の最新作2作 [岡崎二郎]

岡崎二郎の最新作が2作続けて載った。

ビッグコミック6.10号に「宇宙家族ノベヤマ」
ビッグコミック6.17増刊号に「アフター0 Neo」

発売日からいうと「ビッグコミック6.17増刊号」の方が先なんだけど、実は私もダンナもこの雑誌が発売されているということを全く気がつかずにいて、5月24日に「ビッグコミック6.10号」を買って「宇宙家族ノベヤマ」を読み、「相変わらず先生は難しいことを言ってるなー。でも二郎先生に『子育てって楽しい』とか言われても全然説得力がないんだけどなー」とダンナと話してて、気付いた。「あ、二郎先生の『アフター0 Neo』の載ってる増刊って、もう出てるんじゃない?」そこで近くのコンビニに行ったが、雑誌はなく、土曜に別のコンビニと本屋を回ったのだが、そこでもなかった。で、今日、私は別の本屋へ行って、そこでやっと増刊号を見つけて買ったのであった。そうしたら、ダンナも名古屋で買ってきたので、なんと、増刊号が2冊になってしまったのであった。今回はサンちゃんの話。結論から言うと、これだけ探し回って期待して買った割りには、「なんだかなー」ってカンジ。前回の宇宙の話が良かっただけにねー。ストーリーは、二郎先生らしいというか、宝探しとか、子供にだけ見える妖精(?)とか‥‥この記憶の扉を開ける磁気刺激装置というのは、「国立博物館物語」のスーパーE か、「時の添乗員」の床屋の椅子のようだなー。「共感覚者」という言葉は私は初めて知ったけど、ネットで検索してみると、言葉や数字に色が見える一部の人に見られる特殊な感覚だそうだ。最近の脳の研究とかでわかってきたのかなぁ。そう言えば、ランボーの「母音」という詩に、「Aは黒、Eは白、Iは赤、U緑、O青よ、母音らよ、」というのがあって、解釈は色々あるのだけど、彼には文字がそのように色がついて見えていた共感覚者だったのかな。でも、自分が描いたおばけの絵を取りに、燃える家に飛び込むかなぁ?(実際それで死んでしまったわけだし)軍相手の事業で大成功を収めるような人が――。


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